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イスラエル:ガザ侵攻 エル・アッサー麻衣さん「ガザ空爆、停止を」 /宮城
http://mainichi.jp/area/miyagi/news/20090116ddlk04040148000c.html
◇夫の祖母が犠牲
◇もし大切な誰かが、爆撃や飢えで亡くなったらどう感じますか
年末に始まったイスラエル軍による空爆でパレスチナ自治区ガザ地区に住む義祖母が亡くなったとして、仙台市の女性が14日、同市内で緊急会見し、「もし大切な誰かが、爆撃や飢えで亡くなったらどう感じるかということを今一度考えてほしい」と攻撃停止を訴えた。【伊藤絵理子】
会見したのは、仙台市太白区の派遣社員、エル・アッサー麻衣さん(33)=旧姓・長倉。12日早朝、パソコン技術者で現在はサウジアラビア在住の夫ハテムさん(29)から、「空爆で祖母が死んだ」と携帯電話のメールを受けた。
ハテムさんは、エジプト国籍のパレスチナ人。祖母ファティマさん(96)は、1948年のイスラエル建国時に難民となり、ガザ地区南部のラファに移住した。11日夕方の空爆で家と庭の一部が崩壊し、近くに住む娘が駆けつけると庭先の椅子に腰掛けたまま死亡していたという。
ガザ地区は、通行が制限される状況が長く続いており、ハテムさんも近年はファティマさんと会えていなかったという。麻衣さんは「いつか会いに行きたかった。攻撃が間違ったことだと理解してほしい」と呼びかけた。
会見には、パレスチナの子供たちに給食支援を行っている「パレスチナと仙台を結ぶ会」の石川雅之代表(47)も同席。石川代表は「現地の知人からの情報では、ガザ地区は経済封鎖で食料も医薬品も燃料もない状況。攻撃による死傷者以外に、栄養失調やショック死も広がっている」と現地の状況を語った。
結ぶ会は11日に仙台市内で緊急集会を開催し、他県も含め約90人が参加。ほぼ全員で模造紙2枚にびっしりと書き込んだ寄せ書きを、在日イスラエル大使館に送付したという。さらに、18日午後2時から、「カトリック正義と平和仙台協議会」など他4団体と共催で、同市青葉区の勾当台公園で屋外集会とデモ行進「イスラエルのガザ攻撃を止めよう!緊急市民行動」を実施する。麻衣さんも報告と訴えを行う予定。問い合わせは結ぶ会(電話022・251・3106)へ。
毎日新聞 2009年1月16日 地方版