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核弾頭が飛んできていないのに飛んできていると国民に流すわけだからパニックになる。間違えば迎撃にまで発展し核戦争にも突入す
http://www.asyura2.com/09/wara8/msg/163.html
投稿者 TORA 日時 2009 年 4 月 05 日 15:10:01: GZSz.C7aK2zXo
 

株式日記と経済展望
http://www5.plala.or.jp/kabusiki/kabu189.htm
http://blog.goo.ne.jp/2005tora/
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核弾頭が飛んできていないのに飛んできていると国民に流すわけだから、
パニックになる。間違えば、迎撃にまで発展し、核戦争にも突入する。

2009年4月5日 日曜日

北朝鮮ミサイルが発射されたと報道するキャスターの表情(サンプロより)


同じく発射されたと報道をするアナウンサーの表情(サンプロより)


◆誤発表:「世界的な誤報」…海外メディア大きく報道 4月4日 毎日新聞
http://mainichi.jp/select/today/news/20090405k0000m030056000c.html

北朝鮮のミサイル発射をめぐる日本政府の誤発表は、韓国でもNHK報道を基に大々的に報じられた。通信社の聯合ニュースは午後0時18分(日本時間同)、「緊急」扱いで「北朝鮮ロケット発射」と速報。だが8分後には訂正を流し、同30分に「そういう情報はない」とする政府当局者の発言を配信した。

 青瓦台(大統領府)では李明博(イミョンバク)大統領が関係閣僚を集め会議中で、突然飛び込んだ情報の事実確認に追われた。誤報と分かり、弁当を食べながら協議を続けたという。

 同ニュースは、誤発表について「確認より迅速な情報提供を優先した結果と受け止められている」との見方を示した。また、他のメディアも「世界的な誤報」などの表現で大きく報じた。

 世界の通信社も誤発表に振り回された。ロイター通信やAFP通信は日本政府の発表を受け、東京発で「北朝鮮がロケットを発射した模様」と至急電で伝えた。だが、「情報は誤りだった。日本政府が発表を撤回した」と至急電で訂正した。

 中国国営新華社通信は、聯合ニュースと共同通信の報道を引用して「北朝鮮がロケットを発射した」と速報したが、間もなく「情報は誤りだった」と訂正した。

 ロシアのタス通信も、日本政府の「発射」発表直後に「北朝鮮が通信衛星『光明星(クァンミョンソン)2号』搭載のロケット『銀河(ウンハ)2号』を打ち上げた」と至急電で報じ、後にNHK報道を引用しながら「発表は誤り」と至急電で伝えた。【ソウル西脇真一、北京・浦松丈二、杉尾直哉】

◆デュアルの思想  「誤探知」の教訓 4月4日 左側のない男
http://lowell.cocolog-nifty.com/blog/2009/04/post-fb56.html

四月四日と四が二つも並ぶのだから、今日はあんまり縁起は良さそうではない。だから、きっと北朝鮮からはなはだ迷惑な疫病神「人工衛星」が打ち上げられるかもしれないと思った。だが、政府発表「北朝鮮から飛翔体が発射された模様」との正午過ぎの報道には、さほど驚かなかった。驚いたのは、五分後の「この政府発表は、誤って探知した『誤探知』」という訂正ニュースであった。二週間も前から通知していた事柄でこの体たらくだ。これがもし、予告もなく日本に向けて飛来する核弾頭だったら、取り返しのつかないパニックになるところだった。なにしろ、核弾頭が飛んできていないのに飛んできていると国民に流すわけだから、パニックになる。間違えば、迎撃にまで発展し、核戦争にも突入することだって考えられないことではない。単なる「誤探知」ではすまされない失態である。日本の防衛体制に不備があることを訓練ではなく、実地に思い知らせてくれたという意味では、北朝鮮には感謝すべきである。

