★阿修羅♪ > 社会問題7 > 285.html ★阿修羅♪ |
|
Tweet |
楽なログ : 「年長ニート」増加 は老人世代が悪い
09年版「青少年の現状と施策」(青少年白書)は、学校に行かず仕事も職業訓練もしない若者「ニート」が高い年齢層で増加傾向にあると指摘するが、ここには、学校に行きたくても金がなく、仕事したくても職がなく、職業訓練うけるにも金がかかる、という現実が先ずある。
雇用情勢の悪化が深刻で、5月の有効求人倍率が過去最悪を更新して0.44倍、失業率も過去最悪に迫る5.2%。TV東京の『WBS』でも、今後、正規社員のリストラが進むことや、昨年、失業して失業保険を受けていた失業者の給付がそろそろ切れ始める、ということを取り上げていた。
この不況下で求人がないのも当然だが、そこへ数字の誤魔化しとしか言いようがない操作がされている。ブラック企業と呼ばれる、労働基準法関係なくサビ残満載、営業ノルマが地獄、パワハラ地獄、狂信的精神論、マルチまがいに自爆を迫る、などの問題企業の「求人」がカウントされている。だから、まともな求人の応募には、何十倍、何百倍という倍率で殺到する。
こいう状況のため、書類を出しても面接にたどり着けるのがほんのわずか。そして正規社員での求人がままならないので、しょうがなくアルバイトをさがしても、年齢であっさりと断わられる。
そんな中だというのに、雇用創出の経済政策がお粗末だと言われているのは周知の通りだが、そこへもって、公的な、とりあえずの就職斡旋とか無料の職業訓練の相談などが、とんでもない実態なのだ。
ハローワークを定年退職した人が老人の暇つぶしをしているだけで給料をもらっている。就職や職業訓練の相談など、時代遅れな就職観とともに自分の若い頃の自慢話をするばかり。もちろんパソコンとかインターネットなんて解らない。無料配布の求人誌や折り込みチラシを目の前に放り出して、これを見ろと言うだけなのに「相談」とか「指導」の仕事をしたことにして、自分は税金から給与をもらっている。
また、身障者など事情を抱えた人の悩みを解決するどころか侮辱して嘲笑する始末。大学や大学院を出たけれど病気や怪我の後遺症で就労に苦労しているという人に向かって、その求人誌や折り込みチラシを突きつけて、「見方が解らなかったら教えてあげるよ」とニタニタしながら言った老人もいた。実際に相談したところ、貴重な時間の無駄なだけでなく、不愉快な態度と壮絶な加齢臭のダブルパンチで生き地獄だったと言う人は多い。役所に苦情が寄せられたら、それを聞いて「自分も」と同様の苦情がさらに寄せられた所もある。この種の告発は全国的である。
「経済成長戦略」などの大きなことを直ちに実行するのは困難だから、先ずはとりあえずの政策を誠実に実行するべきなのだが、真面目にやっていない。それはすべて老人たちの仕業である。政治家も老人が多いが、政治家だけではなく、今の日本の社会では全体的に老人たちが不真面目で、その被害を後の世代が受けているのだ。この状態でありながら、ニートと言われる人は働く気が有るのか無いなのか、などと主観的な分野をとやかく言っても無意味である。
http://ruhiginoue.exblog.jp/11442555/