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Like a rolling bean (new) 出来事録
http://ameblo.jp/garbanzo05/day-20090419.html
2009-04-19
「五輪に反対する、別の合理的理由」(いただいた重要なコメントから)
今日の1つめのエントリーです。
「五輪に反対する、別の合理的理由」として、「もえおじ」さんから、コメントをいただきました。
2009-04-19
『五輪国家財政保証は偽装、万一選ばれても東京に「遂行能力」はありません』
http://ameblo.jp/garbanzo04/entry-10243404324.html
とても有意義で重要な内容なので、エントリーとしてアップさせていただきます。
ありがとうございます!
ここからが、コメント転載です。
「五輪に反対する、別の合理的理由」
日本には、景気対策のためではなく、人々のくらしを支える社会インフラを長期的に改善するための公共投資は、まだまだ必要です。
例えば、都市ガスや本下水。 未だにプロパンガスと浄化槽を使っている世帯が沢山ありますが、その維持費は巨額です。 プロパンガスを運搬し、浄化槽を洗浄する経費や労働時間を考えてみたらいい。 さらに浄化槽は地下水を汚染する危険性もあります。 日本は、非常に豊かであるにもかかわらず公共の下水処理施設を利用できる地域に住んでいる人口はわずか69%にすぎません。
日本の河川や湖、湾、海の15%が国の水質基準を満たしていないのも、こうした処理方法に原因があります。 75年の40%よりは大幅に改善していますが、まだ改善の余地は大きい。
人口の27%が住む21県では5〜10%の人々が上水道を利用できないでいます。 日本の全家計のうち料理や暖房などで都市ガスを使っているのはわずか77%にすぎません。 残りはプロパンガスを使わざるを得ません。
さらに、社会インフラの老朽化の対策も急務と言われています。 道路や橋、上下水道、住宅などの老朽化問題は以前から指摘されており、例えば、橋を例に取ると、全国には橋が約14万本あり、国土交通省の調査によれば建設から50年以上経過するものが平成18年度に全体の6%に過ぎなかったのが平成38年度には全体の47%に達すると見込まれています。
これらをすべてを架け替えで対応すれば、国や地方自治体は巨額の財政負担を強いられ、しかも工事中の通行止めや迂回で経済損失が発生する可能性があります。 そこで、壊れた箇所が見つかってから補修や架け替えをするのではなく、早めの点検と的確な予防修繕で橋の寿命を延ばし、大規模改修や短期間での架け替えを避けて財政負担を減らそうとする施策が重要になります。
同様に、老朽化した道路、水道管などの補修や更新、学校や福祉施設など公共施設の耐震化工事も、前倒しで実施する必要性が叫ばれています。 ですから、五輪以上に必要な社会インフラ整備は沢山あるのです。
本当にご指摘される通りだと思います。
そもそも、わたしがオリンピック招致の反対することは様々な理由があります。
まず、今が「右肩上がりの復興の時期」ではないこと、そしてその時期に東京は一度オリンピック開催を経験していること。
さらに、福祉と教育と医療を明確に切り捨てている「苦しい」都政の実情など、まるでなかったかのようにして、短期的長期的に無駄な税の投入を湾岸乱開発で行い続けるための方便として、オリンピック招致を利用していること(その一部として、築地市場の官製地上げ&甚大な汚染と超軟弱地盤の豊洲6丁目への強制移転問題も、また武蔵野の原風景という「レガシー」を破壊する外郭道の建設も、無駄でかつ強引な築地市場を分断する環状2号線の延長工事なども含まれます)。
そして、国威発揚の魂胆を持つあの都知事の構想に沿って開催することは到底「現代的」ではないこと、そもそものオリンピック憲章の理念に根本的に反することからも、反対です。
一方で、「反対の反対」としてよく見られる反論(?)です。
「招致したら日本に大きな経済効果があるではないか」(アソー総理並のアバウトさ)
「十分に利益を出して開催できるのに、いいんですか、チャンスを逃して」(って誰が儲かる?)
「築地市場移転反対に肩入れするあまりに反対ですかww」(論外w)
そういった見解に対しては、「東京一極集中を是とするか」が論点として挙げられると思います。
しかし、
「いやいや、だから、集中でなく、東京のインフラが整備されなくてもいいんですか?」
「東京だって、オリンピックくらい来ないと首都機能が維持できませんよ」
「どんなにサヨクがあなたが反対しようと、巨大都市東京には意味あることなんですから」
「東京と地方の格差は幻想、まだ郵政民営化だって端緒についたばかりだし」(謎)
「東京で開催してもしなくても地方には関係ない」(勝手に国家財政保証、問題もありますが)
・・・といった苦しい(あるいは無邪気な)反論もあります。
そうした、お東京都様に洗脳された意見に向かい合うことのできる、明確で具体的な数字が裏づけとして挙げられていることは、とても意味のあることで、しかもこれらの数字は確実に根拠となるデータが存在するものばかりですね。
もえおじさん、重ねてありがとうございます!!
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