 米早期警戒衛星に探知を依頼していることそのこと自体、日本の安全保障上問題だが、そこから情報を受ける防衛省/政府危機管理センターのお粗末さも相当なものだ。これでは、とても、緊急時の日本の安全保障は万全とは言えない。案の定、防衛省の最新鋭ガメラレーダー(千葉市旭市)の誤探知と判明した。米早期警戒衛星からはそのような飛翔体が発射された気配がないことから誤った探知と分かった。警戒衛星から発射されたとの情報がないのに、情報があったとわざわざ「付け加えて」、防衛省は(これで確認が取れたとして)政府に伝えたのか、機械と人間の間の関係にまで突っ込んで原因を探るべきだ。こういう場合、 

 デュアル(二重)思想が大事

だ。米の早期警戒衛星も二機ペアで警戒している。二機ともに探知した場合に初めて正確な情報、確実な情報として届けられる。悲しいかな、日本のガメラレーダーは一機のみ。これではいくら最新鋭でも、信頼性はない。このことを今回、あらためて示した。それでは、最新鋭の機器がとらえた「飛翔体」とはなんだったのか。この原因を早期に確実に把握するためにも、二機でチェックするシステムが最低限度必要なのだ。まさか、北朝鮮のいたずら、日本の防空体制がどの程度かをテストする「おちょくり」だったのかもしれない。

 今回の誤探知は、日本の安全保障は戦前の考え方とほとんど変わっていないことを示したといえよう。どんなに最新鋭であっても、いや、最新鋭であればあるほど、機器は二台でワンセットという考え方をしないと、その機器は役立たない。

 それともうひとつ、最新鋭の機器さえ整えれば、安全保障は高まるというのは間違いだという教訓も忘れてはならない。最新鋭の情報が正しいとしても、それが何を意味するのか、分析する有能な分析官の養成だ。日本にはこれができていない。このことを誤探知はさらけ出したといえよう。

それと、歯がゆいのは、日本にも飛翔体の追跡はできないが、歴とした情報収集衛星が二セット(光学衛星+レーダー衛星を1セットとして2セット計4衛星)が地球軌道を二十四時間回っているのに、今回のような事態にはほとんど役立たないということだ。一日二回、世界中のすべての地域の上空を通過し、地上の様子の情報を送ってはくる。しかし、今回のような刻々と追尾しなければならないリアルタイムで対応しなければならないケースでは役立たない。早期警戒衛星というもう一段高度な軍事衛星が必要となる。そんなことを考えると、何のための情報収集衛星か、と嘆きたくなる。日本の防空はハード的にも、ソフト的にも、さらに、ハードとソフトをつなぐ人材のいずれにおいてもお寒い限りである。このことを今回の北朝鮮「人工衛星」騒動は教えてくれた。

◆米が「人工衛星」にこだわる理由  日刊ゲンダイ 4月3日 左側のない男
http://lowell.cocolog-nifty.com/blog/2009/04/post-44e6.html

米は今度も「人工衛星」で切り抜けか

というのだ。北朝鮮は1998年にテポドン1号ミサイルを打ち上げている。日本の防衛庁は専門家のさまざまな精密分析から「人工衛星などではあり得ない」との見解をアメリカ側に説明した。しかし、当時のクリントン政権は発射したのは「人工衛星」と断定した。なぜだろうか。春名さんは当時、ワシントンにいて、米政府高官から同じ説明を聞かされたという。よくよく背景を探ってみると、人工衛星「光明星1号」の打ち上げという当時の北朝鮮の説明をクリントン政権が事実上認めたのは、どうやら「米朝枠組み合意」を守るためだったようだと書いている。高度に政治的なものだったというのだ。もし、そうだとすると、防衛庁は釈迦に説法ということになる。人工衛星ではないことぐらい重々承知していたのだ。それでも、素知らぬ顔で北朝鮮の言うように「人工衛星」であると、しらをきったということになる。

