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カーター元大統領:『聖地での和平は可能』:“We Can Have Peace in the Holy Land
http://www.asyura2.com/09/wara6/msg/630.html
投稿者 妹之山商店街 日時 2009 年 2 月 14 日 03:37:14: 6nR1V99SGL7yY
 

カーター元大統領:『聖地での和平は可能』
http://www.youtube.com/watch?v=JpKpWW-iPh8
http://www.veoh.com/browse/videos/category/news/watch/v17484620nMt5JaCE
http://www.pandora.tv/my.imonoyama/34362383

Carter Reflects on Middle East Conflict, Obama's Diplomatic Road Ahead
http://www.pbs.org/newshour/bb/politics/jan-june09/carter_01-28.html

ジミー・カーター米元大統領「聖地パレスチナに平和をもたらすことはできる;実現可能なプラン」
http://democracynow.jp/dailynews/2009%E5%B9%B42%E6%9C%8811%E6%97%A5%E6%B0%B4

Former US President Jimmy Carter: “We Can Have Peace in the Holy Land: A Plan that Will Work”
http://www.democracynow.org/2009/2/11/former_us_president_jimmy_carter_we

「アパルトヘイトではなく平和を」ジミー・カーター、パレスチナを語る
http://democracynow.jp/submov/20070910-1

一国家それとも二国家? パレスチナ=イスラエルの未来に向けた新しい展望
http://democracynow.jp/submov/20061128-2

Israel is facing a crucial choice between one state or two states.
One state will be a disaster for Israel,
イスラエルは一国家か二国家かの決定的選択を迫られています。
一国家はイスラエルにとって大きな打撃となります。

And so what Israel would have to do -- and
they don't want to do any of these -- is either have ethnic cleansing --
that is, force the Palestinians to leave the West Bank and Gaza --
and Egypt, and Jordan, and Lebanon don't want to accept them --
or deprive the citizens of that one state of a right to vote,
which they don't want to do,
or let the Palestinians have a majority and control the government.
Then you wouldn't have any more Jewish state.
So the only solution that is reasonable is a two-state solution.
イスラエルは民族浄化をしてパレスチナ人を西岸とガザ地区から追放するか、
その一国家の市民から投票権を奪うか、
あるいはパレスチナ人の多数派に政府をコントロールさせるかになるんです。
こうなればユダヤ国家はなくなります。
これらはいずれもイスラエルが賛同できるような案ではありません。
よって唯一の解決策は二国家共存策なんです。

-------------------------------------------------------------------

イスラエル国家の最も根源的な存立基盤、
他の事項は譲歩することができても、これだけは絶対に譲歩できないという
本質的存立基盤は、<ユダヤ人が絶対安定多数派を占める国家>
ということだと思います。
つまり、アラブ系住民が多数を占める国家になれば、
それはもうイスラエルではなくなるということです。
現在でも既にイスラエル国民の約二割はアラブ系住民です。
ユダヤ系住民の出生率も先進国中ではかなり高いのですが、
それでもアラブ系住民の出生率の高さにはかないません。

これこそが、イスラエルのユダヤ人にとっての本源的な問題であり、
本源的な恐怖の源泉だと思います。

10年後、20年後、50年後にはどうなっているのか、
数十年後には、イスラエルのユダヤ人とアラブ系住民とが拮抗するでしょう。
これはリアルな現実の話です。

では、イスラエルのユダヤ人はどうするのか?

まさか、21世紀現代においてイスラエルのアラブ系住民に
避妊手術を施すなどということができる筈もありません。

民族浄化を行うか、
確かに民族浄化はイスラエルの建国以来ずっと、
いや、正確にはダーレット計画に基づいて建国以前から
民族浄化を行ってきました。
21世紀現在、今、現在も、民族浄化を行っています。
東エルサレムで、西岸で、現在進行中です。
しかし、現在の民族浄化は大規模のものではありません。
数百万人のパレスチナ人を民族浄化できるような規模のものではありません。

イスラエル国内のアラブ系住民に対しても民族浄化を行ってきたし、
これもまた現在進行中です。
しかし、それは、住居の建て増しを制限するとか、
西岸からの婚姻者の入国を制限するとか、というものです。
イスラエルの人口の約二割、百数十万人のアラブ系住民を
民族浄化できるような規模ではありません。

