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イラン大統領、核技術の進歩を強調 米は疑問視
2009.04.10 Web posted at: 10:30 JST Updated - CNN
(CNN) イランのアフマディネジャド大統領は9日、同国が定める「核技術の日」を記念したテレビ演説で、核燃料や遠心分離機に関する技術の進歩を強調した。一方、クリントン米国務長官は同日、イラン側の主張を疑問視する立場を示した。
アフマディネジャド大統領はこの日、中部エスファハンから全国中継で演説。最近の核技術の進歩として、「燃料を成型加工し、原子炉に装荷する準備が整ったこと」「従来に比べ数倍の能力を持つ2種類の遠心分離機の試験を実施したこと」の2点を挙げた。
またアガザデ原子力庁長官は、中部ナタンツの核施設にすでに遠心分離機7000基を設置したと発表した。
これに対してクリントン長官は同日午後、「イランの核開発をめぐっては、何年も前からさまざまな主張を聞かされている。なにを信じればいいのか不明だ」と、懐疑的な見方を示した。一方、オバマ米政権が8日、イラン核問題をめぐる6者協議で同国と直接接触する姿勢を示したことに関連し、アフマディネジャド大統領の演説にこれを拒絶する意向が込められているのではないかとの指摘については、大統領の言葉に「特別の意味はないと思う」と否定した。
http://www.cnn.co.jp/world/CNN200904100001.html