http://www.asyura2.com/09/sports01/msg/504.html
Tweet |
サッカーブラジルW杯でグループリーグ初戦を落とした日本代表。決勝トーナメントに進出するためには、20日に行なわれるギリシャ戦は是が非でも勝ち点3が必要となる。そのためにはどんな作戦が有効なのか。その一つとして考えられるのが、空中戦を捨てて、とにかくスピードで勝負する“本田外し”の変則布陣「2-4-4」だ。これは最も「ギャンブル要素」の強い布陣。
平均身長で日本を6センチも上回る184センチのギリシャに空中戦を仕掛けても結果は見えている。スポーツジャーナリストの財徳健治氏が語る。
「ギリシャの高さは半端ではありません。190センチ超の長身の選手がいない陣容で、高さ勝負は無謀です」
そこで最初から空中戦は捨て、敏捷性の高い選手のみを起用し、「地上戦」に特化する。しかも大量得点という意味では、これが最も期待できる布陣となる。
左右MFの香川真司、岡崎慎司が高い位置を取り、スピードのあるSBの長友佑都、内田篤人をMFの位置まで上げる。ボランチには若さのある青山敏弘、山口蛍。最前線にスピードのある柿谷曜一朗を配置し、全体が動き回ってギリシャDFに揺さぶりをかけて、スペースを突いていく作戦だ。
ただこれは“諸刃の剣”である。攻撃に特化するので、専門的なDFが吉田麻也、森重真人の2人となってしまうからだ。が、ハマれば大量得点を期待できる。1968年メキシコ五輪得点王で、元日本サッカー協会副会長の釜本邦茂氏は語る。
「今の日本代表で超攻撃サッカーをするには、より速く動くしかない。ギリシャのように高さがあるチームには上からいってもダメ。ドリブルでの打開も考え、斎藤学などを起用するのも面白いかもしれない。ただ、その際はやはり、本田圭佑を外さざるを得ないけどね」
そう、この布陣のもう1つの“賭け”は、あえて「本田外し」に踏み切ることだ。前出の財徳氏が語る。
「本田がトップ下にいると、なかなかスペースが作れないという問題が生じている。右から岡崎、左から香川が入り込もうとしても、真ん中で本田がふたをしてしまうような状況。ならばいっそ本田を温存し、大久保嘉人を入れたほうがいいという考えになる。しかし、ザック体制は本田を中心にチームを作ってきたため、今更外すのは大きなリスクを伴いますが……」
※週刊ポスト2014年6月27日号
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20140618-00000006-pseven-spo
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。