http://www.asyura2.com/09/sports01/msg/336.html
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株式日記と経済展望
http://www5.plala.or.jp/kabusiki/kabu244.html
http://blog.goo.ne.jp/2005tora/
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リーダーの能力は、優れた選手を抜擢して長所を伸ばせる事である。
菅総理は、官僚を怒鳴り散らして萎縮させ、手柄は自分で独り占めする。
2011年7月18日 月曜日
なでしこジャパンはなぜ強い?日本の女性の長所とは?
女性が100%の力を発揮したくなる組織とは?
http://www.amazon.co.jp/%E3%81%AA%E3%81%A7%E3%81%97%E3%81%93%E5%8A%9B-%E3%81%95%E3%81%82%E3%80%81%E4%B8%80%E7%B7%92%E3%81%AB%E4%B8%96%E7%95%8C%E4%B8%80%E3%81%AB%E3%81%AA%E3%82%8D%E3%81%86%EF%BC%81-%E4%BD%90%E3%80%85%E6%9C%A8-%E5%89%87%E5%A4%AB/dp/4063787133
◆なでしこジャパンが世界一 最優秀選手は沢 7月18日 産経新聞
http://sankei.jp.msn.com/sports/news/110718/scr11071806360016-n1.htm
サッカーの女子ワールドカップ(W杯)ドイツ大会最終日は17日、フランクフルトで決勝を行い、国際サッカー連盟(FIFA)ランキング4位の日本は同1位で3度目の優勝を目指していた米国と対戦、2−2からのPK戦を3−1で制し、初優勝を飾った。最優秀選手には日本の沢穂希(INAC)が選ばれた。
◆【なでしこジャパン】世界トップに押し上げた佐々木則夫監督の采配力 7月16日 元川 悦子
http://www.jsports.co.jp/press/column/article/N2011071610533702.html
澤穂希や大野忍、近賀ゆかりらINAC神戸の選手たちが2ヶ月前「絶対に獲りたい」と話していた世界大会メダル獲得が現実となったなでしこジャパン。日本時間14日朝のスウェーデン戦勝利を受け、日本国内のメディアはなでしこ一色だ。15日朝の情報番組に96年アトランタ五輪日本女子代表の鈴木保監督(現イカイFCレディース)や佐々木則夫監督の前に指揮を執っていた大橋浩司前監督がダブル出演しているのを見て、本当に尋常でない事態だと実感した。18日早朝に行われる決勝・アメリカ戦に勝ったら、日本国内はどんな騒ぎになるのだろう…。今年は東日本大震災や原発事故など暗くなるようなニュースが続いただけに、ぜひ彼女たちには金メダルを獲得し、国内を凄まじい盛り上がりに導いてほしいものだ。
そんななでしこだが、佐々木則夫監督の注目度が一気に高まっている。佐々木監督は高校サッカーの名門・帝京高校出身。古沼貞雄監督は「よくチームをまとめていたキャプテンだった」と話していたことがあり、もともと集団を束ねる資質は高かったようだ。その後、明治大学を経て現在の大宮アルディージャの前進であるNTT関東に入社。社員として勤務しながら選手として活躍し、引退後は指導者に転身した。私が佐々木監督を初めて見たのは、NTT関東の監督を務めていた97年。当時から「気さくで穏やかな人」という印象だった。長年の指導者経験から選手を見極める目は養っていたのだろうが、戦力の問題と選手の自主性を尊重する傾向が強かったことが災いしたのか、チームはJFL中位を行ったり来たり。目立った結果は残せなかった。
彼が女子の指導者となり、2008年になでしこジャパンの監督に就任した時には正直、驚いた。選手たちもコーチから昇格した佐々木監督のことを「ノリさんで大丈夫かな?」と思ったという。そのノリさんがいきなり試みたのが、澤をボランチに下げることだった。
初の大舞台となった2008年の東アジア選手権(中国・重慶)で、15歳の代表入りから一貫して攻撃的なポジションを担ってきた彼女をボランチに起き、当時は実績のなかった阪口夢穂(新潟)と並べる大胆采配には、誰もが面食らったようだ。「4-4-2になった時、自分のポジションがないわと思ったら、ノリさんが『ボランチやれ』と。ビックリしたけど、何をすればいいか分かんなかったんで、マンUの試合見て、アンデルソンのプレーを勉強したりして…。でもボランチのイメージなんて全然なかった」と澤は当時のサプライズをこう表現する。
しかし「澤のよさはボールを奪う力が高いこと。奪った時が物凄いチャンスになる。澤みたいな選手がボランチにいればチームは安定する」と佐々木監督は強調。この起用法を押し切って、東アジア選手権で優勝してしまった。なでしこジャパンがその後、北京五輪でベスト4入りし、2010年アジア大会で優勝。そして今回の女子ワールドカップ(ドイツ)で決勝進出と着実に階段を駆け上がったのも、この大胆さがかなり大きい。佐々木監督の選手起用はその後も斬新である。阪口の抜擢に始まって、2008年限りで引退した池田浩美の後釜に若い熊谷紗希(浦和)を据えたり、2009年U-19女子アジア選手権(中国)でMVPを受賞した19歳の岩渕真奈(日テレ)を積極起用するなど、若手登用には非常に熱心である。そして今大会の準決勝・スウェーデン戦の川澄奈穂美(神戸)の先発起用も思い切った決断だった。独特の采配力の真骨頂がこの大舞台で遺憾なく発揮されたのだろう。
もう1つ佐々木監督がなでしこのもたらしたプラス要素がある。それは「選手の自主性を尊重すること」だ。
