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http://www.veoh.com/browse/videos/category/news/watch/v18020850RWceFzgt
http://www.pandora.tv/my.imonoyama/34645530
The Warlords Next Door?
http://www.channel4.com/news/articles/dispatches/warlords+next+door/2243452
ソマリア 潜入ルポ 利権に群がる人びと
http://www.nhk.or.jp/wdoc/backnumber/detail/081204.html
ソマリアの首都モガディシオは、取材班が滞在している間にも
至る所で銃撃戦と爆破テロが発生。
民主国家を作るという約束でイギリス政府などの支援を受けているものの、
暫定政府幹部は賄賂と利権構造の中でソマリアの人々を恐怖で支配していた。
取材班は、イギリスに家を持つ複数のソマリア政府幹部が
ソマリアで何を行っているかを突き止めるべく、モガディシオに潜入。
情報省の幹部ダルウイーシュ将軍の命令で、地元民の告発により多くの市民が
理由もなく連行され、賄賂を払うまで拷問され続けるという証言をもとに、
将軍のへのインタビューを敢行するが、本人は否定。
次に取材班は、市民を恐怖で支配しているという警察幹部タジヤ副長官に
取材を申し込む。
市民らの証言をもとに、警察が市民の財産を略奪しているという事実を
つきつけると、タジヤ氏は「警察の制服が盗まれており、
反対派の勢力などによる行為であって、警察はちゃんと機能している」と語る。
取材班は、これ以上の取材を続けると命を奪うという脅迫状を受け取り、
ソマリアを去るが、イギリス外務省を訪れアフリカ担当大臣のブラウン氏に
現状を突きつけた上で英国政府が支援する意味を問いただす。
ブラウン大臣は、「ソマリアから支援を引き上げれば現地はさらに地獄を見る。
悪魔と組んで長い目で見て国を立て直すという考え方もある」と語るのだった。
http://72.14.235.132/search?q=cache:C4qbBsDpSUIJ:plaza.rakuten.co.jp/kirimarukun/diary/200812060000/
ソマリアの首都、モガディシオは、世界で最も危険な地域となっている。
イギリスの支援を受けている暫定政府とイスラム原理武装勢力が、
爆撃戦を展開しているからだ。
暫定政府の遙任、特に今から述べる4名は、イギリス政府を深い繋がりがある。
ムハマド・ダルフィッシュ(ソマリアNSA局長)
ムハマド・ガマドリ(ソマリア政府の内相)
アフマド・タジール(警察の副長官)
アブドラヒ・ユスク(ソマリア大統領)
4人の給与はイギリスの援助金から支払われている。
イギリス中部の都市、レスターのキャッスルウォール街には、
内戦を逃れてきた人が大勢住んでいる。
対テロ機関のトップ、ムハマド・ダルフィッシュ将軍は、イギリスに居た間、
この街の大型スーパーで梱包の仕事をしていた。
ソマリアの情報機関NSA国家安全保障局の局長、ダルフィッシュ将軍は、
イギリスに家族がいるソマリア人を身代金目的に誘拐している。
自宅を訪ねると、息子が撮影拒否。
ソマリア政府の内相、ムハマド・ガマドリの自宅は、
ロンドン東部のレイトン・ストーンにある。
ガマドリ内相は、内戦で家を追われた難民への人道援助を妨害していた。
自宅では、ガマドリの娘が、父はここでの生活が気に入っていると言っていた。
イギリス中部バーミンガムに、モハディシオで警察の副長官を務める、
アフマド・タジールの自宅がある。
タジールの妻は、暫定政府を非難し、夫がソマリアでやっていることは
許しがたいと語っている。
6人の子供がいるが、夫から生活費は一切送られて来ない。
タジールの給与は、イギリスなどヨーロッパ諸国が負担している。
彼の部下たちは、恐喝や不当逮捕を行っていると非難されている。
ロンドンにある富裕層向けの病院で、ソマリア暫定政府の大統領、アブドラス・
