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増加する米兵の自殺、1月は前年の6倍か 戦死者超える
2009.02.06 Web posted at: 21:02 JST Updated - CNN
http://www.cnn.co.jp/usa/CNN200902060019.html
ワシントン(CNN) 米軍が5日発表した統計によると、今年1月に自殺した陸軍兵士は、調査中のケースも含め24人と、イラクやアフガニスタンで戦死した兵士16人を上回り、前年同月の6倍に上ったことが明らかになった。
陸軍によると、1月に自殺したと確認されたのは7人。ほかに17人が、調査の結果自殺と判定される見通しだという。前年同月の自殺者は、未確認の2人を含め計4人だった。
陸軍では昨年1年間で、自殺者が128人と過去最多を記録したことが明らかになったばかり。新たにまとめた1月の数字がさらに悪かったため、年間統計を待たずに月単位での発表に踏み切り、議会や軍幹部にも報告したという。
陸軍予備役兵と州兵の精神衛生を担当する臨床心理学者キャシー・プラトニ大佐は、1月の自殺者が多かったことについて「寒くて長い冬が絶望感を増幅した可能性がある」と指摘。また一般的な問題点として、うつ病や心的外傷後ストレス障害(PTSD)の治療を望む兵士たちに対する上官の態度、過剰な抗うつ剤投与による副作用、戦場への配置にともなう治療の中断や家族と離れることのストレスを指摘している。
陸軍では昨年の自殺者増加を受け、自殺の恐れがある兵士を周囲が早期に見つけ、予防の手立てを講じるための一斉訓練を今月から開始する計画だ。