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http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20090410-OYT1T00004.htm
アフガン支援、イランと合同で麻薬撲滅や職業訓練へ…政府
アフガニスタンの安定化に向け、政府がイランと共同で麻薬撲滅や職業訓練などの支援に取り組むことで合意し、近く発表することが9日、明らかになった。
アフガン安定化は、オバマ米政権が最重要課題と位置づけており、日本としては、米国が国交を持たないイランとの協力を通じ、アフガン復興に貢献する狙いだ。
イランのアッバス・アラグチ駐日大使が読売新聞との会見で明らかにした。共同支援は、〈1〉麻薬の密輸ルートを断つための国境警備強化〈2〉民間部門とも協力した職業訓練〈3〉イラン国内にいるアフガン難民の帰還支援――が柱となる。特に麻薬については、イラン経由で欧州などに密輸され国際問題となっており、イラン側が取り締まりに当たるアフガン警察を訓練する一方、日本が車両などの装備を提供。両国が「得意分野」で貢献することで撲滅を目指す。
大使によると、両国は今月17日に東京で行われるパキスタン支援国会合に合わせて発表する方向で調整中という。イランは、核問題などを巡り国際社会と対立しているが、アフガン安定化では米国などと利害が一致する。日本との支援の枠組みに参加することで、国際的な孤立を脱する狙いもあると見られる。
一方、アラグチ大使は、北朝鮮による日本人拉致問題の解決に向け、「イランが出来ることがあれば、行う用意があると日本政府に伝えた」と述べた。北朝鮮との国交を利用し、仲介に乗り出す意向を示したもので、既に拉致被害者の家族とも接触したという。北朝鮮とミサイル開発で協力しているとの報道については、「何年も前にあらゆる協力を停止した」と否定した。
(2009年4月10日03時06分 読売新聞)