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Like a rolling bean (new) 出来事録
http://ameblo.jp/garbanzo04/day-20090725.html
2009-07-25
驚愕!豊洲「毒」新市場移転を嘆願した大卸や東卸伊藤理事長(やはりイシハラは諦めてませんね!)
7月24日付の日刊食料新聞のトップ記事を見て、あまりの愚かさに「ショック死」しそうになりました。
まったく誇張ではありません。
大卸(7社ある商社で「荷受」)のひとつ、中央魚類の社長が代表となって、また、様々な噂が渦まく仲卸組合の理事長も賛同して、「豊洲新市場予定地に移転したい」という嘆願書(念押しですが、高濃度汚染と液状化が判明した地域に「移転したくない」、ではありません)を出したということです!!
つまり、イシハラが築地移転を見直した、という朝日新聞の記事などが、「どう見ても、ちょー楽観的過ぎる」と感じた予感は、やはり的中したと考えます。
大手流通業のための「流通センター」を作ることなど、まったく諦められていません!
もちろん、築地を官製地上げすることだって、変わらない規定路線です!!!
日刊食料新聞
2009/7/24 豊洲移転推進求め嘆願書
業界有志、4000人署名添え提出先の都議選の結果などを受け、築地市場の豊洲移転計画が揺れ動く中、このほど石原新太郎都知あてに「豊洲新市場建設計画の推進について」嘆願書が提出された。嘆願書は伊藤裕康氏(中央魚類社長)を代表とする「築地市場業界有志一同」の名前で、4000人の署名を添えて、伊藤氏と大澤清司氏(築地市場青果物商組理事長)の手から佐藤広副知事、岡田至市場長に提出されたという。
付記: この市場長は新銀行東京からの7月16日に異動してきたばかりです。
さて、記事です。
端的に言って「すごすぎる」と繰り返すしかなく、言葉を失います。
ちなみに、豊洲新市場予定地の状況は、大卸(流通センターになったらうれしい層と重なる人々)も十分ご存知のはずです。
◆掘っただけで液状化する新市場予定地土壌(ここにたっぷり汚染)。<転記歓迎>
◆スライム(いわゆるヘドロ)をなぜか土壌サンプルケースに素手で詰める様子。<転記歓迎>
「6.27東京大行進」の2種類のバナーにも解説があります。<こちらも転記歓迎>
もともと、都民の意見を問うた都議選では、移転反対が大勢を占めたと考えるべきです。
お東京都様はどう理屈をこねるか分かりませんが、世論調査でも有権者の圧倒的多数が反対を表明していました。
それにも関わらず、食の元締めを担う大卸業者(=流通業者)が、聞くところによれば親戚縁者なども動員して4000人を集めて意気軒昂であることの背景には、一部の楽観的な「移転中止」の見通しどころでなく、「なんとしても築地から移転することで、大手(価格の支配権を掌握する)のための流通センターを税金で作らせたい。場所はどこでもいいが、まず予定されている、日本最大級の汚染地域で液状化する場所でいっこうに構わないですよ」という強い意図があるのだということが判明しました。
また、聞くところによれば、本来は反対であると考えた大卸業者さんもいらっしゃったそうですが、それは言わば、縛り・横一列で、嘆願に列記させられたそうです!!
また、仲卸も仕事上の関係から署名させられた方もいて、当然のことながら仲卸1000人というのは業者数ではなく、無理やりの動員があった、というのが、実際に仲卸の方からうかがった経緯です。
つまり、団体でなく個人の資格で行うものでは実質なかったということです。
こんなことは民主主義全体への挑戦にあたります。
また、都民だけの問題でなく、日本全体の食の根幹をゆさぶるものであることは、言うまでもありません。
このことは、衆議院選に向けても黙っているわけにはいきません。
都議選で反対の意図を表明してくださった野党の皆さま、国政でもこうした、生命を踏みにじる「構造カイカクの亡霊とのたたかい」のため、共闘をお願いします!!!
記事からさらに気になるところを抜粋します。
水産卸や青果部、関連部門だけでなく、水産仲卸関係でも伊藤宏之氏(東卸理事長)ら数多くの賛同者があった模様で「水産仲卸でも1000人程度賛同した」(伊藤宏之氏)という。
だそうです。
5回の選挙を経て、ぎりぎりの、つまり実質半数の信任は受けていない理事長がこうした態度を取ることの意味がご本人には理解されていないのですね。あるいは十分理解して名乗り出たということでしょうか。
東卸理事会では「移転反対」の機関決定をし、それがまだ有効な状態にありますから、これは理事長として背信にあたると考えられますね!
こちらがクリックで拡大する記事の画像です。
さて、署名を集めた「中央魚類」の大株主一覧(2009年3月31日時点)は以下の通りです。
http://www.ullet.com/%E4%B8%AD%E5%A4%AE%E9%AD%9A%E9%A1%9E/%E5%A4%A7%E6%A0%AA%E4%B8%BB
日本水産
足利本店
みずほ銀行
三菱東京UFJ銀行
日本トラスティサービス信託銀行
極洋
大株主中央魚類従業員持株会
東洋水産
東洋水産
ゴールドマンサックス
シービーエヌワイデイエフエイ
そして、下記が嘆願文です。
どうやらイシハラ氏とお東京都様は、この嘆願を積極的に出した人たちにとっては、神様にあたる存在のようですね。
なんといっても、
石原知事の強いご指導によりまして私どもの悲願が成就されますことを衷心よりお願い申し上げます。
だそうですから!
拝啓 貴職におかれましては時下益々ご清栄のこととお喜び申し上げます。平素は私ども、築地市場業界に対してまして格別のご指導を賜り、衷心より御礼を申し上げます。さて、過般の都議会議員選挙におきまして、都議会民主党が第1党となりました。ご案内のとおり、同党は都議連のマニフェストにおいて「強引な移転反対」、「現在地再整備について改めて検討」などを掲げており、加えて、実際の選挙運動の中では「豊洲への移転を中止し、現在地再整備を実現させる」等の主張も聞かれたところです。
昭和61年以降、私ども業界は「築地市場再整備推進委員会」(都と関係業界の協議機関)を部隊に、現在地での再整備について、流通業務を円滑に推進でき、且つ都民への生鮮食料品の安定的供給に寄与し得る方策は何か、あらゆる角度から真摯に追求してきました。
しかしながら、再整備工事が中断せざるを得なかったことを踏まえ、現在地での再整備は不可能であるとの結論に至り、苦渋の選択として豊洲地区への移転を決定したことは、ご高承のとおりであります。
他方、2016年オリンピックの東京都招致、環状2号の建設等、差し迫るプロジェクトを考慮すれば、豊洲新市場建設計画の継続的推進は一時の遅滞も許させない情勢にあると思料いたします。
従いまして、豊洲新市場建設計画における土壌改良工事および環境影響度調査(環境アセスメント)など、現下の課題については引き続き万全を期して取り組んでいただくことを強く要望いたします。
豊洲への移転というのが、20年の歳月をかけて私ども業界が到達した結論であることを従前に理解賜りたく存じます。今後の都政運営におきましても、石原知事の強いご指導によりまして私どもの悲願が成就されますことを衷心よりお願い申し上げます。 敬礼
さて、こちらが、NPO法人「市場を考える会」による、築地市場移転中止の請願署名です。
募集中です!
JPEG(A4相当、クリックで拡大します。連絡先、送付先も記載されています!!!!!)
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築地移転問題の全体を記した、英文のB4版チラシです。
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英文解説へのリンク↓です。