03. 2014年8月28日 12:37:33
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>>02つづき・とりあえず施設長は、Aさんの抗議に個別に対応。その後、施設長は筆者らに向かって、こう話した 「Aさんに嫌な思いをさせてしまったことについては、力が及ばなかったと申し訳なく思っています。(団体の)自主事業で専門の人たちも入るので、費用はどうしてもかかってしまう。引きこもりの人たちの特性は知っているつもりだが、利用者に合っていたのかどうかとか、立場的には言われるままになってしまうので、本人の気持ちを汲んであげないといけない。そこにつなげるための入り口がサポステなのではないか。そう思われるのは嫌だと私たちも思っているのですけど。つい先走ってサポステ利用者の勧誘と受け取られる接し方をしたのかもしれない」 そして、Aさんの求めに応じて、個人情報も一部を返却。残りの情報を彼女の目の前でシュレッダーにかけた。 「切り捨て」「たらい回し」の声も 先入観ではねつける国の支援事業に疑問 Aさん以外にも、別のサポステの利用者から「通院歴や薬の有無などの個人情報を聞き出されたあげく、あなたは病気だから、ここではないと追い払われた」「対象にしているのは、社会復帰の可能性のある健全なひきこもり層だと言われた」など、就労につながりやすい人を「選別している」との情報提供が後を絶たない。救済を必要とする深刻な層や40歳以上の相談者に対し、「切り捨て」や「たらい回し」が行われているとの批判もある。 厚労省によると、昨年度のサポステの「新規登録者数」は4万3229人。「のべ来所者数」は63万9083人だった。 年度内の「進路決定者数」は1万9702人。そのうち、「就職」は1万6416人としている。 ただ、その内訳を聞くと、バイトも含めた「非正規」が1万2382人で、約75%を占める。「就職」と表記しているが、実態は「就労」だ。 追跡調査の有無を聞くと、今年度から各サポステで始めたという。 昨秋の行政事業レビューで「有効とは言い難い」と一旦、ゼロ査定の評価を受けた影響もあるのだろう。しかし、実際に利用している当事者にとって大事な評価軸は、「就職」数ではなく、「のべ来所者数」のほうではないのか。 では、サポステ事業者が運営している飲食店の無償就労を斡旋し、利用者からお金を徴収して働かせている行為について、厚労省も容認されているのか。倫理的にどうなのかと尋ねると、こう返事が来た。 「ご指摘の事案については引き続き事実確認を行うこととしていますが、いずれにしても各サポステにおいて、職場体験がその趣旨・目的に沿って適正に行われるよう今後も指導を行ってまいります」 また、サポステでの利用者の選別等については、 「ご指摘の“就労の遠そうな『ひきこもり層』は引き受けるな”との指示を出した事実はありません」 としたうえで、行政事業レビューの指摘を受け、今年度より、自治体が「単独で措置する事業によって、国が措置する事項と同じ支援が受けられる者」「生活困窮者自立促進支援モデル事業によって、サポステと重複する支援が受けられる者」に該当する場合については、支援の対象者としないことを要領に明記。他の支援機関でサポステと同様の支援が受けられる者については、当該支援機関へ誘導するよう指示しているという。 さらに、前年度から今年度にかけて、9ヵ所のサポステが入れ替わったことについて、更新の基準を尋ねると、こう答えた。 「サポステは毎年公募しており、提出された企画書の内容や前年度の事業実績などを企画選定委員会において総合的に審査し、選定しています。また、行政事業レビューでの指摘を踏まえ、サポステ事業との類似事業と重複があるか否かについても企画書をもって審査したところです」 厚労省は、サポステの対象者を「就労の意思はあるものの様々な課題を抱えている者」と規定する。ただ、意欲の有無を誰がどのように判断するのかの根拠もはっきりしない。 救いの手を求める人を先入観ではねつける国の支援事業とは何なのか。 傷ついた当事者が営利事業に誘導される実態を放置していたり、「進路決定者」数を指標に求めたりする余り、本人の気持ちやペースが置き去りにされているのだとしたら、新たなサポステ事業を設計から構築し直すしかない。 14 :名無しさん@0新周年@転載は禁止:2014/08/27(水) 20:13:19.22 ID:UtOC3hCr0 >>5 http://diamond.jp/articles/-/57935?display=b 第210回 2014.08.21(木) “60万円払って無給労働”が国の就労支援? ブラックすぎるサポステの信じられない実態 この記事の著者 60万円払って無給でホールスタッフに!? “ブラック以下”の実態に驚愕 そして、勧められたのは、「シルバーセンターが行っているゴミ拾いの手伝い」や「介護施設」、「被災地の飲食店」などでのボランティアだった。 仕事をしたいからと思って断ると、「なんで断るんですか?」と叱られたという。 空白期間が延びるにつれて、Aさんと家族との関係も悪化していく。当事者たちは、親からのプレッシャーを受け、自分の意思とは裏腹に追い詰められる。 そのうち、面談で勧められたのが、半年ほどの団体の有料プログラムだった。 >>02の21へつづく |