では、どうするのか、
イスラエルの政治エリート層は確かに選択を迫られています。

しかし、ひょっとしたら、既に解答しつつあるのかもしれません。

例えば、分離壁はその一つの解答です。

1967年のラインを超え、自らの都合の良い領域を既に取り込みました。
東エルサレムと分離壁。
1967年のラインを超える「面積」については、
その「面積」分を、イスラエルの領土と交換すると、
既に申し出ています。
パレスチナ側も既に拒否しています。

「交換」する領土というのは、
イスラエル北部のパレスチナ人が多く住む地域です。

イスラエルのユダヤ人にとっては、
・イスラエル国内のアラブ系住民をイスラエルから切り離し、
・分離壁で切り取った領域を入植地ごと自国領土とする

そういう一挙両得、一石二鳥の『オイシイ』話ですが、

全く自分勝手なわがままそのものです。

一体、自国民を切り離すなどという国家が
21世紀のこの地球上のどこに存在しているのでしょう。

もちろん、当事者双方が、「それで納得する」というのなら、
部外者には何も言うことはありませんが、
パレスチナ側が拒否しているし、
イスラエル国内のアラブ系住民が、パレスチナ国家への
編入を求めているという話も私は知りません。

しかし21世紀現代シオニストの本当に恐ろしいところは、
他国の『フツーの』、『並の』国家権力者達には、
“やりたくても”現実にはできないことを、
やってしまう、やってしまえるところにあるのかもしれません。

他国の並の政治権力者達には到底できないようなことの数々を
現実に既に多くやってきているのですから。


ほんの14年前、クロアチア内のクライナ・セルビア人自治区では、
20万人前後が民族浄化されました。
殺害されたのは、二千人前後と思われますが、クロアチア国内のクライナ・
セルビア人自治区の20万人前後が、延々と続く長い長い行列を作り、
クロアチア国外へと民族浄化されていった光景は、目に焼きついています。

ほんの14年前のことです。
しかも国際的な関与の下でです。
世界の人々の眼前で確かに行われたのです。

ほんの14年前に起きたことが、これからも起きないとは誰にも言えないでしょう。

イスラエルは、この時のクロアチアの嵐作戦・閃光作戦を、
参考にしているという報道も読んだことがあります。

しかし、イスラエルの場合は、クロアチアとは
置かれている状況がかなり違いすぎるとも思います。

既に民族浄化されたパレスチナ難民が周辺諸国に四百数十万人も存在し、
その上更に、数百万人もの民族浄化をすることは、
カーター元大統領の言う通り、一つには、周辺諸国自体が、
これ以上受け容れられない。
これ以上のキャパシティがない。

また、21世紀現代において、四百数十万人もの民族浄化を、
現代世界の人々の眼前で、行えるとも思えません。

一つには、メディアの発達があります。
主要メディアの発達と、非主要メディアの発達の双方があると思います。
今回のガザ侵攻で、イスラエルがYouTubeに特設サイトを設け、
目的意識的に「メディア・ウォー」も戦いました。
BBCやCNNやアルジャジーラは24時間放送を行っています。
動画サイトの発信する映像を、いつでも簡単に自宅で
都合の良い時に気軽に観ることができるようになっています。

つまり、『闇』の中で、人知れず、行い、葬り去るということが、
21世紀現代では、かなり困難になっていると思います。

現代の政治権力者達も、そのことに一定以上の配慮を
せざるを得ない状況になっていると思います。
現代の政治権力者も御苦労なことだと思います。


また、現代イスラエル社会の病理の進行という問題もあると思います。

21世紀現代イスラエル社会は相当病んでいます。
文字通り“病んで”います。

『病んでない国なんてどこにあるんだ』という突っ込みが当然あるだろうから、
ついでに先に言っておきますが、確かに病んでない国など私は思いつきません。

しかし、イスラエル社会の“病み”も相当根深いことだけは確かです。

世界金融破綻の影響は全地球規模の問題ですから、これは普遍的な問題です。
貧困、格差拡大、物質文明、カジノ資本主義の跋扈、これらも普遍的な問題です。

しかし、イスラエル社会固有の“病み”という対象領域に限定した場合、

そのイスラエル社会固有の“病み”をもたらしているものは何か?

それは、まずもってイスラエル人自身の問題ですが、

それをとことん追求して欲しいものです。

イスラエル国内で暗躍するネオナチ
マフィアのボスが白昼の市内で車ごと爆殺される

「他民族を占領する民族は自由ではあり得ない」

確かに、現代イスラエル国民は“自由”ではない。

閉塞を打破する方向性に於いても、  

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