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産経新聞
【オバマ大統領就任】ウォルフォウィッツ氏「落ち着いた演説だった」
2009.1.21 18:31
オバマ米大統領
産経新聞社内で行われた会合でオバマ米大統領について語るポール・ウォルフォウィッツ前世界銀行総裁(右から2人目)=21日午前、東京都千代田区大手町の産経新聞東京本社(荻窪佳撮影)
ブッシュ米共和党政権の国防副長官としてアフガニスタンでの対テロ軍事行動やイラク戦争を主導し、後に世界銀行総裁も務めたポール・ウォルフォウィッツ氏は訪日中の21日、東京・大手町の産経新聞本社内で、フジサンケイグループ報道幹部に対し講演と質疑応答を行い、20日のオバマ民主党大統領の就任演説について、「全体のトーンは極めて落ち着いたものだった」と論評した。
ウォルフォウィッツ氏はその理由として、「(現実的に達成不可能な水準に高めてしまった)期待値を意図的に下げようと努めた」と説明。そのうえで、長く厳しい道のりが控えていると警告しつつも、「そこから抜け出す」と言明した点を「すばらしいメッセージだった」と評価した。
同氏はまた、同大統領が「非常に中道的な」指名・任命人事を行ったのも、「自国が深刻な問題に直面していて、大いに有能な人々を求めざるを得ないと認識した」ためだとの見方を示した。
イラクについては「随分、安定してきたかに見え始めている今、不安定状況を作り出すことなく撤退するとの約束を守れるかが課題だ」と指摘。オバマ大統領はアフガニスタンでは北大西洋条約機構(NATO)など同盟諸国にも貢献増大を求めて情勢を好転させようとしており、「この問題は不可避的に日本にもやってくる」と予測した。
アジア政策では、米政府は党派を問わず中国の重要度を過大評価する傾向があるとし、「誤りのひとつが今日の中国を2050年に予想される中国であるかのように扱うことだ。中国は一部の者が考えるような超大国ではない」と批判した。
ウォルフォウィッツ氏は「(対照的に)日本は米国がアジアでなしたいすべての面で決定的に重要だ。米国が日本と強力な関係を持ち、日本を味方に付けて中国に対処すれば、中国との関係も良くなる」と論じ、ヒラリー・クリントン氏が国務長官指名承認のための議会公聴会で、日本を「米アジア政策の要石」と位置付けた点を称賛した。
http://sankei.jp.msn.com/world/america/090121/amr0901211832036-n1.htm
氏は同時に、「日本がもっと指導的役割、世界での責任感を示すよう、米国からの何らかの要求を単に待ち、渋々、要求に屈することがないよう期待する」と、積極的姿勢への転換を助言した。
http://sankei.jp.msn.com/world/america/090121/amr0901211832036-n2.htm