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ブラジル行き片道切符:“帰国支援事業”という名の“手切れ金”
http://www.youtube.com/view_play_list?p=2872CFBFFF409E6A
http://www.veoh.com/browse/videos/category/news/watch/v18792294qNFnbncf
失職の日系人に帰国支援、条件で波紋
http://s02.megalodon.jp/2009-0419-0807-55/news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4111398.html
再入国禁止は「排外的」在日ブラジル人の帰国旅費支援
http://www.asahi.com/national/update/0507/TKY200905070228.html
日系人失業者への帰国旅費支給に賛否の声
http://mytown.asahi.com/shizuoka/news.php?k_id=23000120904130001
Japan Pays Foreign Workers to Go Home
http://www.nytimes.com/2009/04/23/business/global/23immigrant.html
ブラジル行き片道切符:“帰国支援事業”という名の“手切れ金”
帰国したくても帰国する費用がない日系人に支援することは良いことだと思うが、
“タダほど怖いものはない”そのもののようだ。
つまり、帰国したら、“二度と再入国できない”ことと“取引”という訳だ。
低賃金の労働力がもっと欲しい時には、どうぞもっとお越し下さいと求め、
要らなくなったら、“出て行け”“二度と来るな”だ、そうだ。
余りにも露骨な排外主義だ。
いや、それは誤解だ。厚生労働省は、
「再度の入国は“当分の間”できない。
ニ度ととか排除するような趣旨のものではない」と述べているというのなら、
「日系人として再入国をしないと決意したこと」と明記している文書を
訂正するべきはずなのだが、訂正したとは私は聞いていない。
『帰国支援事業』を当の日系ブラジル人達は、“温情”とは受け止めていない。
日系ブラジル人31万人の内、『帰国支援事業』を利用したのは、
僅か2%にも満たないことに如実に現れている。
資本の論理は冷徹だ。
いや、正直だとも言える。
正直に資本の本音を語ってくれている。
「とことんまで弱くされた人は仕事があれば幸せ」
「モノなんですよ。人じゃないんです。
欲しい時に欲しい人間が欲しい数だけ来てくれればよい。
要らなくなったら要らない。
同じ品質のものを同じ数だけ同じ期間だけ欲しい」
自らが解雇した日系人を帰国させず繋ぎ止めようとしている。
失業給付を最大限活用し、それが切れれば、“ほんの少しだけ”仕事を与える。
“プール”しておきたいわけだ。
“必要な時に、必要なだけ”安価な労働力を提供する。
それは裏を返せば、
“必要なくなれば、いつでも好きな時に解雇できる”という、
資本にとって、これ程、“便利で”“有り難い”ものはない。