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http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20091014-OYT1T00729.htm?from=main5
恋人たちが南京錠を取り付けて愛を誓う神戸市中央区、諏訪山公園の「愛の鍵モニュメント」(高さ2・5メートル)で、南京錠をかけるための金属ワイヤ(直径8ミリ)が破損する被害が相次いでいる。
昨年11月にはワイヤが工具などで切断されているのが見つかり、修復されたが、今回は、少しでも高い所につけようと、カップルらが地面から数十センチにあるワイヤを足場にしたため、破損したとみられる。
モニュメントはドーム形で、鉄製フレームに112本のワイヤが張られている。市によると、今年に入り、フレームから引きちぎられるような被害が続き、市は切断面などから、人がワイヤの上に乗ったのが原因とみている。14日現在、6本が外れたまま。
ワイヤが切れると、かけられた南京錠は地面に散らばり、市が保管している。市の担当者は「抱きかかえたり、肩車したりしてくれたらいいのに」。恋人と南京錠を付けていた大阪市城東区の飲食店店長中島一行さん(32)は「誰よりも強い思いを込めようと、高い場所を選ぶのだろう。でもワイヤが切れたら、他のカップルの思いが台無しになる」と話していた。
元々、隣接する「ビーナスブリッジ」の手すりに南京錠を取り付けるのが流行したが、橋の補修に支障があり、市が2004年12月、専用のモニュメントを設置した。