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Like a rolling bean (new) 出来事録
http://ameblo.jp/garbanzo05/day-20090601.html
2009-06-01
豊洲新市場は緑地にオープンカフェまで構想: 非公開になったPFI(民活)図面から
今年の築地市場移転反対デモの速報です。
2009年6月27日(土)
築地市場正門前 11:30集合 12:00出発
行程: 築地市場前〜新橋〜数寄屋橋〜東京駅八重洲口前〜常盤橋公園・・・都庁
※企画が詰まったら詳細をお知らせします。
豊洲新市場液状化の液状化の実態は、しばらくの間、冒頭でお知らせしておきます。
これが液状化が顕著なサンプル(5街区、拡大)。たしかにお汁粉状態です。
(昨日までの画像から、コントラストを実態に近く補正したものに差し替えました)
写真誌「フライデー」の取材に対して、お東京都様のご発言は以下の通りでした。
東京都は5月23日に、豊洲予定地の公開見学会を行う予定だ。これを踏まえ、本誌は都の担当者に見解を尋ねたところ、「(土壌に含まれる砂より細かく粘土より粗い砕屑物の)シルトが水分を含むと、この写真のようになるが液状化したとは考えられない」と答え、都の液状化対策に問題はないとの主張を崩さなかった。
(http://ameblo.jp/garbanzo04/entry-10267110518.html にやや詳しい紹介あり)
乾燥したサンプル(干物)では誤解があるので、「愚民に見せずに捨ててしまおう」という暴力的行為が許されていいはずがありませんが、今回こうして掘削直後の状態(いわば鮮魚)が公になってもなお、「シルトが水分を含むとボーリングサンプルが液状化したように見える」、などと強弁するのでしょうか???
〜〜〜
ひとつ前のエントリーで環境アセスのことを書きました(6/8が意見の締め切りです)。
2009-05-30
「移転したらあとは知らないよ」と書かれているようにしか読めない、豊洲新市場アセス計画書
http://ameblo.jp/garbanzo04/entry-10270514357.html
そこで、その先に待ち構えているであろう事態をもう一度検証しようとしました。
具体的には、アセスで「露払い」をした後に取り掛かるであろう、豊洲新市場開発と運用のためのPFI(民活)事業です。
このPFIの現在開示案は、Google検索などではなぜかとても見つけにくいですが、内閣府のPFI関連サイト(http://www8.cao.go.jp/pfi/project_documents2_08.html )から、下記がリンク示されているのがわかります。
東京都中央卸売市場
豊洲新市場整備等事業
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/pfi/index.html
以前は、こちらのお東京都様のサイトには、「業務要求水準書(案)別紙リスト」として、詳細計画が開示されていていましたが、今見たら、その具体的なデータへのリンクを示した「リスト」だけが、リンク切れになっています!(また隠蔽?)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/pfi/18/1219suijunsho_list
PFIは今はストップしていますから、たとえ今後変更になるとしても、更新されたデータがどこにもない以上、これを引っ込めるのとは、かなり「やばい」状況があるからなのでしょうか?
・・・落ち着いて、手元に保存していたデータを参照したら、やはり気になる点が満載です。
まずは今日は緑地絡みの小ネタです。
豊洲新市場の構想では、「エコ」をいたずらに強調して、むやみやたらと緑地を設けて液状化を起こしやすくしている点(全部コンクリートで固めると専門家会議で言っていましたね)点や、緑地の分をカウントして必要な土地面積を水増ししている不当さなどが、大問題です。
「緑化計画平面図」がどうなっているか、まじめに見ましたが、本題以外のところにも、本質的ではないと必死に否定する向きはあるかもしれませんが、わたしからすれば驚きの記載がありました。
つまりは、「豊洲に市場を移転させた暁には、湾岸のデートスポットにしようなどという構想あり疑惑」
です(汗)。
まずこれが全体の緑地計画(今はリンク切れのページから取っていたもの)。
屋上緑地はともかく、外周をこうして脆弱にするのは、改めてまずいですね。
さて、水産仲卸の予定地とされている6街区の北側護岸(上の地図で上辺の左側)付近を拡大してみます。
桟橋の下の扇形の部分は「眺望デッキ」だそうです。
晴海や潮留方面などを眺望するようになっているのでしょう。
さらに、「眺望デッキ」の下を見てください。緑色の部分に、「オープンカフェ」とあります!!!!!
(強調は管理人。黄色枠の中に「オープンカフェ」と書かれています)
未曾有の毒市場にオープンカフェでおくつろぎいただく、ということです!!
これ、一体どんなブラックジョークでしょうか?
海水の汚染を懸念して、移転したら店舗の洗浄には海水は撒かないように言われているのに。
オープンカフェというイメージを置いたのは、単純に言えば、それだけ安全だ、ということをアピールするつもりでしょうけれど、それにしても、少なくともわたしとしては、この無神経さが嫌です。
お東京都様の言い訳はこんなところ↓になるのでしょうか。
「あれは委託業者が勝手に書いたイメージで、都がカフェなどわざわざ指示するわけないだろう」(←イシハラ風味)
「こんないい加減な記載では愚民が誤解するから、それで図面を公開中止にしています」(←伝統芸)
「豊洲を、築地に代わる新たなブランドとして確立するには、観光客向けのくつろぎ空間も必要」(←オリンピック招致対策?)
「過去の未確定案を掘り返し、憶測で大騒ぎするネット情報にはだまされないように」(←伝統芸)
ともかく、素敵な湾岸新都心のイメージをなんとしてでもかぶせたいのだと言うことはわかります。
そうすれば、築地を官製地上げをして強制移転させることの表向きの面目がちょっとは立つ・・・なんて皮算用に誰も納得するはずがありません。