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ミサイルと衛星どう区別する? 周波数不明 確認は困難
2009年3月29日 朝刊
長距離弾道ミサイルか、北朝鮮の主張する人工衛星を載せたロケットか。識別はどの時点で可能なのか。一九九八年八月のテポドン1号を振り返ると、見極めは簡単ではないようだ。
北朝鮮が打ち上げを予告したのは「試験通信衛星」。通信機能の存在を示唆しており、韓国メディアは衛星からの発信電波で衛星の存在が確認できる可能性を指摘している。
しかし、韓国政府関係者は「北朝鮮が周波数を公表しなければ現実的に確認は困難」と話す。日本の宇宙航空研究開発機構関係者も同じ見方だ。
頼みの綱は地上レーダーと静止衛星で軌道を二十四時間監視する米コロラド州の北米航空宇宙防衛司令部(NORAD)。「ソフトボール大の物体を確認できる能力がある」とされ、韓国政府関係者も期待をかける。
通信社・聯合ニュースは、NORADは発射後三十分以内に弾道ミサイルか衛星か一定の判断を下せると推測するが、韓国政府関係者の見方は慎重だ。
テポドン1号の際は北朝鮮が四日後に「人工衛星打ち上げに成功」と発表したが、関係国の判断は分かれた。米政府は発射半月後の九月十四日に「衛星打ち上げに失敗」と発表。日本政府は二カ月たった同十月三十日に「弾道ミサイルの可能性が高い」と最終結論を公表した。 (ソウル・福田要)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2009032902000096.html