ユスクは、イギリス人ドナーによる肝臓移植を受け、定期的に検診に訪れている。
ユスク大統領は、2002年に起きた暗殺事件の関与の疑いで、
イギリス高等法院で有罪判決を受けた。
しかし、2年後の2004年、ユスクは、イギリス支援のもと、
ソマリア暫定政府の大統領として迎えられる。
政府の内相、警察の副長官、元情報機関のトップ、そして大統領までもが、
裏でイギリスと強く結びついている。
取材スタッフは、ソマリアへ飛んだ。
対空砲火の音、爆撃の砲弾が着弾して、白煙が見え、叫び声が聞こえる。
子供たちが、さっきまでサッカーをしていた場所でだ。
地平線の方から銃声がした。通りには、まだ逃げ惑う人々の姿が見える。
暫定政府と反政府力の双方が住民を恐怖に陥れている。
ほんの数ブロック先のホテルから煙が出ている。
ソマリアでは、1991年から内戦が続いている。
2006年末、隣国エチオピアの軍事援助を受けた暫定政府が、
イスラム原理主義勢力から、モハディシオを奪回。
暫定政府が民主主義を表号したため、イギリスも支援したが、
さらに内戦は激化した。2007年には、およそ7000人の市民が犠牲になった。
欧米諸国は、イスラム原理主義の反政府が、モハディシオにアルカイダを
匿っていると主張している。
それもイギリスが、暫定政府を支援する理由のひとつだ。
反政府力の殆どはイスラム勢力の支持者で、
それに対して暫定政府の要人は、イギリスを繋がっている。
特に政権上層部の4人に対しての重要な告発を取材した。
ムハマド・ダルフィッシュ(ソマリアNSA局長)
イスラム政権が倒れても、イギリスは、またモハディシオをテロの温床と見ている。
そのため両国は、ダルウィッシュ将軍率いるNSA(国家安全保障局)を支持し続けている。
将軍も欧米の敵を一斉検挙するつもりだという。
モハディシオの刑務所、CID犯罪捜査部の本部、16の警察署、そして大統領宮殿の
地下には、悪名高い秘密の収容所があり、数百名が理由を明らかにされぬまま
拘留されている。
市民のダヒルの証言によれば、4m四方の部屋に、21人が押し込められ、
劣悪な環境で病気になっても何もされないままだという。
ダヒルは、97日間の拘留の末、イギリスの親類に1800ドルの身代金を
払ってもらうとすぐに釈放された。
身代金が払えるまで、拷問を受けつづけ、
指の爪を全部、剥がされたものもいるという。
市民のユスフは、CIDに28日間拘留され、暴行を受けたが、
イギリスの親類が400ドルの身代金を払い釈放された。
取材陣は、エチオピアの大使館を訪問。
ゲブレ大佐が、そこに、ダルフィッシュ将軍が来ていると教えてくれた。
将軍はインタビューを快諾。
しかし、誘拐も拷問も、「馬鹿げている。作り話だ。」と全否定した。
多くのジャーナリストは逮捕されており、
暫定政府軍は、個人的な民兵組織化している。
ハートリーたち取材班の護衛車も路上爆弾に直撃された。毎日、銃声が絶えない。
アフマド・タジール(警察の副長官)
ソマリア警察は、不当逮捕、不法拘留、賄賂の強要、違法な処刑を行っている。
タジールは、バーミンガムに6年暮らし、自動車工場の主任をしていた。
一ヶ月の基本給は1500ポンドで、皆勤手当てとボーナス、
子供の扶養控除も受けていた。
とても良い暮らしをしていたと自ら語った。
「あなたは、警察の副長官ですよね?」
「そうです。防犯部長も兼任していますよ。」
「権力乱用や拷問をしていると聞いていますが」
「ありえない。反政府力や一部の市民の仕業だ。
私が着ている制服は、簡単に買えるんだよ。」と言っていた。
イギリスは、危険な場所に出向き、数百ポンドの援助金の使い道を
確かめることもできない。
ソマリアでは、国連の情報によると、300万人が飢えに苦しんでいる。
アフリカ最悪の人道危機の一つになっている。
モハディシオ郊外の難民キャンプでは、女性と子供が、
ビニールや布切れのテント、国際援助に助けられながら暮らしている。
男性の姿はない。仕事を探しているか、戦っているか、死んでいるのである。
食料も医薬品も不足。援助団体の職員は、腐敗した一部の政府機関が、
食料や医薬品の配給を妨害していると証言している。
2007年、暫定政府の部隊が、WFPのソマリア事務所に押し入り、代表を拘束した。
