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60歳といえば、まだ十分働ける年齢なのに、それから20年もブラブラして過ごすのは本人も不幸だ。定年退職で社会のゴミになる
http://www.asyura2.com/09/social7/msg/237.html
投稿者 TORA 日時 2009 年 6 月 14 日 16:45:25: GZSz.C7aK2zXo
 

株式日記と経済展望
http://www5.plala.or.jp/kabusiki/kabu193.htm
http://blog.goo.ne.jp/2005tora/
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60歳といえば、まだ十分働ける年齢なのに、それから20年もブラブラして
過ごすのは本人も不幸だ。サラリーマンは定年退職で社会のゴミになる。

2009年6月14日 日曜日

◆何もする事のない老人たち 6月13日 池田信夫
http://blog.goo.ne.jp/ikedanobuo/e/3ce56eaa5e8747c0aa136927c9b7e0df

きのうの記事で少し定年制についてふれたので、補足しておこう。私がサラリーマンをやめた一つの原因は、日本のサラリーマンのほとんどは年をとると何もすることがなくなるからだ。取締役(NHKでは理事)になるごく一部の人は超多忙になるが、それ以外は50過ぎると極端に暇になる。先週、内示されたNHKの人事異動では、私の同期の出世頭は東京のセンター長だが、あとはみんな地方の局長や関連団体の窓際ポストなどのノンワーキング・リッチだ。

マスコミ志望の学生は、NHKというと東京の放送センターでかっこいい仕事をすると思っているだろうが、ディレクター(PD)の勤務年数のほぼ半分が地方局、アナウンサーは5/6が地方勤務だ。特に50過ぎると地方から地方への転勤が多くなり、管理職の半分以上は単身赴任である。定年は60歳だが、このごろは関連団体の合理化で天下りポストが減り、東京の局長経験者以上しかポストはないようだ。それ以外の人は専門知識もないので再就職もできず、平均寿命の80歳まで何もすることがない。

アメリカなど定年制を年齢差別として禁止している国も多いが、日本では定年は廃止できない。年功賃金では、労働者は若いとき会社に貯金して年とってからそれを払い戻すので、Lazearが指摘したように、貯金(S)とその払い戻し(P)が等しくなったところ(60歳)で解雇する制度が定年なのだ。

60歳といえば、まだ十分働ける年齢なのに、それから20年もブラブラして過ごすのは本人も不幸だし、労働人口の減る日本経済にも損失だ。定年を廃止するためには、年功賃金を廃止して同一労働・同一賃金にし、生産性の低い労働者は年齢にかかわらず解雇できるようにするしかない。働ける老人を活用し、少子化社会に対応するためにも、雇用規制の緩和は重要なテーマである。


◆社内失業と窓際族 ベストショップ
http://www.bestshop.co.jp/1-sesou_2/34_syanaisitugyou.htm

ネット上のニュースで社内失業の事が話題になっていたので少々書いてみようかと思いますが、何でも一部の新聞社において夕刊が廃止され始めまして、その結果として当然の事ながら夕刊に掲載する分の記事は不要になりますし、なんだかんだと夕刊発行分の仕事が消滅致しまして、直ぐに人員を整理する訳にもいかないらしくて社内失業って恵まれた?失業者が発生してしまうとの事でした。

まあそう言えば昭和の時代までは色々な役職として部長とか次長とか課長係長などと並んで閑職って職場があってそこの長は閑職長なんて呼ばれてはおりませんでしたが、そーゆー人達をまとめて窓際族なんて呼ばれていたり致しましたが、私の記憶の限りではその閑職に飛ばされたからと言っても、退職に追い込まれるって感じじゃなかったですし飼い殺しなんて言葉までちゃんと有りましたから、今にして思えば閑職とか窓際族なんて言葉が普通に使われていた時代はのどかな時代だったのですよね。

それとね、今のような家族主義的な会社経営が消滅しつつある状態では、社内失業が現実に有ったとしてももう人員整理の為に退職までの第一歩のような感じで、明日から仕事は無いからね、まあその先はどうなるか想像がつくだろうから、ちゃんと再就職先の事でも考えておいたほうが良いよって感じだったと思いますが、昔は企業内の組織の新陳代謝によって自然と自ら半分社内失業状態になる人も多かったように思いますね。

つまりその昔は終身雇用がちゃんと約束されていましたから、定年退職まで余程のへまをしない限り身分が保証されていたのがその原因だと思いますが、40歳台まではもう滅私奉公のようにがむしゃらに働きまして、そこから徐々に仕事や権限を部下に対して委譲して行きまして、自ら望んで仕事を減らしていって、企業に勤務しながら高い給料を貰ってしかも暇、なんて状態を作り出しつつ定年退職するその日までを歩んでいくって、まあうらやましい感じも結構有ったのですよね。

そんな事を考えて居ますと世代が進むにつれて職場はドライになるし年金制度だってもう破綻寸前で沢山払っても、もしかしたら年を取ってから殆ど貰えない恐れだって強いのでありまして、世代間の勝ち組と負け組が鮮明に分かれる日本は、いったいつ舵の切り方を間違えてしまったのでしょうかね?

