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ベスト4へ勝負の1年=厳しい過去の現実−W杯サッカー・日本代表
2002年のワールドカップ(W杯)日韓大会で、日本は決勝トーナメントに進出した。地元でベスト16入りし、大いに盛り上がったことは記憶に新しい。しかし、欧州で開かれた1998年フランス大会と06年ドイツ大会はともに1次リーグで敗退。海外開催のW杯通算では、5敗1分けで勝ち点は1という惨たんたる成績だ。
数字を見れば、さらに厳しい事実が浮かび上がる。岡田監督が指揮を執り、3戦全敗に終わったフランス大会は1得点。1試合平均のシュート数こそ出場32チーム中5位だったが、その決定率は1.82%で最下位。期待を集めたドイツ大会も計2得点に終わった。
南アフリカ大会でベスト4を目指すとする岡田監督の「宣言」は、現実的に考えれば、あまりに壮大な目標設定と言わざるを得ない。
監督は予選を戦ったメンバーをベースにチーム作りを進める方針を明らかにしている。「予選突破でようやくスタートラインに立った」(監督)という意識を共有しているのはプラス材料だろう。それでも、監督が認める通り、目標達成のためにはすべての面でのレベルアップが不可欠。今後は世界のトップクラスと対戦し、課題を肌で感じ、それを克服する作業になってくる。
キリンカップで日本が対戦したベルギーは86年大会のベスト4。当時のメンバーでもあったフェルコーテレン監督は日本の目標について「大きな野心を持つことはいいことだ。だが、本大会に出てくるすべてのチームが野心を持っている」。言うはやすし、行うは難し。4年に1度の大舞台で世界を驚かせるためには、これからの1年が勝負になる。(2009/06/09-19:16)
http://www.jiji.com/jc/c?g=spo_30&k=2009060900634