★阿修羅♪ > スポーツ1 > 162.html ★阿修羅♪ |
|
Tweet |
9月24日8時0分配信 スポーツ報知
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090923-00000264-sph-base
◆巨人5─3中日(23日・東京ドーム) 心から笑った。最強セットアッパーは2人並んで左手にペナントをつかみ、大観衆に手を振った。越智と山口。常勝巨人を支えた両腕を、達成感と解放感が包み込んだ。
強く、たくましかった。2点リードの8回。雷神・越智が原監督の指名を受けた。1死一塁から魂の直球で井端を遊ゴロ併殺。3人で片づけ、V3を決定づけた。昨年10月10日ヤクルト戦(神宮)。優勝決定日に出番がなかった。この日の登板は念願でもあった。「よくああいう場面で投げさせてもらえたな、と思います」。クルーンが故障で離脱した時には抑えも務め、64試合に登板し、8勝2敗10セーブ、24ホールド。原監督の信頼を肌で感じながら、2年越しの思いをかなえた。
この日は出番がなかったが、山口は球団最多タイの70試合に登板し、9勝1敗4セーブ、32ホールド。極上の安定感を発揮し、同じ左のセットアッパーの阪神・ウィリアムスに「今すぐメジャーで通用する」と言わしめた。防御率は1点台前半。完全無欠の存在であり続けた左腕は「去年の経験が大きかったと思います。WBCから1年間、すごく長かったけど、優勝の瞬間に吹き飛ぶような感じでした」と歓喜に浸った。
3連覇を決めた原監督は「戦闘集団(1軍)から離れることなく、登板してもしなくても戦力になっていた」と2人の貢献度を絶賛した。ブルペンに控える風神雷神の存在は常に相手チームの焦りを誘発。2人同時に登板した試合は9割以上の勝率を残した。
フル回転で独走Vを先導した左右のリリーフエースにとって、シーズン優勝は通過点。山口は「またあしたから切り替えてやります」と表情を引き締め、越智も「まだまだ気を抜かずにやらないと」とポストシーズンを見据えた。最終目標は日本シリーズ制覇。日本一のセットアッパーになるまで、風神と雷神は何度でもマウンドに降臨する。