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Like a rolling bean (new) 出来事録
http://ameblo.jp/garbanzo05/day-20090514.html
2009-05-14
お東京都様の豊洲移転洗脳資料、疑問解消BOOKの「誰がどう見ても疑問炸裂」な点(3)
イシハラ都政の官製地上げの大規模プロジェクト、築地市場の豊洲移転のたくらみを正当化するために
お東京都様が都民の血税を投入して作った洗脳資料、「疑問解消BOOK」の疑問炸裂箇所確認の連載エントリーです。
前々回:
2009-05-08
お東京都様の豊洲移転洗脳資料、疑問解消BOOKの「誰がどう見ても疑問炸裂」な点(1)
http://ameblo.jp/garbanzo04/entry-10256772921.html
★前半を中心にした全体的な説明です。
前回:
2009-05-11
お東京都様の豊洲移転洗脳資料、疑問解消BOOKの「誰がどう見ても疑問炸裂」な点(2)
http://ameblo.jp/garbanzo04/entry-10258741788.html
★勝手にお東京都様が反故にした現在地裁整備の、「種地」がないという偽りの証拠をはじめとする
物流効率の差異の誇大宣伝。
この洗脳資料のダウンロードページです:
東京都中央卸売市場
「築地市場の移転整備 疑問解消BOOK」の配布を開始しました
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/book/index.html
PDFはデータ容量圧縮のために減色されていますが、現物はこんな感じのA3サイズ光沢紙印刷です。
さて、豊洲新市場予定地が超軟弱地盤であって、1年間に42センチ沈むことを地盤学会の先生も確認しているのに、お東京都様は、まさに「大本営」(昨日のエントリーをご参照ください)よろしく、
「惑わされないように」 「メディアが憶測で書いている」
などといった虚偽説明を、先日の青果部説明会で言い放ちました。
しかも、豊洲じゃなくちゃだめなんだ、災害対策のためにもね、と書いています。
こんなふうに。
(再掲)
■p.9 移転先の条件は?
「豊洲しかない」、官製地上げそのままですね。
しかも「40haのまとまった土地」って、あの環状2号だって通っていてこれをまとまった土地と言うなら築地のほうがよほどまとまっています(お東京都様は環状2号で分断して現在地を断固として諦めさせようとしていますが)。
「大規模災害時の食料備蓄」なるものを、広域輸送を超軟弱地盤の液状化の豊洲新市場予定地に求めようと
いうのは、最初からブラックユーモアとしか思えませんでしたが、まだ書いているわけですねえ。
ここもいろいろありすぎるのでまた別エントリーで分けてもいいかなと思います。
(再掲)
実際のp.9、左下から画像を掲載します。
この図のコメントとして、着目すべきは、
このほか、生鮮食料品の流通を行う新市場には、大規模災害時において、食料品などの広域輸送が行えるよう、大型船の接岸が可能となる立地条件も考慮する必要があります。
といった添え書きです。
つまり(念押し)、豊洲新市場は災害対策のためにも作るのだと言っていますね?
では、いったい超軟弱地盤そんな液状化対策・耐震対策を議論しているのだろう、ということは当然気になる(疑問爆発)ので、安かろう悪かろう工法を検討したという技術会議(=非公開のロボット会議)のかろうじて東京都のウェブサイトで公開されている部分からを確認したら、まあそのお粗末な「議論」にびっくりです。
話された内容は、なんと、
「周囲に無理やり設けた緑地を耐震対策するかどうか」
「でもそれだとt経費が安くあがるのか」
だけです!!
「第10 回豊洲新市場予定地の土壌汚染対策工事に関する技術会議」の概要1 日時
平成21 年1 月15 日(木) 11:00〜13:00<会議記録から抜書き>
(委員)
緑地部に液状化対策が必要かどうかは、経費の問題もある。(東京都)
緑地を液状化対策することによって経費は激高する。(委員)
考え方の問題であって、経費の問題ではないと思う。(委員)
市場では、安全の確保が問題であって、液状化するとおそらく地下水と土壌が混合攪拌されるため、汚染物質が残っていたらどうするのかという懸念のもとになるのではないかと思う。後々を考えると、このような懸念のもとはもし安い経費で対応できるのであれば、絶っておいたほうがよいのではないかと思う。個人的にはあまり必要ない対策とも思うが、全体を考えると実施した方がよいのではないかと考えている。(委員)
地下水の浄化で完全に浄化できることが担保できればよいが、他に汚染源が存在する可能性もあるので、安全性を担保するため、緑地も対策するといえば理解してもらえるのではないか。<参考資料から>
耐震対策の考え方について
第6 回技術会議において示した耐震対策の考え方について、以下の理由により、新たに耐震対策の考え方を整理する。1.豊洲新市場における耐震の考え方
(1)都における市場の位置づけ中央卸売市場は、「東京都耐震改修促進計画」(平成19 年3 月)において、防災上重要な公共建築物に位置づけられている。
また、築地市場は、東京都地域防災計画において、陸上輸送基地に指定されており、災害発生後3日目以降、被災者の炊き出し用生鮮食料品の提供を行うことや他府県等からの緊急物資の受入れ・一時保管・地域輸送拠点への積み替え・配送等の拠点としての機能が求められている。
豊洲新市場は、築地市場の機能を移転する位置づけにあることから、同様の指定を受けることが考えられ、震災に際しても、これらの機能が確保できるよう耐震対策を実施する。
(2)食の安全・安心を高いレベルで確保 (管理人:よくまあ臆面もなく!)
土壌や地下水の汚染物質を除去、浄化した直後に、敷地全域すべての地下水を環境基準以下に浄化できるかどうかは不明確であり、仮に環境基準を上回る箇所がある場合には、その後も対策を行い、環境基準を達成する必要がある。こうした点を考慮し、液状化現象によって地下水が地上に噴出することを防止するため、耐震対策を実施する。
このことへの有識者のコメントを挙げておきたいと思います。
技術会議の書き起こしありがとうございます。あのやり取りは、地下に汚染が残る可能性があるが、液状化対策を緑地までするのだから安全だとするものです。
緑地は敷地ほんの一部(周辺部)の耐震対策についてどうかと言っているのに過ぎず、当然全域ですべきことを、都が耐震対策区域から外して提案していたことが分かります。
液状化の問題は、6,7街区における有楽町層の上部の危険な砂のベルト地帯の対策を外しては語れないのに、技術会議では一切議論されていないことに驚きを感じます。
また、5街区では江戸川層にまで及ぶ液状化しやすい砂の層が5mにも達しています。それが護岸まで続いていますから、液状化の危険はもとより、護岸が海方向に移動する「側方流動の危険」もあります。
液状化の危険は地盤面から20mまであるのに、上半分の埋土部分のみの対策工事だけで本当に良いのか、不安は消えません。都には耐震対策について説明責任があります。
この様なところを防災の拠点として良いもの。災害時から3日以内で市場機能の回復など、汚染物質とともに液状かした場合不可能ではないか等の疑問にも回答すべきと考えます。
わざわざ危ないところに移して、それを災害対策のためだと強弁し、しかもおカネがかかるから、液状化対策はほどほどににやりましょう・・・ということですね。
ここからわたしが思ったのは、
「(イラクでは)自衛隊が行くところが非戦闘地域」
というあのコイズミの放言です。
お東京都様が、液状化対策は、ごくごくわずかの緑地だけを考えればよくて、その他は
「自分たちがしないと言っているところだから液状化しない」
という宣言がこの議事でなされていると言えるでしょう。