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毎日新聞 2月2日(水)15時0分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110202-00000030-maip-soci
大相撲の力士による八百長疑惑で、警視庁が押収した携帯電話で八百長をうかがわせるメールをやり取りしていた力士は13人で、昨年3〜6月に約50回に上ることが分かった。内訳は幕内・十両力士各4人、幕下力士と引退した力士が計5人で、引退力士には元小結、元十両の親方2人も含まれていた。金銭で勝ち星を売買していたほか、場所ごとに勝ち負けをやりとりする内容が含まれていたことも判明。「まっすぐ突っ込んでいく」「こういうふうに倒れてくれ」などと取り口の記述も詳細で、警察庁は2日午前、メールの内容を文部科学省に伝えた。
高木義明文科相は2日、事実関係を調査するよう日本相撲協会に指示。文科省から情報提供を受けた協会は午後から、臨時理事会を開き対応を協議することを決めた。協会の放駒理事長(元大関・魁傑)は報道陣に「今後のことは、情報を収集してから考えたい」と述べるにとどまった。
捜査関係者によると、八百長を打ち合わせる内容が残っていたのは、警視庁が摘発した野球賭博事件に絡んで押収した十両力士数人の携帯電話メール。大半は昨年5月の週刊誌報道後に消去されていたが、警視庁は携帯電話メーカーの協力を得て、メールの送受信記録を復元して解析を進めていた。
メールは力士同士で頻繁にやり取りしていたとみられ、数十万円単位で勝ち星を売買している実態のほか、場所ごとに金銭を伴わずに勝ち星をやり取りする内容もあった。
また、八百長当日の取り口を立ち合い以降の最初の一手から入念にシミュレートする内容まで残っていたという。
文科省担当者によると、メールには「20」「30」「50」など八百長で授受した金額を示すとみられる数字や、銀行口座も記されていた。「まっすぐ突っ込んでいく」など取組手順を打ち合わせるような記述もあった。
協会は72年、「故意による無気力相撲懲罰規定」を施行し、無気力相撲を指摘したうえで当事者らに注意をした。だが一貫して、八百長と無気力相撲は別だと主張してきた。
警視庁は相撲を賭けの対象とした相撲賭博の可能性もあるとみて裏付け捜査を進めたが、暴力団関係者の関与や賭け客の存在は浮上しなかったことから、賭博罪での立件は見送られる公算だ。
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