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北朝鮮とミサイル防衛システムの裏側
2003年9月5日 田中 宇
http://www.tanakanews.com/0905korea.htm
湾岸戦争の時、米政府が高い命中率を示すために発表したパトリオット使用時のビデオ映像を分析し「このビデオを見る限り、一発も当たっていない」という結論を発表して注目されたのは、MIT(マサチューセッツ工科大学)のセオドア・ポストル教授(元国防総省顧問)だったが、同教授は今年3月、改良型のパトリオットについても「使い物にならない」とする分析結果を発表した。教授によると、ブッシュ政権は使い物にならないパトリオット迎撃システムを「十分使える」とウソを言い、これを全米に配備して今後の防衛システムの中核に据えようとしている。このままだと、本当にどこからか核ミサイルが飛んできたときに、実は何の備えもないということになりかねず、非常に危険だ、とポストル教授は警告している。
[関連]
米ミサイル防衛システムの茶番劇
2008年9月17日 田中 宇
http://tanakanews.com/080917missile.htm
以前、東京の外国人記者クラブ(FCCJ)で防衛省の研究員が記者発表した際、日本に配備されるパトリオットの迎撃能力を疑問視する質問が出た。その際、研究員は迎撃能力について直接答えず「実際にどの程度迎撃できるかということより、迎撃システムを持っていることで国民が安心できることが重要だ」という趣旨の回答をした。
カナダもアメリカ離れ
2005年3月17日 田中 宇
http://tanakanews.com/f0317canada.htm
「パトリオットの命中率は90%以上」と豪語していた国防総省は当初「テレビの映像では、そんなことは検証できない」と主張していたが、その後米議会の捜査部門であるGAOがこの件で動き出すと、命中率を60%に訂正し、しかも国防総省の関係者は私的なオフレコ会話では、実はパトリオットがほとんど当たっていないことを認めるようになった。
米軍の裏金と永遠のテロ戦争
2003年8月25日 田中 宇
http://www.tanakanews.com/d0825dod.htm
湾岸戦争から何年もたって、それらのハイテク兵器の命中率は、それまでの従来型の兵器に比べてほとんど高くないということが分かった。湾岸戦争の際、パパブッシュ大統領はハイテク兵器の象徴だったパトリオットミサイルについて「42発撃ったうちの41発は標的に当たった」と言ったが、命中率はもっと低いことが分かった。そして、そもそもハイテク兵器の開発など必要だったのか、という議論が起きたが、その時にはすでにハイテク兵器の開発費は防衛各社にばらまかれ、政治家はそのような議論には消極的だった。
MIT physicist knocks anti-missile system
Professor keeps blowing whistle on Pentagon pet
Keay Davidson, Chronicle Staff Writer Monday, March 3, 2003
http://www.sfgate.com/cgi-bin/article.cgi?f=/c/a/2003/03/03/MN148115.DTL
鴻池官房副長官:北朝鮮ミサイル迎撃「弾同士当たるの困難」
毎日新聞 2009年3月27日 東京朝刊
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20090327ddm005010014000c.html