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ソマリア海賊取締りに自衛隊派遣は??
ソマリア海賊取締りに自衛隊を派遣するという。しかし、どうも、いろいろな疑問がある。
1.ソマリアは政府が崩壊していて、国内経済が機能していない。だから、一部の人々が海賊行為に打って出ていて、ある意味、生きるためにしょうがなくてやっている面がある。だから、幾ら取り締まっても、彼らが普通に生計を立てることができるようにならなければ、彼らは海賊以外に生きる道がないので、海賊行為は続く。つまり、単なる対症療法でしかなく、根本的な解決にはならない。
2.もともと、ソマリアは、西欧諸国の操作によって内戦状態になったと言われている。植民地時代に一部の部族だけを優遇し、対立をあおっておいて自分たちは引き上げる。そして、その上で、虐待されてきた部族に武器を売り込み、次に、その相手にも武器を売り込むと言う構図だ。こういった歴史的な側面を全く報道しないまま、武器使用を許可する法案審議をすることは国民を欺瞞していると思う。
3.ソマリアは人口800万人ほど、埼玉県の人口よりも多少多い程度だ。だから、日本が本気になって援助していけば、かなり成果が上がるはずで、中国を説得して、日本と中国の合同プロジェクトとして、ソマリア復興を掲げればいろいろな意味でいいのではないだろうか?
4.最も良くないのは、自衛隊の海外派遣がこういった形で既成事実化して行き、武器使用がどんどんされていくことだ。こうして、自衛隊が戦闘をすることが普通のことと意識されるようになり、戦争に巻き込まれることになる。