さらに、反政府勢力が、支援物資を輸送する車両を襲撃し、
援助機関の職員を殺害した。
30万人が暮らす難民キャンプに、乳幼児向けの診療所は一つしかない。
栄養失調などの子供が、一日に300人も来るのに、80人しか収容できない。
しかも環境は劣悪だ。近くには、墓が沢山ある。
http://72.14.235.132/search?q=cache:2qG1GRb8UqQJ:plaza.rakuten.co.jp/kirimarukun/diary/200812060001/
「政情不安が続くアフリカ・ソマリアの政府幹部の多くが英国に家を持ち、
私腹を肥やしていることを明らかにするとともに、
英国からの支援が適切に処理されていないことを告発する。
ソマリアに潜入した取材班は市民を不当に連行し、
わいろを要求しているというダルウイーシュ将軍を直撃する。
しかし、将軍は取材班の指摘を否定するだけだった。
また警察幹部のタジヤ副長官に、警察が市民の財産を略奪している
という事実を突き付けると、「警察はちゃんと機能している」と語る。
そのうち、取材班に脅迫状が届くようになる。
そこで英国外務省を訪れ、ブラウン・アフリカ担当相に
ソマリア支援の意味を問いただす。
だが、「支援をやめれば現地はさらに地獄を見る。長い目で見て、
国を立て直すという考え方もある」という歯切れの悪い答えしか返ってこない。
(ジャーナリスト・エイダン・ハートリー)」
ムハマド・ガマドリ(ソマリア政府の内相)
イギリスの市民権を持つ。支援物資の配給を妨害している。
ガマドリは、「賞味期限切れの食料は混ざっている恐れがあるため、自分の
承認なしでは、一切の配給を行ってはならない」という書簡を国連に送っている。
「国家の規則にのっとり、国民の安全を保障する義務があるからです。」
「しかし、援助機関は、それを拒否していますよ。
内務機関が、支援物質に手数料を課そうとしていると言っています。」
「いいえ、口頭でも書面でも、そんな要求はしていませんよ。全くの事実無根です。
我々は、援助機関が直接、人々に援助物質を届けることを許可しています。
ただ、内務省としては、把握しておかなければならないことを伝えているだけです。
支援物質の書類の原本に目を通す必要があるのです。」
「なぜ、人々に配給する食糧やベビーフードの証明書が必要なんですか?」
「ここでは、食料を長い間、保管しているので、健康に害を及ぼす恐れがあります。
だから、人々の口に入る前に私たちが検査する必要があるんです。」
「ガマデリは、今はもうソマリアの内相ではありませんが、
今も議員を務めています。
彼の給与はイギリスの資金援助でまかなわれています。
ロンドンの自宅で休暇を過ごすと言い残して去って行きました。」
アブドラヒ・ユスク(ソマリア大統領)
2007年3月29日、ソマリアの首都、モガディシオで大規模なテロが起きた。
暫定政府の部隊が、反政府武装勢力に反撃を加えた。
この地域には、何千人もの民間人が暮らしている。
地元のカメラマンが提供してくれた映像には、
地元の人々の生々しい姿が映し出されている。
この戦闘もまた、暫定政府が仕組んだ戦略の一部だと言われている。
市民から反対勢力を一掃するため、民間人が暮らす地域で軍事作戦を遂行した。
攻撃の8日前のラジオ放送を入手。「この地域から武装勢力を排除したら住民に危害は加えない。
しかし、排除しない場合は、我々政府は、誰がいようと爆撃する。」
この声の主こそ、アブドラヒ・ユスク大統領だ。
民間人の安全を確保せず、国際人道方に違反したと非難されている。
ユスク大統領は、攻撃の前のラジオ放送で、脱出しなければ
危険が迫ると言ったことで、市民に事前警告は果たしたと主張している。
モハディシオの至るところで市民が攻撃の犠牲になった。
無差別攻撃の責任は、暫定政府、反政府側の両方にあるが、
暫定政府側の攻撃は凄まじく、軍事力では、明らかに上回っていた。
ハウィエの長老たちが、この事態を世界に伝えるため、
危険を覚悟で集まってくれた。
アフマド・ディリエは、84日間拘束され釈放されたばかりだ。
「ユスク大統領と彼の側近は、人権侵害の罪を犯しています。
私たちは、そのことをきちんと糾弾しなくてはなりません。