舵の取り方を間違えた張本人の人達はとっくにリタイヤして悠々自適の生活を送っている事と思いますけどね。

◆無能な二代目社長の問題 ベストショップ
http://www.bestshop.co.jp/1-sesou_2/03_nidaimesyatyou.htm

まず最初に書いておかなくてはいけないと思うのは、二代目社長の中にも立派な人物はいますが、まあ過半数は苦労しないで世襲制によって社長の座が転がり込んできたようで、本人はそれなりに苦労して能力もあるつもりだけど、実際には親の七光りだけしか取り柄がないような人物も中には居るので有りまして、創業社長から二代目社長に代替わりした途端に会社が傾いたなんて事も珍しく無いようですので、ここので二代目社長は無能な人が多いと言い切ってもあながち間違いでは無いと思いませんか?

ただ、二代目社長の場合ですとちょっとした上から目線での発言ですとか生意気な態度について、増幅されると言いますか二代目のボンボンって最初から世間や社内や取引先は表情には出しませんが殆どの人が二代目社長には、蔑んだ感情を持っていたりしますから、余計に二代目の苦労知らずのくせにって思われている所も多いのですよね。

しかしまぁ正真正銘のお墨付きを与えたい位の無能を絵に描いたような二代目社長も世の中には少なく無いと予想するのですが、それもそのはずで有りまして、そもそも経営者とか社長になって人の上に立って指導するとか導くって事は、やはり少なくとも平均的な日本人よりは人望があったり、能力が秀でていたりする必要が有るのでして、並の人間が簡単に人の上に立つ経営者になれる訳もないのでありまして、そう考えると無能な二代目社長が日本中に沢山存在するのは当たり前の話なのかもしれないですよね。

でね、可愛そうと言いますか問題なのは先代の社長の時代から勤めてきた従業員、番頭さんに手代に丁稚どんなので有りまして、二代目社長の中には親の威光を笠に着るのだか、親に与えられた地位と権力を振り回さないと損だとでも思っているのか、仕事が出来ない上に性格悪い経営者の下で急に働かなくてはいけなくなった人達でしょうね。

若いうちでしたら転職も出来るでしょうが、つぶしがきかない年齢になってから、自分の子供ほどの年回りの二代目社長の下で働かなくてはいけなくなって、しかもその新しい経営者は能力も無し、人望もない性格が悪い男なんて事になったら、転職も出来ないし全く自分の運命を呪ってしまうのでは無いでしょうかね。

とはいえ二代目社長本人も自分が望んでそういった星の下に生まれてきた訳もなく、選択の余地がないまま何時の間にか社長の椅子をあてがわれたって現実もまたありまして、物事は単純ではないのですよね。

(私のコメント)
池田信夫氏のブログでノンワーキングリッチの事について書いてあったのですが、NHKでは池田氏の同期が地方の局長や天下り団体の窓際族だそうだ。NHKほどの大企業なら傘下に天下り団体がたくさんあるのだろう。現在の日本が抱えている問題の根本には定年間際の働かないサラリーマン達の高い収入だ。

しかし50代では子供達も高校生や大学生で教育費に金のかかる年代であり、住宅ローンの支払いも残っている事だろう。だから年収が1000万円あったとしてもリッチな生活という実感はないだろう。しかし50代のサラリーマンや公務員達は、出世している管理職を除けば年収にあった仕事はしていない。

同期で出世競争に敗れたサラリーマンを窓際族といいますが、日本の会社は現在このような窓際族を大量に抱え込んでいる。この数年は団塊の世代が大量に定年退職していますが、再就職はどうしているのだろうか? 数年は嘱託で働ける会社もあるだろう。しかし今の会社で窓際族を大量に抱えたりできる会社は限られている。

アメリカのGMが先日倒産しましたが、日本もGMと同じ問題を抱えている。GMも日本も年金や医療保険の支払いで火の車になっている。年金も掛ける若い人よりも受け取る老人が増えてくれば負担が大変だ。歳をとれば病気がちになって健康保険の支払いも増える一方だ。

