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サッカーの日本代表歴どころか、日本でプロから声がかからなかったにもかかわらず、欧州1部リーグでプレーする選手がいる。ルーマニア1部、アストラのMF瀬戸貴幸(25)だ。主将を務め、出場停止の1試合を除く全てに先発し、3得点。来季以降、主要リーグへのステップアップを目指している。
首都ブカレストから北に約50キロ。石油産業の都市プロイエシュティに、アストラはある。夏は40度、冬は零下20度になる寒暖の差の激しい土地だ。
瀬戸がルーマニアに渡ったのは、2007年6月。知り合いから、当時3部だったアストラのテストがあると聞いた。スーパーマーケットで倉庫係のアルバイトをしながら名古屋市リーグでプレーしていたが、片道航空券を買い、ルーマニアに渡った。
50人の選手が集まり、ひたすらテストを繰り返す。目立たず、だめと判断されれば、翌日の練習にはいない。約1カ月のテストを勝ち抜き、得たプロ契約は月給250ユーロ、当時のレートで約4万円。クラブの寮に住み込みながらの生活だったが、「プロになれたというのがうれしかった」。
練習以外は何もない田舎町。毎日3時間、ひたすらルーマニア語の勉強をして、チームに溶けこもうとした。オーナーはルーマニア屈指の富豪といい、ブラジルやポルトガルからも助っ人が加入する。毎年どころか半年ごとに選手は入れ替わる。ポジションはFWからボランチに変わり、気付けば自分がもっとも古株に。キャプテンを任せられるようになった。
当たりの激しいルーマニアリーグで、きっちり守ると評価が上がる。ルーマニアの強豪ディナモ・ブカレストが興味を持っている、と報道された。瀬戸は「次は、欧州のもっと強いチームでプレーしたい」と夢を描いている。(河野正樹)
http://www.asahi.com/sports/fb/world/TKY201105170321.html
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