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転載元:Like a rolling bean (new) 出来事録http://ameblo.jp/garbanzo04/day-20100124.html
2010-01-24
連立内閣と市民との、「分裂」なき協調を決意したい22日に東京都の次年度の一般会計当初予算原案が出されました(都知事査定が1月8日からありました)。
築地市場移転について、強行突破のために莫大な費用が計上されています。
23ヘクタールの豊洲東京ガス工場跡地の買収が1260憶円、汚染調査費用や設計費が21憶円です。
前者の用地購入について言えば、すでに、有毒ガスの存在という事実からどうしようもないほど汚染されていることを知っていながら、人の生命をこの上なく軽んじて(反面、売主に対してはやたらと親切に)720憶円という汚染されていないことを前提の時価で、14ヘクタール分を買っていたことをこちらでも何度も書きました。
これは、全国、あるいは世界各国向けの魚や野菜が関わることですから、他人ごとではありません。
そして後者の汚染調査ですが、当初、あれだけ汚染されていたのに、イシハラ都政側は「日本の科学技術は世界に冠たるものだから、実地調査はしない(大意)」などと言い放っていましたが、その後、都知事が、もっとも汚染されているポイントだけ「汚染解消」できればいい、などと言って(誰もこの人に科学リテラシーを教えていないのか、都庁の技術職にリスクマネジメントの意識が根本から欠落しているか、単純に都知事周辺の暴走を止められないのか)、簡単な汚染除去実験をしてその後で1260憶円を投入して購入する、ということになっています。(買わないという決断がなされるとは到底想像できません)
東京新聞 2010/1/23
汚染除去実験を先行 築地移転先 都知事表明 購入可否判断材料に
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2010012302000099.html
老朽化した築地市場(東京都中央区)を江東区豊洲地区へ移転する問題で、東京都の石原慎太郎知事は二十二日、豊洲の予定地から見つかった有害物質を除去できるかどうかの実験を現地で行い、その結果で土地を購入するかどうかを決めると明らかにした。春から事業を本格化させる方針を転換した。この日発表された都の二〇一〇年度予算原案には用地費を計上したが、執行するかどうかは実験結果が出る七月以降になる。この築地市場移転=官製地上げを是が非でも強行突破したいイシハラ都政側は、都議会で予算が否決されたら、その採決自体をクビ長として否決してくることもありえます。
汚染除去に自信をみせている都は当初、先行取得していた一部の土地以外のすべての用地を四月から購入しはじめ、設計などの計画を進める予定だった。しかし、昨夏の都議選で第一党となった民主党が、土地の安全性の問題や「築地ブランド」保護などを理由に性急な移転に反対。都は二月に始まる予算議会で民主を説得する材料の一つとして実験することにした。
実験はこれまで都が計画していた除去方法と同じ加熱処理や微生物による分解処理などの手法を使う。今月末〜六月、環境基準を大幅に上回るベンゼンなどが見つかった場所を選び、十六カ所で実施する。広さは各十平方メートル。費用は七億円。(管理人:全面の土壌と地下水に複合汚染が広がっているのにたったこれだけの調査で結論が迅速に出せるという、なんという素晴らしい(反語)日本の先端技術!!どうせまた「やったからいいだろう」というデータから、いくつもの齟齬が見つかるでしょう。あるいは再びの隠蔽も懸念されます!)
都は一四年十二月の新市場開場(管理人:年末という一番忙しい時期に移転予定という不条理も、オリンピック招致からの逆算だったからです)を目指していたが、実験で用地取得が遅れるため、数カ月の幅を見込み「一四年度中の開場」に方針をあらためた。
新市場の建設も都直営に変えた。土壌汚染の判明で、コスト抑制効果が見込めなくなったためという。(管理人:土壌汚染の判明からコスト抑制効果が見込めない、586憶円じゃないってことでしょうか?それに、だから直営とは因果関係が不明ですね。あるいは当初だけ直営にしてうんぬん、という裏でのネゴがついているわけではないでしょうね?)
