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タイの洪水問題で約20億円の損害を被った日本ハムに、ビッグな“臨時ボーナス”が舞い込んだ。プロ野球・日本ハムのダルビッシュ有投手(25)の米大リーグ・レンジャーズ移籍に伴う移籍金5170万ドル(約40億円)で、育ててくれた球団や親会社に対し、ダルビッシュ選手による最後の恩返しというわけだ。
球団の親会社である日本ハムは、原材料の高騰や東日本大震災などの影響で苦境に立たされ、昨年10月にはタイ洪水で現地の鶏肉加工品などをつくる子会社の2工場が操業停止に追い込まれた。
昨年11月に発表した平成24年7〜9月期の決算発表によると、洪水による被害額は営業損失約10億円、固定資産簿価ベースで特別損失約10億円と、計20億円のマイナス影響を受けた。タイの2工場は現在も操業を停止したままだが、そんな厳しい状況の日本ハムにある朗報が届いた。年明けの1月19日、ダルビッシュ投手が米レンジャーズと契約に合意したのだ。
野球の名門、東北高校出身のダルビッシュ選手は高校球児のときから注目を集め、平成16年のプロ野球ドラフト会議では日本ハムが1位指名。契約金は高卒新人としてはVIP待遇となる1億円で、年俸1500万円、出来高5千万円だった。
あれから8年。MVP2回、最優秀防御率2回、最多奪三振3回などタイトルをほしいままにし、今回のメジャー挑戦ではレンジャースと6年契約の年俸総額6千万ドル(約46億円)で合意した。日本人選手がポスティングシステム(入札制度)で移籍する際に結ぶ契約では、総額5200万ドルでレッドソックスと契約した松坂大輔投手を上回る最高額だ。
しかも、レンジャーズから日本ハム球団には支払われた移籍金は約40億円。球団親会社の日本ハムは、平成24年1月〜3月期決算に、今回の移籍金をその他収益として計上予定で、タイ洪水の被害額約20億円をカバーするだけでなく、震災の被害などにも大いに役立つ“臨時ボーナス”になった。移籍金について同社は「グループ全体として活用したい」と話す。
昨年12月8日、自身のブログで「北海道日本ハムファイターズ球団には本当に感謝してます」と綴ったダルビッシュ投手。球団や親会社の日本ハムに対し、最後に「最高の恩返し」ができたにちがいない。
産経新聞 2月12日(日)12時35分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120212-00000502-san-base
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