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Like a rolling bean (new) 出来事録
http://ameblo.jp/garbanzo04/day-20091010.html
サンデー毎日最新号「五輪敗北『ばらまき』リスト一覧」・【イシハラ会見】リオ侮蔑に仰天の居直り
今週のサンデー毎日(3連休のため、1日前倒しで発売)に、前回に続いてイシハラ東京都政のオリンピック招致と敗北に関する裏事情を取材・分析した記事が掲載されています。
10月25日号 見出しより
http://mainichi.jp/enta/book/sunday/
◇「石原慎太郎大泣き」の内幕
五輪敗北「ばらまき」リスト一覧
・区市町村に上限1000万円の補助金が2年間256回
・「IOC委員の視察」4日間で経費9億5000万円
まったく、市区町村で招致のためと称して配られた血税でどんな「やる気のない」イベントが行われたのか、とにもかくにも怒り心頭です。
ということで、ぜひともお読みください!!
なおここからは、先週号の内容を一部ご紹介します。
サンデー毎日 2009年10月18日号「東京五輪誘致」敗北だけじゃない 石原慎太郎の「出処進退」の季節
(略)すでに共産党は、招致推進活動経費150億円の「無駄遣いリスト」を作成。追求の構えを見せている。
「そもそも55億円だった招致経費が、明らかにされたものだけでも150億円に膨らんだ。使い道に相当問題があります」そう指摘するのは、共産党と疑団の吉田信夫幹事長。
「中でも、9月23日に表参道で開催された『応援大パレード』に総額1億円近くかかっていますが、どのような効果があったのか疑問。また、一度しか着ないコペンハーゲンのプレゼン用に、生地から作る1着30万円のオーダースーツを50人分もそろえました」
世論喚起の名目で、市区町村に自由に使える上限1000万円の補助金支出、IOC委員への対策費に約9億円、北京五輪への職員派遣に約9億円などがあるという。
この150億円の経費とは別に、今年だけでもスポーツムーブメント事業として、4月から半年間、日本テレビの「ヒーローが見た夢」(毎週金曜22:54〜23:00)に2億円余り。3月の「スノースポーツ体験イベント」に6800万円、また、「東京レインボーウォーク」に7000万円かかったことなども指摘する。
「すべて思いつきでトップダウンで進められている。これだけの膨大な税金を招致活動に投入するのなら、不景気で暮らしに困った人たちのために使うべきです。我々は、五輪招致関係でどれだけ税金が投入され、どこに発注されたのか。その全容を都民の前に明らかにします」(吉田幹事長)
再開発による巨大利権の解明も
さらに、石原氏を待ち受けているのは、「築地市場移転阻止」「新銀行東京の開催」を訴え、都議会第一党となった民主党の主導で9月末に設置された「築地市場の移転・再整備」と「新銀行東京」の二つの特別委員会だ。
築地市場の豊洲移転については高濃度の土壌汚染が問題になっているが、「これまで役所主導で一方的な情報を基に移転が進められてきました。議会は、参考人や公聴会などで土壌汚染や流通の専門家、市場関係者などの意見を聞いて、正確な情報を基に判断していきたい」(増子博樹・都議会民主党政調会長代行)
「なぜ豊洲移転にこだわってきたのか解明したい。築地市場尾の再整備は可能なのかどうか、より突っ込んだ議論をします」(共産党の吉田幹事長)
市場関係者の中には、「再開発をめぐって、都が関与した大きな利権が蠢いている可能性がある」との声も出ている。議会関係者は、特別委員会で、移転の経緯について、場合によっては「移転を進めた当時の副知事ら関係者の参考人招致の可能性もありうる」という。
ちなみに、「副知事」とは30年以上にわたって石原氏の最側近として君臨した浜渦武生・東京都参与のこと。「週に3日」ほどしか執務しない石原氏に代わって副知事として都政に深く関与してきたが、都議会の反発を受け05年、問責決議が可決され辞職したが、06年に参与として復帰したご仁である。(略)
〜〜〜
Wikipedia「東京オリンピック招致構想」で、金額などは正確ではないものの時系列での(表面に出た)事実関係の流れが確認できます。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%B1%E4%BA%AC%E3%82%AA%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%83%94%E3%83%83%E3%82%AF%E6%A7%8B%E6%83%B3
ともかく、これだけの最初から「負け」の分かっている地上げ収奪のためのイベントである、きわめて悪しき意図のもとに設定され、強行された白々しい招致祭りこそが、つまりこのレースに参加したことこそが、本来反省されるべきなのに、国際問題となった侮辱発言=リオがあたかも賄賂で招致を確保した、という趣旨の大暴言で、その白々しい招致祭りが締めくくられました。
深夜のTV放映の絶叫と、飲まれなかったワイン、あがらなかった鍵屋の花火など、それに大きな負債と、日本への不信という「国辱」を残して。
この国際的な暴発発言を追求されたイシハラは、定例記者会見で「本当のことなのに何が悪い」と反発しています(後半に関連部分を転記します)。
猪谷千春IOC副委員長がコペンハーゲンで、あたかも分別のつかない幼児の粗相を謝罪する親であるかのようにお詫び行脚をしていた(という喩えはこちらから:http://greenvoice.com/campaigns/351-say-no-to-tokyo-olympics/blogs/644/posts/167 )のも、これですべてが台無しでしょう。
事態は、こんなクビ長の暴走を止められない東京都政に対しての不信感から「東京」という街へのイメージと価値の低下、さらには日本に対しての信頼失墜(ありていに言えば国力低下)につながるということにもなりかねません。
毎回の暴言と同様、知事周辺は「報道を抑える」ことで、この場を切り抜けることができると考えているのでしょうか?
