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■「出たい者だけが出る」緊急ドーハサミットが開催
2009年1月17日付サバーフ・ジャディード紙(イラク)HP政治面
【ドバイ:ロイター】
シリアのバッシャール・アル=アサド大統領は昨日(16日)金曜日、イスラエルとのアラブ和平提案は死んだと述べ、すべてのアラブ諸国に対し「ユダヤ人国家との全ての関係を断絶する」よう求めた。
昨日ドーハで開催されたガザ問題緊急会合は、予定より数時間遅れて開催され、開会に際しアサド大統領は上記のように発言した。アサド大統領はガザ侵攻への抗議のため、イスラエルとの全ての直接・間接的関係は遮断されなければならないと明言した。イスラーム抵抗運動(ハマース)政治部門のハーレド・マシュアル局長は、「ハマースはガザにおける停戦のためのイスラエルの条件を受け入れない。ハマースはイスラエルの攻撃が止むまで、軍事抵抗を続ける」と言明した。マシュアル氏はカタールに集まった全てのアラブ指導者に対し、イスラエルとのあらゆる関係断絶を求めた。
一方、イスラエルはハマースが停戦のために提案した条件のうち、少なくとも二つの重要な要素を受け入れなかった。その間、木曜日よりは縮小したものの戦闘は続いている。これに関連し、ドーハ会合に参加しているターリク・アル=ハーシミー[イラク]副大統領は、「イスラエルの残忍な攻撃に対抗する我々のヴィジョンは、攻撃を非難し、停戦はイスラエル侵略軍の即時かつ完全な撤退、通行所の開放、そしてガザ封鎖の解除を伴うものでなければならない」と述べた。
現地では木曜日にイスラエルの戦車がガザ市内にまで侵攻したことで、ガザ市民は衝撃を受けたが、昨日金曜日の朝は比較的平穏であった。救急隊は4時間の人道目的の停戦期間を利用して、木曜日に戦火が最も激しかったガザ市南東のタッル・ハワー地区から戦闘の犠牲者23人の遺体を運び出した。
この間、ラーマッラーでは数千人のパレスチナ人がアラブ諸国の首脳たちに異議を申し立て、パレスチナ内部での団結を求めて統一デモに参加した。これは、 21日前のイスラエルのガザ侵攻以来、パレスチナの多様な派閥(イスラーム主義者とナショナリスト)がガザ地区との連帯のもとで参加した初めての西岸でのデモである。
デモの参加者はエジプトのホスニー・ムバーラク大統領に対し非難の声をあげ、アラブの指導者たちに対し、アメリカと手を結んでいると糾弾した。
この記事の原文はこちら
http://www.tufs.ac.jp/common/prmeis/data/sabahjadid/090117sabahjadid_hd.pdf
(翻訳者:ダルウイッシュ・ ホサム)
リンクURL:日本語で読む中東メディア
http://www.el.tufs.ac.jp/prmeis/html/pc/News20090117_162034.html