産経発信情報のアクセス数が増えるだけでも心外ながらも記事から関連部分:市場問題については別に書くとして、この間ちょっとした地震で天井の崩落・・・なんてないはずですけれど、
産経MSN
【石原知事会見詳報(2)】築地市場移転問題「日本の技術を信用せずでは論外」 (1/4ページ)
2010.1.23 00:52
http://sankei.jp.msn.com/politics/local/100123/lcl1001230054003-n1.htm
(略)
−−築地市場の移転問題だが、民主党へのメッセージと受け取ったが…
「初めに言葉ありきではね、八ツ場(ダム)じゃないけど、また混乱するんでね。公約だろうが何だろうが、(市場)当事者の大多数の声を聞けば『とてもじゃないけど今のままでは持たない』という。この間のちょっとした地震で(天井の)崩落があった。例えば震度5とか6とか来たらどうなるか。僕は築地は全部閉鎖になると思う」
「現代技術で流通機構も変わってきています。インターネットとかで発注する量が増えてきた。それからコンビニとか大店舗が企業ごとに色んな契約してますしね。私は、市場に頼らない流通が一気に加速する可能性だってあると思いますよ。このまま(築地市場を)放置したり(地震で)壊滅したらね。案ではなくて、そうせざるを得なくて全然違う流通機構ができるかもしれない。良いか悪いかは別にしてね」
「築地の名前が廃れるというが、豊洲は目と鼻の先なんだから。私は変なノスタルジーやセンチメンタルなものでこの問題は片づかないと思う。何と言っても人間の、都民の健康にかかわる食品の問題ですからね。私は一刻も早く、代替地を見つけて設定して、できるだけ早く建物を造るべき」
「しかも日本の(土壌汚染対策)技術は世界最高のものだから。その成功の事例もありますしね。
(管理人:ほー。汚染状況からも広さからもこの案件は日本で未だかつて経験がない事例だと、長年の経験を持つ処理業者の方もおっしゃっていましたよ)(移転反対派の)『それが当てにならん』というのはね。しかも予定していたよりずっと安くできるというんだからね。私はそれ(土壌汚染対策実験)をやってみるというのは、政党を超えた政治家としての都民に対する合理的な姿勢だと思いますけど(管理人:公正かつオープンにチェックすることを受け入れるなら、という最低限の付帯条件もなければおよそ合理性などなく、また「やったふり」だけになります!)それはじっくり議会で議論しようと思っています」
−−流通が変わることで東京に物流が集中する必要がなくなってしまうということか
「いや。東京は東京で大きな需要がありますから。できるだけ現場を踏まえて(市場を介した物流を)かなえていく方法が出てくるかもしれない。ただ、いまインターネットの食品の流通がどれだけあるか知りませんけれども、もっと拡大すると思う。石油を扱う取引所なんていうのは、この部屋(記者会見場)くらいのところでやっていて、世界中の石油を動かしているわけですから」(管理人:そして、その極めて狭い場所でのごく少人数の原油取引が世界を混乱や戦禍に陥れています)
「ああいうメカニズムが生鮮食品に出てきたら、私たちがやっている議論というのは、あるいは、あるいはですよ、陳腐なものになるのかもしれない。文明の進捗(しんちょく)状況を踏まえてみると(市場という)形は古いのかもしらんが、ああいう大きな市場を設定したんだったら、できるだけ早く再生したら良いと私は思います」
イシハラの移転に関する談話おおっ、森本場長まで隠れマニア!!(苦笑)
「この間のちょっとした地震で(天井の)崩落があった。例えば震度5とか6とか来た
らどうなるか。僕は築地は全部閉鎖になると思う」
この発言ですが、19日経済港湾委員会の伊藤参考人も同じことを陳述していました。
参考人;東京都水産物卸売業者協会会長の伊藤裕康氏 陳述より
現在、築地の場合、何か一番問題なのか、何か一番困っているのかと申しますと、
老朽化と、それから設計自身の古さでございます。これは、老朽化は、先ごろも天井
からコンクリートの塊が落っこってくるというようなことがあって、幸い、その下に
人がいなくて、無事でございましたけれども、どうもいろいろ調べてみますと、鉄筋
コンクリートの中の鉄筋自身が相当にもう傷んでおりまして、これがさびて、しか
も、さびてくると、容積がふえるんだそうでございます。そうしてコンクリートを押
し下げるといいますか、押し上げるといいますか、そういうことで、破裂するような
形でコンクリートが落っこってくると。コンクリートの層が薄いところほど危険かお
るわけでございまして、私どもは日々これが大変不安でございます。
なお、片や、この築地市場ができましたのが、昭和九年の年末と聞いております
が、建築にかかったのが昭和五年でございまして、したがって、設計したのはそれよ
りも二、三年前ということになります。そういうときの市場に対するニーズ、どうし
たものを、どうした設備をすればいいのかという考え方に基づいて設計されたわけで
すけれども、現在とは全く必要な要件が違っております。
そこで築地市場の管理課へ問い合わせをしたところ、下記の回答がありました。
Q「以前、建物の維持管理について話を伺った時、化粧モルタルのはく離(建築物本
体では無い)、雨漏り程度の問題が発生しているが、その都度メンテナンスをしてい
るので問題が無いということだったと思います。今回の伊藤参考人の発言の様なこと
はあったのですか。」
管理課「新店舗側の梁又は垂れ壁のコンクリートのはく離がありました。」
Q「築造されたのはいつ頃の建物なのですか」
管理課「昭和30年か40年頃のものです。調べて見れば分かりますが。」
Q[いわゆる、関東大震災後の復興事業当時(昭和9年)のものではないのですね。
その後、対策はどうされましたか」
管理課「問題部分のコンクリートを叩いて落としました」
Q「その様な対策だとすれば、主要な構造部分ではなさそうですが、梁では無く、
垂れ壁だったのではないですか。」
管理課「専門的なことは分かりませんが、そうかも知れません」
以上
結論ですが、どこをどう言い替えると都知事の言う「(天井の)崩落」になるのか???
「崩落」とは崩れ落ちることです。実態は剥がれ落ちたのです!
天井崩落などな全くありません。
(中略)
それと、移転賛成の「森本場長」は市場の建築物がマニアックに好きらしいのは
本当の話です。
「設計当時、築地市場の模型が作られて天皇陛下もご覧になっており、
その模型がどこかにしまわれている筈です。」
と大学教員の方が説明したところ、
担当者が「それが見付かれば、場長は狂喜します」と言っていました。