 で、今回はとなるわけだが、今回も、3週間も前に、デニス・ブレア米国家情報長官が(DNI)が上院軍事委員会で、人工衛星打ち上げとの北朝鮮の発表について「その意図だと信じる」と明言したというのだ。そういえば、ほかの高官の発言も、ミサイルだと言う人もいれば、衛星だという高官もいる。なぜだろうか。情報は確実につかんでいる。しかし、それをそのまま言えない状況があるというのが、春名さんの「読み」なのだ。つまり、オバマ政権の対北朝鮮政策がいまだ固まっていないからだという。それによって正確につかんでいるはずの情報の使い方が異なってくるのだ。「米政府・軍幹部の発言がぶれ、統一した見解が出せないのはそのためだ」と書いている。

 とすれば、事実がどうであれ、今の段階では、政治的には米国が人工衛星「光明星2号」と判断する可能性は高いことになる。これまで、日本政府は、ミサイルだ、ミサイルだと一本調子で無邪気に騒いでいる。しかし、米政府の政策が固まっていない以上、打ち上げ後に備えて、どう転んでも政治的な発言ができるように準備しておかないと、国際的には孤立する。事実、春名さんもコラムの最後で「米国が人工衛星『光明星2号』と判断すれば、強硬派は日本だけで、取り残されることになる」と指摘している。

 さて、そこで注目される小さなニュースを見つけた。4月3日付日経新聞夕刊総合面「ダイジェスト」欄である。隅っこの、それもわずか8行足らずの記事である。短いので全文以下にそのまま引用する。

 「ワシントン=弟子丸幸子 ウッド米国務省報道官代行は二日の記者会見で、北朝鮮が『人工衛星の打ち上げ』を通報し、準備を進めている問題を巡り、米朝間の"接触"は「先週」が最後だったと明らかにした。『北朝鮮は核問題を巡る六カ国協議の枠組みに戻ってもらいたい』と強調。ミサイルを発射した場合も六カ国協議の早期再開を目指す方針を示した。」 

とすれば、この点を重視するならば、米国は、打ち上げの事実がどうであれ、北朝鮮を刺激しないために、北が言うとおり「人工衛星説」をとることになる。 

 正確な情報を収集することは大事だ。正確な情報に基づいて国益を守ることはもっと大事なのである。情報はそのために使うものだというわけだ。国益がぶつかり合う国際政治はかくも非情なのだ。

日米安保は空洞化しており核の傘は破れ傘だ(報道2001より)


(私のコメント)
核ミサイル戦争の時代においては偶発戦争は起きないように万全の注意が必要なのですが、昨日の誤探知騒動は日本の自衛隊は大丈夫かという不安感を持たせる。日本は核ミサイルを持たないからそのような不安とは無関係でいられましたが、もし日本が核ミサイルを持ったとして、誤探知による偶発戦争が日本の場合起きうることを暗示させる。

日本人はテンション民族であり、異常なほどの神経質な性格を持っている。オリンピックの時など選手は緊張しすぎてベストタイムを出す事ができない。今回のミサイルレーダーサイトも担当の自衛官が過度の緊張を強いられた為に、勘違いを起こして誤報を発してしまった。

北朝鮮から日本までは7分ほどでミサイルが到達しますが、瞬時に防衛体制を整えないと手遅れになってしまう。米ソの冷戦時代は本物の核ミサイルが対峙しあっている時代であり、偶発核戦争の恐怖に米ソの首脳は耐えなければならなかった。それ比べると日本の政治家は太平楽であり国防の心配は無くみんなアメリカ任せでいるのだから二世政治家でも務まるわけだ。

アメリカの核の傘があると思っているから安心しきってきたのですが、最近のアメリカ政府の動きは核の傘の不安を持たせるものだ。もし中国なり北朝鮮が日本の核ミサイルを撃ち込んできたらアメリカは核で報復するだろうか? もちろんアメリカ政府は本土を危険に晒してまで反撃はしないだろう。しかし外交的には曖昧にしているから分からないだけの話だ。

日本は島国だから国境紛争とは縁がありませんが、戦前においては満州国境などで紛争が起きましたが、一発の銃弾でテンヤワンヤの騒ぎになった。その結果、日本全体が切れた状態になり天誅を加えるという名目で国境紛争から戦争へと発展してしまった。日本人はこのような軍事的緊張には耐えられない民族であり、切れやすく先制攻撃にまで行ってしまう。