NTT関東時代は選手が未成熟だったため、厳しい要求をしない指導法は当たらなかったが、今のなでしこではズバリ的中している。彼がなでしこを率いるようになった時、チームには池田浩美、加藤與恵、山郷のぞみ(浦和)、澤と経験豊富な選手が数多くいた。堅の近賀や宮間あや(湯郷)も自分をしっかり持った選手たちだ。そういう今の女子に対しては、あまり多くを指示せずに見守り、時には冗談を言って気持ちを和ませる佐々木監督のようなタイプがいいのかもしれない。「絶妙の距離感」を女子選手たちと築いたからこそ、このように急激な躍進が現実となったのだろう。
来たるべき決勝でノリさんがどんな采配をするのかは非常に気になるところ。過去に1回も勝っていないアメリカを倒すには、誰も思いつかない斬新な起用も必要かもしれない。ここまで来たら、ひらめいた通りの選手操縦術でチームを勝利に導いてほしい。
(私のコメント)
夏の夜の寝苦しさで、目が覚めたら早朝だったので女子ワールドカップの日米の決勝戦を見ました。世界ランク一位のアメリカとの対戦だから、終始おされ気味であり、パワー、スピード、テクニックとアメリカの方が上であり、本来ならばアメリカの勝ち試合なのですが、チーム力で日本が僅かに勝っていたから引き分けたのでしょう。引き分けに持ち込んでPK戦でなければ日本が勝てる可能性がない。
アメリカが負けた理由は、アメリカの選手が緊張気味であり、ゴール前の僅かなミスで失点を許してしまった。日本は僅かなチャンスをものにすることが出来たし、体格の大きなドイツやスウェーデンやアメリカ選手に体当たりされながらもゴールをものにしている。小回りや敏捷性で体当たりされてもかわすことが出来るからでしょう。
日本チームはドイツにもアメリカにも勝った事がないのに、優勝を目標に掲げてきましたが、あくまでも目標でありメダルが取れればといった目標では優勝は出来ないでしょう。アメリカは世界一であり優勝が当たり前といったプレッシャーがあったのかもしれません。コパアメリカでもブラジルが準々決勝でPK戦で負けましたが、チャンピオンチームはPK戦になることは負けに等しいダメーを負ってしまう。
それに対して下位チームはPK戦で勝てるかもしれないという希望が出てくる。佐々木監督も選手をリラックスさせる為に笑顔で指揮していましたが、女子選手を扱う時は上から目線で指導したらダメで、横から目線で接しないとダメなようだ。だからどうしたら選手がのびのびと実力を発揮できるか考えながら監督しなければなりませんが、監督としての実力もなければ女子選手からバカにされてしまう。
テレビを見ていると、アナウンサーや解説者のしゃべりはうるさくて参りますが、音量を絞ると会場の様子が分からなくなる。Jリーグのテレビ中継がほとんどなくなりアナウンサーもサッカーの事が詳しくなく、解説者も話のプロではない。だから酷い中継になりますが、アナウンサーも解説者もおそらく佐々木則夫監督の書いた「なでしこ力」を読んでいないのだろう。
読んでいれば監督がどのような考えで指揮しているか解説できたのでしょうが、選手との接し方なども参考になったはずだ。会社などにおいても大勢のOLを管理していくのは骨の折れることですが、上から目線でがみがみ言うことはご法度であり、仕事も出来て身だしなみにもきちんとしていないとOLにバカにされる。
私も銀行に長いこと勤めていたから女子職員の扱い方の難しさは分かりますが、女子職員間の上下関係の厳しさは想像以上のものがある。だからボス的存在の女子職員には気を遣わなければなりませんが、佐々木監督と沢選手との関係も信頼関係を築けなければチームは力を発揮できない。しかし支店長は上から目線で直接叱りつけるから、女子職員はヒステリー気味になり中間管理職の私は途方にくれてしまった。
そして支店長が代わるだけで支店の雰囲気がガラッと変わるものであり、特に女子職員の態度がガラッと変わる。中間管理職にいるとそれがよく分かりますが、サッカーチームでも監督しだいでムードもかなり変わるだろう。男子なら上から目線で怒鳴りつけられるのは慣れていますが、女子には禁物だ。
日本チームが今まで勝てないチームに勝てるようになったのは、日本の女子選手の長所を生かす作戦に切り替えたからであり、今大会ではそれが有効に生かされたからだろう。ボール回しがワンタッチで早くなり、大きな体格で当たりに来ても敏捷さでそれをかわす。日本チームはバルセロナのようなチームだと言われていますが、男子のサッカーチームも見習うべきだろう。
それに対してアメリカはスピードもパワーも技量もある選手がそろっていて、一人でドルブルしてDFをかわしてシュートして得点した。だから一人に対して三人で守ってボールを奪い返して反撃する戦法をまもり、カウンターで一点、コーナーからの一点で引き分けに持ち込んだ。PK戦で勝てたのは緊張の度合いの違いであり、監督の笑顔で日本選手は浮き足立ちことなくゴールを決めた。
女子のプロサッカーリーグは欧米や日本などに集中しており、女子選手がプロで活躍できるのはゴルフやボーリングなどの僅かな競技しかない。今回の女子ワールドカップが日本とアメリカとの決戦になったのは偶然ではなく、プロの女子サッカーリーグが開ける様な経済力のある国が限られた国であり、本場の南米やアフリカチームは勝ち残れない。
このような大きな大会でないと、女子サッカーの試合がテレビ中継されることもなく、プロ選手といっても生活は厳しいだろう。テレビ業界はJリーグの中継もやらなくなったし、プロ野球中継もやらずに韓流ドラマばかりやるようになった。今回の女子のワールドカップにしても決勝リーグになってテレビ中継されるようになった。少しはスポーツ中継も普段からやらないとアナウンサーのレベルが低くて聞くに堪えない。
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