各国が知るところになればこれは完全に「ワンストライクアウト」ですが、当然のように英語圏だけでなく、この問題の推移を注視するブラジルでも、第一報としてこんな記事などがあったようです。
To'quio segue contra o Rio-2016
http://www.lancenet.com.br/noticias/09-10-09/632807.stm?olimpiada-toquio-segue-contra-o-rio-2016
また、屈折したイシハラヨイショ記事をダイヤモンドオンラインに書いた上杉隆氏も、これでは穴に入りたい気持ちでしょう。もし、電波猿回しの猿(と言うのは猿に失礼ですね)あるいは電波権力の狗(と言うのは狗に失礼)でないとすれば。
DIAMOND online
週刊上杉隆
【第96回】 2009年10月08日
五輪招致落選で改めて感じた石原都知事の環境問題への“本気”
http://diamond.jp/series/uesugi/10096/羽田空港からの特別便でコペンハーゲンに飛んだ。一部、応援弾丸ツアーに同行してのIOC総会の取材がその目的だ。1泊4日、50万円の往復航空券は決して安くない。だが、筆者にはどうしても現地で直接、取材をしたい理由があったのだ。
記者クラブ制度のある日本と違って、海外取材の公平さは実に気持ちがよい。IOC総会も他の国際会議と同様、インターネットで申し込めばちゃんと取材許可が下りる。ブラジル、スペイン、米国の代表団への取材も自由だ。制限されているのは日本の首相だけというのは日本人としてなんという皮肉だろう。そろそろ日本の国民もフリープレスの原則に気づいてほしいものだ。(略)
その後、ジャーナリズムの世界に入った筆者と会うたびに、「どうだ、鳩山さんは? まだ環境政策をやっているのか」と問うのだった。しばらくすると、「環境について知恵を貸してくれよ」という秘書経由の話もくるようになった。
帰国便を待つコペンハーゲン空港のラウンジ、石原知事は応援団にお詫びのあいさつ回りをしていた。それを終え、ソファに座る直前、筆者の姿を認めると近づき、こう話しかけてきた。
「上杉君、今回の東京招致で本当に大事なことがわかったよ。環境問題は人類にとって急務なんだ。同じ認識を持つ鳩山首相の演説にも本当に感謝している。頼むよ、ぎりぎりのところまで来ている。人類共通の問題だ。君も自分のやり方で都民・国民に知らせてやってくれよ」
12月には同じコペンハーゲンでCOP15が開かれる。石原知事はこうも漏らした。
「たぶん、それには来なくてはならないな」
25%削減を打ち出した鳩山内閣。10年前東京で戦った鳩山家と石原家が、コペンハーゲンで手を結んだのだ。
「さぁ、これからがスタートだな」
これは搭乗前に漏らした言葉だ。日本のメディアは五輪招致失敗の批判一色だが、たまには石原慎太郎という政治家の環境政策に真剣に耳を傾けてみてもいいのではないか。
では、ここからイシハラ記者会見を抜粋します。
強調部分以外にも、また、引用していない箇所も、すべてが「不適切」(どころでない)居直りと考えられます。
産経MSMN
【石原知事会見詳報】五輪招致「夢のため決して間違いじゃない」
2009.10.9 21:53http://sankei.jp.msn.com/politics/local/091009/lcl0910092158003-n1.htm
http://sankei.jp.msn.com/politics/local/091009/lcl0910092158003-n2.htm
http://sankei.jp.msn.com/politics/local/091009/lcl0910092158003-n3.htm
http://sankei.jp.msn.com/politics/local/091009/lcl0910092158003-n4.htm
http://sankei.jp.msn.com/politics/local/091009/lcl0910092158003-n5.htm(略)
知事発言についてリオデジャネイロが抗議の意思を示していることについて
