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2009/4/9 10:00
http://netallica.yahoo.co.jp/news/73400
●なにしろレーダーだって誤探知する貧弱な軍隊がそんな仕事できるはずないとマユにツバする心ある人
はたして、うのみにしていいのか。アフリカのソマリア沖で4日深夜、海賊対策のために派遣されている海自の護衛艦が不審船を追い払った、との報道のことである。
防衛省の発表によると、護衛艦「さざなみ」はシンガポール船籍の船から「海賊らしき小型船が接近している」と無線で通報を受けた。そこで、不審船にサーチライトや大音響で警告し、計4隻を追い払ったというのだ。
本来、外国船舶は海自の護衛の対象外だが、防衛省は大威張り。「船員法の遭難船舶の救助規定に基づいて対応した」「強制力を伴っていないから問題ない」と“活躍”を正当化することも忘れなかった。しかし、これには「マユツバじゃねえか」という声が上がるのも無理からぬことだ。なにしろ、大誤報の防衛省の“大本営発表”なのである。
「麻生首相の入れ込んでいる『海賊対処法案』は、14日に審議入りする。この法案は、保護対象をすべての船舶に広げ、海賊への船体射撃も認める内容で、野党の反発は必至とみられている。そこに今回の事件です。体よく『外国船救出』の実績ができたわけで、あまりにもタイミングがよすぎます」(政界関係者)
そもそも、日本から1万2000キロも離れた絶海の船上で起きたできごとだ。日本のメディアが同行しているわけではないし、確認するのは難しい。
政治評論家の森田実氏もこう言っていた。
「日本の軍隊は、昭和初期にも邦人保護の名目で“法律にない出兵”をして、満州事変、日中戦争を引き起こしました。ソマリア沖の一件は当時とそっくり。法律にない外国船の護衛を既成事実化しようとしているのでしょう。古今東西、人気のない政権は国際緊張を高め、国民の目を外に向けて延命を図ってきた。悪しき常套手段です」
防衛省は昨年のイージス艦衝突事故でも、ウソをウソで塗り固めていたことがバレて批判を浴びた。“大本営発表”をそのまま信じない方がイイ。
(日刊ゲンダイ2009年4月6日掲載)
2009/4/9 10:00 更新