北朝鮮のミサイル騒動にも日本は騒ぎすぎとも言えるのですが、核ミサイル戦争の時代ともなれば海などの自然の障害は防波堤にならず、先に核ミサイルを撃ったほうが勝ちになる。それを防ぐには核ミサイルで反撃するしか手段はないのですが、MDなどは気休めに過ぎない。

11時30分に北朝鮮のミサイルが発射されましたが、7分後には日本を通過していった。二段目のブースターが予定よりも近距離に落ちてきましたが、推進力が不足していたのだろうか? 日本が探知したのは発射から3分後で探知しましたが、予告時間が分かっていての時間だから、あまり当てには出来ない。

実際には24時間常時警戒していく必要がありますが、北朝鮮がノドンミサイルを打ち込んでくる時は百発ぐらい同時に撃ってくるだろう。そうなれば全部の迎撃は不可能であり反撃体制を整えなければ意味がない。反撃体制とは日本が核ミサイルで反撃すると言う事を分からせなければならない。

昨日の誤探知問題はMDシステムの欠点を示すものであり、装備がいくら整っていても人的なミスが起きれば日本中が大騒ぎになってしまう。ミサイル戦争の時代は人対人の神経戦の時代であり、米ソにしても核ミサイルの発射基地の人員教育には日頃からの訓練が必要であり、誤探知や誤操作でミサイルが作動しないようにダブルチェックシステムで予防している。

戦前から戦中の日本軍を見ても、長期にわたる対立と緊張が続く場合に、相手の出方を待つということが出来ずに、緊張に耐え切れずに先制攻撃を仕掛けてしまう。日清、日露、大東亜戦争も先制攻撃を仕掛けた。これは勝てばいいが負けると外交的にまずいことになり、日本は太平洋戦争の時もアメリカの出方を見るべきだった。

パールハーバーを攻めさせたアメリカや、グルジア軍が攻めてくるのを待っていたロシア軍のように、受けて立つ気構えくらいでないと失敗する。受けて立つのと後手に回るのとは全く違うのですが、情報分析力が決め手になる。ところが緊張状態が続くと冷静さを失って分析力が無くなり馬鹿げた事をしでかしてしまう。

今回の北朝鮮のミサイル実験はデーター収集のためには有効であり、ミサイル迎撃システムをチェックするには絶好の機会であり、国民の国防に対する関心を高める事に成功した。しかし冷静に見ればPAC3もイージス艦のSM3も能力不足であり金ばかりかかる兵器である事が分かる。気休めにはなるのでしょうが、核ミサイルを装備した方が安上がりだし外交的にも効果的だ。

しかし日本は食料もエネルギーも情報もみんなアメリカに頼っている。それに対する日本の外交安全保障戦略が無いわけですが、日本の政治家はアメリカに頼るのみであり、アメリカが「G2体制」として中国と組むという事になれば日本はどうなるだろうか? 中国は核ミサイルを持つ自立した国家ですが日本はアメリカの半植民地だ。

同じ立場だったドイツは東西ドイツが統一後、ロシアと組んでアメリカからの自立の道を選んだ。EUを結成してユーロという国際通貨を作った。ロシアもEUや中国と組んでアメリカ包囲網を作っていますが、日本だけがアメリカ追随外交を繰り返している。アメリカは外交的に行き詰まってオバマを大統領にしてアメリカ包囲網を崩そうとしていますが、アメリカ発の経済危機で泣きっ面にハチの状態だ。

アメリカは血迷って中国と手を組もうとしていますが、そうなれば日本は自立の道を選ばなければならない。「G2体制」は日本にとっては脅威であり日米安保の空洞化を意味する。さらにアメリカは中国に気兼ねして北朝鮮の核保有を認めミサイル開発にも容認の姿勢だ。アメリカが日本を裏切るのなら、日本はドイツを見習って自立の道を探るしか方法が無くなる。

 

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