http://www.asyura2.com/09/sports01/msg/471.html
Tweet |
前回W杯の優勝をピークに、その後は芳しくない状況が続いているなでしこジャパンであるが、最近見ていて特に気になるのが監督采配の後手後手対応ぶりである。
2013年に入って以降、時々中継される代表戦を観戦しながら、当初は「勝つこともあれば負けることもあるさ」ぐらいに気楽な気分でいたが、このところの負け試合や引き分けを見るたびにチームのチグハグぶりや、試合中に映る監督のアクションを見ていると、以前の王者の風格はどこへやら、最近は「勝てないことを確信」するようになってきた。
そして更に気になるのが敗戦後の監督インタビューである。敗戦理由を語りながら時々見せる照れ隠しのようなニヤケ顔はいかにも余裕を感じさせるようであるが、前述の試合中に見せる監督のアクションと今後の対応を語る姿とはどうしても結びつかない。
結論を先に言おう。なでしこの栄光は澤を中心とする優秀な選手たちに恵まれたこともあるが、監督の大胆不敵な戦略がチームに新しい息吹を吹き込んで実現したものである。
しかしそこから全く進歩していないのが今日の姿であって、ランキング的には3位以内かもしれないが、なでしこを引きずりおろそうと懸命な他国が研究を重ね、現在の実力的には10位ぐらいが妥当な線ではないだろうか。
そして最も恐ろしいことはチグハグなチームの状況に手をこまねいている内にも、弱体化はどんどん進行してゆくことだ。すでになでしこは緊急手術を要する事態なのである。
日本サッカー協会は、契約期間に拘泥することなく直ちに佐々木監督の後任人事を行い、新監督に託すことが急務と考える。そして佐々木監督のこれまでの貢献度には感謝しつつも日本のために緊急的な英断を下すことも協会としての大事なミッションではなかろうか。
私が個人的に思うところは、我が国のスポーツ界全般について言えるところであるが、連盟とか協会とかやたら組織の権力ばかりが肥大化して、これが新陳代謝を大きく損ねる最大の要因になっていると思えるのである。
従って理想的に言うならば、従来の連盟や協会といった組織はあくまでスタッフに徹するものとし、監督や選手の選別は「誰かに託す」のではなくファン投票に委ねるべきであると思うのだが、いかがなものか。
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。