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(回答先: Re: html test 投稿者 ヤマボウシ 日時 2009 年 9 月 17 日 10:43:50)
Like a rolling bean (new) 出来事録
http://ameblo.jp/garbanzo04/day-20090917.html
2009-09-17
政権交代で、もし豊洲東ガス跡地への移転が阻止できたとしても懸念されること
鳩山内閣の成立が、わたしたちの政治参加と民主主義の確立に向けての歴史的一歩になることを祈念し、そしてあからさまな弱肉強食社会、すべり台社会から真に公正な、正しい再配分のなされる社会を作り上げることを目指して、わたしも一人の有権者かつ納税者かつ生活者として、これからできる限りのことをしたいと思います。
ところで、「もう政権交代したのだから築地市場の移転問題はほぼ解決した」とする見方もあるのですが、わたしはその点は楽観視していません。
それはなぜかというと、「お上には何でも反対」して格好をつけたいからでも、いたずらにセンシティブだからでもなく、そもそもが、あえてわざわざ汚染地域の移転をも強行しようとしたお東京都様の背景が、移転による市場の構造カイカクありきだったからです。
以下にイメージイラストを作ってみました。
新政権への期待をこめて、「政権交代で、もし豊洲東ガス跡地への移転が阻止できたとしても…」というタイトルをつけます。
参照したのは、これまでこちらで調べてきたこと、また、広島大名誉教授の三國先生の論文などです。
横軸は、現在の築地市場からの改変の度合いを示します。
左から順に、
A 現状維持(完全)
B 現状形態でのリフォーム
C 築地改築
D 築地での 完全な 改変
E 豊洲以外への移転 ←地上げ
F 洲新市場(汚染地) への移転 ←地上げ
とします。
政権交代で止めることのできる可能性ができたのは、今のところは、「築地市場の豊洲東京ガス跡地への強引な移転」であり、上の図で言うと、ちょうど右端のゾーンにあたる部分だけで、つまりは「F 洲新市場(汚染地) への移転」です。
イシハラ都知事は、「(豊洲6丁目でない)代案を出してもらえれば」とも言いましたが、それはたしかに新たな政権の下で、農水省も、環境省も、これまでのようにずぶずぶの業者行政はしないでしょうし、石原都政に対しての過剰なるお目こぼしを続けるはずがない、ということが背景にあるのでしょう。
では、東京都が認める代案はどこかというと、
「E 豊洲以外への移転」、あるいはそれに加えて、まず否定してくると懸念しますが、「D 築地での 完全な 改変」です。地上げ方針は変わっていません。
そして、
「D 築地での 完全な 改変」と、「E 豊洲以外への移転」と「F 洲新市場(汚染地) への移転」は、大手と外資のための流通センター化、食の投機化を目指す規制緩和を実現させるものです。
さらに、築地市場での「増改築」には、第8次卸売市場整備計画(http://www.maff.go.jp/sogo_shokuryo/seibi_190220b.pdf )の運用で、中央卸売市場の増改築には、民活(PFI)が義務付けられています。実質的に、生鮮市場がゼネコンなどにより運営されることになってしまいます。
これは、中抜きによる効率化どころか、生命の基盤えある食品市場の「公共性」を著しく損なうものです。
広い意味での「現在地再整備」には、
B 現状形態でのリフォーム
C 築地改築
D 築地での 完全な 改変
が含まれて(BとCの境界はあいまいですが)、都政を刷新しない限り、あるいは市場の構造カイカク・新政権が見直さない限り、近代的な市場にしますというお東京都様の名目で、大きな改変がなされてしまいます。
この話はさらにエントリーを改めて続けていきたいと思います。
また、以前アップした、以下のエントリーに詳しい構図を書いています。
2009-07-19
日本の卸売市場整備(構造カイカク)が目指す姿を「コーヒー豆での南北問題」に見ます
===
築地移転問題の全体を記した、英文のB4版チラシです。
表
裏
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掘っただけで液状化する新市場予定地土壌(ここにたっぷり汚染)。
スライム(いわゆるヘドロ)をなぜか土壌サンプルケースに素手で詰める様子。
〜〜〜
英文解説へのリンク↓です。