★阿修羅♪ > 社会問題7 > 324.html ★阿修羅♪ |
|
Tweet |
トカラ列島(十島村)だけではない限界集落で象徴される存続すら危ぶまれる僻地地方の疲弊を如何するのか各政党の見解を知りたいものだ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090719-00000001-mai-soci
国内では46年ぶりとなる皆既日食が22日に迫った。6分前後も見られる鹿児島県トカラ列島(十島村)の有人7島には、計約1100人の観測者が訪れる。村の人口の2倍弱で、各島も受け入れ準備を重ねてきた。各島への定期便は週2便の村営フェリー「としま」(約1300トン)だけ。限界集落となった島もある。日食を機に「島の現状を知ってほしい」と村関係者は期待する。【神崎真一】
17日深夜、鹿児島市の鹿児島港。「としま」にツアー第1陣42人や警察官、医療関係者らが乗り込んだ。
屋久島と奄美大島の間、南北約160キロに島々が連なる十島村は「日本一長い村」と呼ばれる。「としま」は週1回は宝島まで、もう1回は奄美大島の名瀬まで往復する。
今は「日食特需」にわいている。観測者受け入れ用の発電機、水タンクなどの資材は6月下旬からピストン輸送され、工事関係者の乗船も多く、満杯状態だった。6月の売り上げは平年比約1000万円増という。
だが、村航路対策室によると、特需も赤字を減らすだけだ。燃料高騰も響き、昨年の年間赤字額は約5億7000万円。1航海あたりでは約570万円の赤字となる。国と県の補助がないと成り立たない。港湾整備も財政難にあえいでいる。
「汽船も亦(また)、道路なり」。中之島には、こんな言葉が刻まれた記念碑がある。かつて、村長が旧大蔵省幹部をこう口説き落とし、船の新造予算を認めさせたとされる。
「フェリーは生活を支える『海の国道』。年5億の赤字も、国道維持費とみなせば、それほど過大な支出ではないはずだ」。福満征一郎副村長は訴える。