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http://www.asahi.com/national/update/0722/OSK200907220078.html
和歌山市で98年7月25日にあったカレー毒物混入事件で、今年5月に殺人罪などで死刑判決が確定した林真須美死刑囚(48)が22日、無罪を求めて和歌山地裁に再審請求をした。弁護側は会見で、無罪を証明する新証拠として、林死刑囚の次女(24)の証言などを書面で提出したことを明らかにした。 午前10時20分ごろ、安田好弘弁護団長や林死刑囚の夫の健治氏(64)ら計4人が地裁を訪れ、書類を提出した。安田弁護士は会見で「新証拠と合わせて、裁判所の判断が本当に正しいかどうか洗い直してもらいたい」、健治氏は「この裁判は八百長じゃないか。これから一生懸命がんばります」と述べた。 今回の請求では、保険金目的で健治氏にヒ素入りのくず湯を飲ませた殺人未遂事件についても無罪を主張した。 4人が死亡、63人が急性ヒ素中毒になったカレー事件について最高裁は今年4月21日、「林被告が犯人であることは合理的な疑いを差し挟む余地がない程度に証明されている」と結論付け、「無差別殺人を起こす動機がない」などとした弁護側の上告を棄却している。 -------------------------- 殺人未遂の被害者であるとされる真須美被告の夫は、えん罪であることを訴えている。 |