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(回答先: 【欧米列強が南米で行ってきた陰謀の歴史書】チャベス大統領→オバマ大統領…本たちまちベストセラー 投稿者 官からアメリカ人へ 日時 2009 年 4 月 21 日 14:03:01)
エドゥアルド・ガレアノはスペイン語圏では極めて著名なジャーナリストなのですが、世界的には知っている人は少ないでしょう。
一つだけ、小品ですが、彼の論文を和訳して私のサイトに載せています。
戦争は嘘をつく(エドゥアルド・ガレアノ)
http://doujibar.ganriki.net/translations/1-03,wartellsalie.html
中南米は、現在のイラクやアフガニスタンが味わっている運命を数十年以上も前から身に受けてきたのです。イラクとアフガニスタンの侵略と支配が「テロとの戦争」を口実に行われているのと同様に、それは主要に「共産主義との戦争」を口実にされてきました。
この点について、次の私の翻訳をご参照ください。
ラテンアメリカに敵対するアメリカ帝国とCIA(尊厳・主権・反戦平和の法廷:エクアドル)
http://doujibar.ganriki.net/translations/1-08.CIAcontraAmericalatina.html
ガレアノは今年のG20の後で『これはブラックユーモアだ』と次のように語り、IMFや世界銀行の役割拡大を痛烈に批判しています。
「G20での決定事項はブラックユーモアだ。嘲笑の追い討ち、傷口に塩をかけるようなものだ。とうていまともに受け入れられるものではない」。
「世界の意思であるかのように大量の融資を受けるIMFや世界銀行は断じて国際的な組織ではない。この2つを牛耳るのは米国であり、有力な数カ国だけが決定権を握っている」。
ラテンアメリカ各国はアフリカ諸国と並んで、IMFと世界銀行を通してネオリベラル経済に組み込まれ、国有・公有財産を米欧イスラエルの巨大資本に好き放題にむしりとられるという塗炭の苦しみを味わい続けています。それは鉱山や企業だけでなく、水道や鉄道といった基本インフラにまで及ぶのです。
そして、CIAなどの謀略・暴力装置に後押しされた各国の無能で腐敗した指導者達は、恥じることなく自国民を大資本による強奪に曝し続けてきました。
ガレアノは続けます「彼らはいままで、我々に自由市場の信仰を押し付け、国を潰し、我々にタイタニック号のオーケストラに合わせて躍ることを義務付けてきたのだ」。
(以上、資料はベネズエラのtelesurtv.netの記事です。)
http://www.telesurtv.net/noticias/secciones/nota/46681-NN/como-chiste-de-humor-negro-califico-galeano-decision-del-g-20/
Como 'chiste de humor negro' calificó Galeano decisión del G-20
日本人は、この中南米の歴史を他人事と思わないほうがよいでしょうね。2001年のアルゼンチンの国家破産の際に、アルゼンチン国民は街頭で鍋を叩いて抗議しました。それをせせら笑った日本の知識人もいただが、今度はあなたの番かもしれないよ。
もっとも、日本人は、鍋を叩くエネルギーも無く黙って自殺していくのかもしれませんが。悲しい予感です。