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http://www.bloomberg.co.jp/news/123-NBA6TD6S972L01.html
9月3日(ブルームバーグ):
プロテニスのアンディ・マレー選手は全米オープンで2回目の優勝を目指しているが、友人でデビス杯でのチームメートだったジェイミー・ベーカー氏はロンドンの金融街で新しいキャリアを築いている。
各地を転戦するトーナメントプロの生活は楽ではなく、ベーカー氏は2013年にスペイン最大の銀行、サンタンデール銀行に入行した。上位に入らなければ賞金は稼げないが、プロテニス選手として戦い続けるには年間14万3000ドル(約1500万円)がかかると、全米テニス協会が2010年に試算した。元プロたちの一部は20代のうちにウォール街かロンドンのシティーにたどりついている。
男子ツアーでのシングルスランキングの最高が186位だったベーカー氏は、「楽な生活ができる位置にはいなかった」と振り返り、最初は世界を旅すること「自体がご褒美のようだった」が、25歳になるまでには自身のキャリアの金銭面を考え始めたと、インタビューで語った。
現在28歳の同氏は「銀行に1銭の貯金もなく、選手生活を終えることにもなりかねなかった」と話す。プロとしての10年近くで稼いだのは40万ドル余りだったという。
同氏は元スポーツ選手や軍人を企業に紹介するあっせん会社アドビクター(ロンドン)の紹介でサンタンデールに入った。アドビクターの創業者でディレクターのスティーブ・ホワイトクーパー氏はインタビューで、なぜ元スポーツ選手が金融サービス業界で成功できるのかという問いに「個人競技でのトップスポーツマンの最高の資質は、立ち直る力だ」と述べた。
スポーツ界から金融界へ入るのはベーカー氏ばかりではない。1992年の全米オープンテニスの男子ダブルス優勝者、ジム・グラブ、リッチー・レネバーグ両氏は今、ニューヨークのヘッジファンド、タコニック・キャピタル・アドバイザーズで共に働いている。
自身は元ラグビー選手のホワイトクーパー氏によれば、アドビクターは12年の創業以来約80人の候補者を就職させた。そのうち3人が元テニス選手で、さらに4人が就職への話が進んでいるという。
記事に関する記者への問い合わせ先:ロンドン Danielle Rossingh drossingh@bloomberg.net
記事についてのエディターへの問い合わせ先:Christopher Elser celser@bloomberg.netSara Marley
更新日時: 2014/09/03 12:37 JST
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