しかし定年となる60歳は昔と違って十分働ける年代だし、政治の世界では60歳では若手の部類だ。しかしサラリーマンが定年退職して再就職をするのは今では大変な事だろう。特別な技能でもあれば別ですがサラリーマンは窓際族ともなると仕事らしい仕事もせずに書類にハンコを押すのが仕事だ。定年まで現場の第一線で働かせればと思うのですが、年功序列制度では無理らしい。

その代わりに若い派遣社員を入れて低賃金で現場作業をさせている。そして景気が悪くなれば派遣社員をクビにして、働かない窓際族は安泰だ。役所も同じようなものであり働かない中高年の公務員がたくさんいる反面では、現場の若い人を非正規公務員で埋めている。しかしこのような体制は格差を生んで社会問題化していくだろう。

大量に発生するサラリーマンの定年退職者たちは何も出来ない社会のゴミ同然であり、年金と健康保険制度を食い荒らすシロアリのようなものだ。GMのように倒産してご破算にすればいいのでしょうが、60歳で仕事も出来ず年金だけが頼りではブラブラしているしかないだろう。それを防ぐには定年のない独立して出来る仕事に転進していくしかない。

私自身も銀行員を十数年していたが、サラリーマン生活に見切りをつけて不動産業に転進した。不動産業ならビルやアパートを管理するだけなので70歳80歳になっても出来る仕事だ。もちろんビルころがしや土地ころがしで儲けるつもりだったのですがバブル崩壊で開店休業になってしまった。

だから若いサラリーマンは5年か10年ぐらいで見切りをつけて金を貯めて独立して開業した方がいいのだろう。20代や30代なら失敗してもやり直しが効くが、60歳の定年退職では何をするにも遅すぎる。遅くても30代で独立して自営業を始めるべきだ。

確かにサラリーマンの方が生活は安定はするが、今のご時勢では会社も安泰ではないし、公務員もこれからは社会の風当たりもきつくなるだろう。池田氏のブログでも言っているように年功序列制度から同一労働同一賃金制度に切り替えていく必要があるだろう。しかし年功序列制度は儒教などのモラルが絡んで、若い管理職に年長の部下が指図されるという事に耐えられるだろうか?

有能な若手経営者なら問題はないのだろうが、二代目の無能な若社長に地位と権力を振り回されて会社がガタガタになる例はいくらでもある。政界でも年功序列制度は強固なものであり、有能な若手政治家でも当選回数の多い高齢の政治家によって、なかなか責任のある仕事につけさせてもらえていない現実がある。

アメリカのオバマ大統領は47歳ですが、日本で47歳の総理大臣は無理だろう。安倍晋三元総理は52歳の若さで首相になりましたが、世襲政治家のひ弱さが出て短命政権に終わってしまった。海千山千の年長のベテラン議員を統率するのは大変だし、社会風土から変えていかないと、どうしても年長者が「あいつは生意気だ」と摩擦を生じてしまう。

年功序列も平和で安定した社会なら機能するのでしょうが、変化の激しい国際的な競争社会では働かない窓際族が高給をもらい、働いて会社を支えている若い労働者が不安定な非正規労働で低賃金で働かされるという矛盾が出てきてしまう。ならば若い人はサラリーマンにはならずに実力が生かせる自営業を始めるべきだし、海外で一旗上げるのもいいだろう。

最近の海外では日本食がブームであり、海外で板前や調理師ならいくらでも仕事があるし、海外の日本料理店は韓国人や中国人のやっている店が多い。中国人や韓国人は海外志向が強くてその数も多いが、日本人の若者は日本に引き篭もって窓際族にこき使われている。だから若い人は団結して非正規労働でも同一労働同一賃金を要求していくべきなのだ。しかし選挙にも行かないくらいだから政治的活動は全くダメだ。

ネットなどでデモを呼びかけても若い人は集まらないし、政治的な活動を嫌がるのはなぜだろう? 会社でも組合活動に参加する若い人は少ない。派遣切りで何千人も失業者が出たのにデモを呼びかけているのは左翼系の活動家ばかりで、本人達はアパートに引き篭もってしまう。秋葉原で無差別殺人をした加藤は例外的なのでしょうが、団結することなくテロに走る。

60歳で定年退職したサラリーマンは、定年前はどんなに偉い管理職でも退職すれば一私人に過ぎなくなる。退職してみて何も出来ない自分に気がついてショックを受ける人も多いようだ。だから会社にいつまでも嘱託や天下りでしがみ付く。しがみ付かれた会社はGMのように倒産するしか身軽になれないから、窓際族や定年退職したサラリーマンは社会のシロアリのようなものだ。そのしわ寄せが若者に来る。それに耐えられない若者は自室に引き篭もって、これも社会のシロアリになって行く。


 

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