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国際親善試合ベラルーシ戦(15日、ベラルーシ・ジョジナ)に臨んだザックジャパンは0―1で完敗。欧州遠征はブラジルW杯に参加しない国を相手にまさかの2連敗となった。日本代表アルベルト・ザッケローニ監督(60)ではチームの低迷を打破できないのか。本紙評論家の元日本代表FW武田修宏氏(46)はブラジルW杯に向け改めて“監督交代”の必要性を強調。後任には元アルゼンチン代表監督のマルセロ・ビエルサ氏(58)とJ1浦和のミハイロ・ペトロビッチ監督(56)を“推薦”した。
【武田修宏の直言】残念な試合だった。相手のベラルーシは世界ランク80位ですでにW杯欧州予選で敗退が決定。しかもグループ最下位に沈んでいる格下だ。敵地だったとはいえ、同42位の日本は押し込まれる場面が多く、内容的にも完敗。ブラジルW杯に向け、大きな不安を残した。
攻撃で言えばセルビア戦(11日)に比べるとパスは回ったし、積極性があった。ザックジャパンの基本であるサイド攻撃に取り組み、いくつかのチャンスを作り出したが、1トップを務めたFW柿谷曜一朗(23=C大阪)はクロスに合わせるタイプではない。チーム戦術と起用する選手のミスマッチには大きな疑問が残った。
守備の弱体化も気になる。ザックジャパンの快進撃を支えたDF陣が今季は停滞。選手コンディションも理由の一つだろうが、アジアで無敵だったゾーンディフェンスが世界レベルでは通用していないのは問題だ。今後どう対応していくのか。今回の2試合で打開策は見えなかった。これはすべて監督の責任と言えるだろう。
日本サッカー界では、これだけザックジャパンの低迷が続いても“監督交代”の話がなかなか出てこない。
今季の内容と結果を照らし合わせれば日本サッカー協会内も、もう少し踏み込んだ議論があってもいいのではないか。少なくとも今回の2連敗の内容では、監督交代もやむを得ないのではないかと考える。
実際、同じアジアの韓国はブラジルW杯出場を決めてから監督交代に踏み切り、元韓国代表DF洪明甫氏(44)が就任。オーストラリア代表もホルガー・オジェック監督(65)の解任を決めたばかり。監督交代にはマイナスイメージがあるが、一方でチームを大きく変える力がある。停滞する日本代表がW杯で勝利するためには、必要な“劇薬”となるはずだ。
後任監督には、かつて日本代表監督の候補に名前の挙がったビエルサ監督がいいのではないか。各国代表を歴任し、国際経験も豊富な名将だ。イレブンに厳しい規律とハードワークを求めるタイプで、何より欧州ビッグクラブからオファーが舞い込むなか、現在は所属なしのフリー。これは絶好の機会だ。
もう1人は現在浦和の指揮をとるペトロビッチ監督を薦めたい。長く日本で指導しており、日本代表の現状もわかっており、日本選手にも詳しい。日本の武器であるパスサッカーを主体とするタイプで、適性は十分。W杯までの短い期間でチームを再建するには適任だろう。
欧州組の起用に固執し、チームを活性化できないことからも、やはり今回こそ監督交代のタイミング。日本サッカー協会はぜひ検討してほしい。
☆武田修宏:たけだ のぶひろ=1967年5月10日生まれ。静岡県出身。幼少期から「天才少年」と呼ばれたストライカー。名門・清水東(静岡)か ら86年に読売クラブ(現東京?)入り。ルーキーながら11得点を上げ、リーグ?に貢献し、MVPにも選出された。Jリーグ発足後はV川崎や磐田、京都、 千葉などでプレー。00年には南米パラグアイのルケーニョに移籍。01年に東京?に復帰し、同シーズンで現役引退した。Jリーグ通算は94得点。JSL時 代も含めれば152得点を挙げた。87年に日本代表に選出。93年アメリカW杯アジア最終予選でドーハの悲劇を経験した。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131017-00000007-tospoweb-socc
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