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日本脳神経外科学会は昨年12月、脳損傷を予防するための提言を発表。「脳震盪を起こしたら、直ちに競技・練習への参加を停止する」「復帰は症状が完全に消失してから徐々に行う」「脳損傷や硬膜下血腫を生じたときは競技に復帰するべきではない」命を守るために、正しい知識が欠かせない(東京新聞)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/living/health/CK2014110402000176.html
スポーツにはけがが付きまとう。特に危険なのは頭部へのダメージだ。脳に衝撃が加わって起きる脳振とうは、かつては「よくあること」と軽く見られがちだったが、死亡や重い後遺症につながることがある。
「プレーは続けていたが、その後はよく覚えていない」。都内の会社員Aさんは大学一年だった五年前、アメリカンフットボールの試合で脳振とうを起こした。あおむけに倒れて後頭部をぶつけた。頭がボーッとして痛い。試合終了後、気分が悪くなり吐いた。
その日、自宅近くの病院で「脳振とうだろう。しばらく安静にすれば回復する」と言われた。二日後に練習に戻ったが、頭は重いまま。約二週間後、東邦大医療センター大橋病院(東京)の脳神経外科を受診、磁気共鳴画像装置(MRI)検査などから「症状は続いている」と診断された。完全復帰まで、さらに二週間を要した。
脳振とうは、頭部への衝撃で脳が揺さぶられて起こる一時的な脳機能障害。症状は頭痛やめまい、ふらつき、吐き気、健忘など。多くの場合、症状は七〜十日程度で治まるが、数週間以上持続することもある。
意識消失のイメージが強いが、実際は九割以上のケースは意識を失っていない。それが落とし穴にもなる。「本人も周囲も脳振とうと認識しなかったり、軽く考えたりして競技を続けると脳振とうを繰り返し、致命的な脳損傷を招くことがある。特に怖いのは急性硬膜下血腫だ」とAさんの主治医だった中山晴雄講師は解説する。
急性硬膜下血腫は、頭蓋骨の内側の硬膜と脳とをつなぐ「架橋静脈」が、脳が揺れた時に切れて出血、血の塊が脳を圧迫する。若年者でも約半数は死亡し、助かっても重い後遺症を抱えることが少なくない。
医療機関では詳細な問診に加え、コンピューター断層撮影(CT)やMRI検査などを行って診断する。特に治療法はないため「肉体的、精神的な休息を十分に取り、経時変化を見ることが大切」と中山さん。
国内で脳振とうが注目されたのは柔道事故がきっかけ。名古屋大大学院の内田良准教授(教育社会学)によると、一九八三〜二〇一三年度に中学・高校で起きた柔道事故で死亡した生徒は百十八人。うち七十六人が急性硬膜下血腫など頭部外傷。ラグビーでも同期間に頭部外傷二十三人を含む五十九人が亡くなった。
柔道やラグビーのような激しい接触や衝突を伴う競技ばかりではない。内田さんは「どんな競技でも起こり得ると、指導者は認識してほしい」と話す。
日本脳神経外科学会は昨年十二月、脳損傷を予防するための提言を発表。「脳振とうを起こしたら、直ちに競技・練習への参加を停止する」「復帰は症状が完全に消失してから徐々に行う」「脳損傷や硬膜下血腫を生じたときは競技に復帰するべきではない」−。命を守るために、正しい知識が欠かせない。 (共同=赤坂達也)
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全国柔道事故被害者の会 (JJAVA)
13時間前 · 編集済み ·
羽生選手の件は、日本のスポーツ界にいかに脳震盪の危険性が理解されていないかを物語るものです。
頭をぶつけて脳震盪の可能性があるのであれば、本人の意思など関係なく、即刻棄権をし、医師の診察を受けさせるべきでした。
脳震盪のダメージが残ったままで更に脳震盪を伴うような頭部への衝撃を受けると命に関わる危険な症状が出る可能性がある事(セカンドインパクト・シンドローム)など、脳震盪を繰り返す事は命の危険を伴う事が知られています。
脳震盪の可能性がある場合には試合を続行してはならない、というのがスポーツ医学の常識です。
あのような状態で試合を許した日本スケート連盟は、厳しく非難をされるべきだと思います。
また、あのような危険極まりない行為が、メディアによって美談として放送されるのは本当に恐ろしいことです。他のスポーツにも影響がでることを危惧します。
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