「抗議されるも、されないも、だって実際のことでね、私はそれを悪いと言ってるわけじゃないんだから。ただ日本ができなかっただけのことでしてね。スペインなんかだってやっぱり国王が来てですね、推薦の演説だけじゃなしに何をされたかよくわかりませんがですな、残念ながら、日本はそういう意味での総力戦はできなかった」
「それから、言いたいのはね、外務省なんかはやっぱり、JICA(管理人注: 緒方貞子さんが招致利用にはNOとおっしゃるでしょうねぇ)とか何か、いろんなですね、要するに援助をアフリカにしてるんですよ。これはかなりなものですよ。オリンピックのビディングというね、イベント、招致の運動の中でね、外務省、外務省はこれをもっと有効に使う(管理人注: 宮内庁を「使おう」として拒絶されましたよね)ことはできたと思うんだけども、そういう動きはちょっと遅れたというか、なかなか、日本人にとっては苦手なのか知りませんけど、これはこれ、あれはあれでね、相変わらずの縦割り行政でね、そういったものを総合的に、重層的に束ねて戦うということはなかったね(管理人注: そうですね、招致は総意ではなかったですから)。やっぱり、これはね、いい経験したと思いますね。かってのね、東京の記録が残ってるわけでもないし、世界の情勢も違いますけども、そういう状況の中で、うーん、一種の処女体験としてね、手さぐりでやった。その結果ね、私はやっぱりいろんなものを得たと思いますよ。で、その結果失敗に終わった、それにかかった経費もね、かなりのもので、かなりのものだ。そういうこともあらんと思うから、こっちは一生懸命になって、議会も一緒になって財政再建(管理人注: それに地上げの推進)やってきたんでね、その余剰の部分で、ま、こういう夢を見ようということでやったのは私は決して間違いじゃないと思う(管理人注: イシハラだけはそう思うと)。それをただ支出というものがね、無駄に終わったという形でとがめればね、日本中でこれからオリンピック言い出す国は、町はないよ(管理人注: つまりはどんな無駄遣いも批判するなだそうです)」
「フランスの場合はね、オリンピックは平和とね、協調って目指してるね、そのイベントの中で大統領が行ってね、戦争になりゃ人殺しに使うね、ジェット戦闘機を買ってくれたら支持をする、これは、ちょっと論外というかね滑稽というかね(管理人注: ほらほら、自分のことは棚に上げてフランスまで批判しています!)。まあね、やっぱり、だれもそれは本気に取り合いませんよ。だけどね、ブラジルの大統領はね、大統領の権限でね、国費を使って、それだけの援助をするから頼むぞというのは、これはやっぱり総合、総力戦としては当然のことだと思うし、やられたなという感じしましたな、僕はほんとに」
−−つまり、報道を通じてリオの抗議につながるというとすれば、それは誤解なのか
「ああ、そうですね。誤解というか、私の言ったことをね、正しく理解されてないと思いますな」
−−猪谷副会長が知事の発言をめぐって、IOCのロゲ会長らに謝罪したということだが
「知らないね、僕は。彼に頼んだこともないし。謝罪するったって僕はほんとのこと言っただけのことでですね、そのブラジルの大統領がね、要するに20億の、要するに支出をするといったことが、これ、ガセネタならあれだけど、実際やったんでしょう。それを私は、それをとがめてるわけじゃない。日本はそういうことはできなったというだけのことですから。やっぱり総力戦やったわけじゃないですか、ブラジルは。それをひねってね、まあ、やっぱりとられることはないと思うね。はい」
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まだキャンペーンは更新されています。
Say NO to Tokyo Olympics !
http://greenvoice.com/campaigns/351-say-no-to-tokyo-olympics
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築地移転問題の全体を記した、英文のB4版チラシです。
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