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米前副大統領がオバマ政権批判 テロ再発の危険を指摘
ワシントン(CNN)
http://cnn.co.jp/usa/CNN200903160004.html
米国のチェイニー前副大統領は15日、CNNとのインタビュー番組でブッシュ前政権の対テロ政策などを擁護し、オバマ大統領による政策転換は米国をテロの危険にさらすことになると批判した。
チェイニー氏は番組で、前政権はテロ再発から米国を守ることに成功したと強調。国内外から批判を浴びたテロ容疑者らへの尋問や、裁判所の令状なしの電話盗聴は、テロ阻止のために「絶対に必要不可欠だった」と述べた。そのうえで、オバマ大統領がキューバのグアンタナモ米海軍基地の閉鎖を決め、テロ容疑者らを拷問しないと明言していることに対し、「新たなテロの危険性を高める」と批判。テロを「軍事上の脅威」として扱わず、「法執行」上の問題として片付けようとする姿勢は、01年の米同時多発テロ以前まで後退することを意味する、と主張した。
同氏はまた、オバマ政権が前政権から引き継いだ1兆ドル以上の財政赤字について、「予測不能な事態に対応する必要があり、そのようにしたまでだ」と説明。同時テロやそれに続く対テロ戦、05年の大型ハリケーンなどを例に挙げた。
さらにイラク情勢をめぐっては、「暴力のレベルは9割も下がり、選挙や憲法が実現するなど、民主国家の建設という当初の目的は達成した」と、前政権の成果を強調した。
同氏は一方で、副大統領在任中、前大統領に意見を述べて退けられたことが2件あったと明かした。1件は、CIA(米中央情報局)工作員の実名漏えい事件で有罪となった元側近の恩赦を主張したが却下されたこと。もう1件は北朝鮮政策で、昨年のテロ支援国家指定の解除には反対意見を述べたが却下されたという。