欧米諸国は、暫定政府を支援することで、ソマリアにいる
イスラム原理主義勢力を押さえつけることができると考えています。
しかし、暫定政府はが行っている軍事作戦は、逆の結果を齎しているのです。」
もし、家族を殺された人が銃を手にしたら、それは自衛とみなされるのか、
それともテロリストと見られるのか・・。
インタビューの最後に、長老たちは、注意すべき人物の名前を列挙した。
彼らについて詳しくはなし、彼らは、国際法廷で裁かれるべきだと主張している。
ユスク大統領は取材を何度も拒否。大物政治家から電話で、「嗅ぎまわりすぎている。
このままでは殺す」と脅迫される。
拷問、恐喝、人道援助の妨害、一般市民への爆撃。
これらの行いは許されるものではない。
イギリス政府は何故、腐敗の温床といえる政権を支援し続けるのだろうか。
ロンドンの外務省の前では、ソマリエ系イギリス人の抗議デモが行われていた。
「私たちの税金が、ソマリエで罪もない子供たちを殺している
ヤツラに与えられているなんて、あまりにも不当です。
ソマリアの人々が、動物のように扱われています。私も同じ人間なのに。」
アフリカ・アジア担当局外相、マーク・マロック=ブラウンに話を聞いた。
「イギリスは、ソマリアの何千人もの警察官の給与を一部負担しています。
しかし、モハディシオの住民から身代金目的で警察に
拘束されたという話を聞きました。
こんな警察をなぜ支援し続けるのでしょうか?」
「イギリス政府は、警察を改革するために支援しているのです。」
「その警察が、ひどいことをしているんですよ。」
「いいですか?国家が正常に機能して市民を守ってゆくためには、
有能な警察部隊が必要です。
我々はソマリアの警察を改善しようとしているのです。
理にかなった目標だと思いますよ。」
「私は、NSA国家安全保障に拘束された人々の話を聞きました。
指の爪を全部はがされるという拷問を受けているんですよ。
そんな政府に強力するというのですか?」
「もちろん、そんなことは絶対に受け入れられません。
こういう人権問題を見逃すのではなく、むしろ是正するために、
イギリスはソマリアに援助を行っているのです。」
「そのイギリスが提供している何百ポンドの支援物質は、
暫定政府に妨害され、実際には難民には届いていないんですよ。」
「それは許されないことです。
しかし、我々の視点から言えば、暫定政府の存在は、
生き地獄のような今のソマリアを変えるための、微かな希望の光なのです。」
「つまり、ユスク、ダルフィッシュ、ガマドリのような人々と協力し、
資金を提供してゆくと仰るのですね?」
「我々は、彼らに小切手をきっているわけではありません。
具体的な目的にそって、厳しく管理された援助プログラムのもと・・」
「しかし、彼らの給与も旅費もイギリス政府が負担しています。」
「いいですか? 選択は、2つしかありません。
1つは、現状に背を向けて援助プログラムを打ち切る。
つまりソマリアから手をひいて大量虐殺を野放しにしておくということ。
もう1つは、非常に悪い環境の中であっても、
少しでもマシな人間に支援するということ。
そのためには、時には悪魔と付き合う覚悟も必要です。
その2つに1つしかないのです。」
撮影陣は、モハディシオで唯一の病院であるメディナ病院を再訪した。
ムハマド・ユスフ外科部長は、連日手術に明け暮れている。
ユスク医師もまた、撃ち殺されそうになったそうだ。
手術室は血にまみれている。
「ここは、モハディシオで希望の光が見える数少ない場所のひとつです。
政治家や武装勢力が殺しあう中、
医師たちは懸命に人々の傷を癒そうとしています。
(いつも手術に明け暮れてやりきれないでしょう?)
ええ、確かに深刻な状況です。
でも、私たちは、これからも助け合って生きて行きます。希望は捨てません。」
戦闘は激しさを増している。
ソマリアの人々は、イギリスの支えによる
17年間の無政府状態を終わらせたいと願っている。
しかし、イギリスがこれまで行ってきたことは、更なる混乱を産む結果となった。
2008年9月、赤十字は、すべての紛争当事者に対し、
国際人道法を順守するよう緊急の声明を出した。
しかし、ソマリアでは今も犠牲者の数が増え続けている。