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いくつか欠点が指摘されているが、「その先のビジョンが見えない」という指摘が
あちこちの項目で顔を出す。
たとえば雇用問題。
流動性の高い労働市場を整備し、衰退産業から成長産業への人の移動をスムーズに
おこなうべきであり、そのためには判例に頼らない解雇規制のルール化、年功序列
の見直しが必要だとする。
そして、民主党の雇用政策をなんべん読み返しても、
まったくその流れが見えてこないとも指摘する。
これはまったくその通りだ。マニフェストを文字通りに解釈するなら、
たぶん派遣から請負に変わって(5年前の流れを逆行するだけ)
最賃引き上げは「全国平均で千円」などとぐだぐだで終わりそうな気がする。
同様の指摘は、目玉の高速道路無料化についても見られる。
(以下、まったく同じ意見なので僕の言葉で書くが)
あんなものは「都会に住んでいる車嫌いの若者」から、地方の車ユーザーへの
所得移転だ。
さらにいえば、維持費や債務の償還に国債を投入するのなら、
それは将来世代へのツケ回しとなる。
まさに若者負担によるバラマキだ。
そもそも僕個人の意見でいうと、地方の人も別に高速を乗り回しているわけではない。
むしろ高齢世帯は滅多に乗らないはず。
と考えると、民主の目玉マニフェストは誰をターゲットにしているのかよくわからない。
竹中平蔵氏はインタビューで、民主にエールを送りつつも、そのスタンスに
疑問を呈する。
郵政民営化について、選挙中は反対し、敗北後は賛成に回り、そして今また
(国民新党と組むために新会社の株式売却反対といって)反対に回る。
中長期のビジョンがないのではないか、と…
実は、民主党というのは、自民以上に中まで玉虫色なのではないか。
短期では一つの政策が出せても中長期では意見の集約なんて無理だからビジョンが
欠落し、現時点でさえ意味の分からない政策が混じりこむ。
いずれにせよ、新政権に長期間の政権維持は難しそうだ。
もっともビジョンの無さは自民も負けてはいないので、となると
政界の再編劇は意外に早いのではないか。
http://blog.goo.ne.jp/jyoshige/e/b0e6bf51114c26f5237e211afd538307
これは全く そのとおりで
農村と道路と建設などの成長の見込みがない業界への分配はあっても
環境や飲食やサービスなどの成長性のある新産業への分配はゼロに等しい
いつのまにか 非正規 → 正社員 という意味でのセーフティネットも消えている
たとえば そのへんのコンビニの店員には 影響ゼロである。
都市無党派はどうすりゃいいんだ?