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メーデー:各地で集会 「安心して働きたい…」 状況一段と厳しく /宮城【毎日JP】
http://mainichi.jp/area/miyagi/news/20090502ddlk04040162000c.html
◇労働条件改善・雇用確保など、切実な思い訴える
80回目の「メーデー」を迎えた1日、県内でも連合宮城や県労連などの各労働組合が各地で集会を開き、労働条件の改善や雇用確保を訴えた。米国発の金融システム不安が地域経済に波及する形で、県内では大型倒産や工場の休業が相次ぐなど経済情勢が急激に悪化している。非正規労働者を取り巻く状況は一段と厳しく、宮城労働局の調査によると、昨年10月以降に県内で「雇い止め」にあった派遣や契約社員の数(4月17日現在)は135事業所で4928人に達した。集会に参加した労働者は「安心して働ける社会になってほしい」と切実な思いを語った。【比嘉洋、鈴木一也】
県労連は錦町公園(仙台市青葉区)で中央集会を開催し、約1700人(主催者発表)が参加。深刻な不況を反映し、憲法9条の改正や自衛隊の海外派遣などの安全保障の問題よりも、失業対策や最低賃金の引き上げなどの雇用問題をテーマにしたアピール活動が目立った。
昨年11月に結成し、多重債務問題の解決や路上生活者支援を行っている「反貧困みやぎネットワーク」は初参加し、代表の新里宏二弁護士は演壇で、「グローバル経済や新自由主義の下で労働法制の改悪が続いてきた。まず、雇用のセーフティーネットを守らなければならない」と訴えた。
今年2月に結成した若年者向けの労組「みやぎ青年ユニオン」も初参加。橋本秀人執行委員長は「見かけだけの景気対策ではなく、労働者の立場で労働者派遣法を改正しなければ、労働者を取り巻く状況は変わらない」と主張。さらに「今回は一人で困っている労働者がいたら『声をかけて』と呼びかけようと思って参加した」と語った。
一方、連合宮城は隣の勾当台公園で開催。約3000人(同)が参加し、郡和子衆院議員(比例東北)らも駆けつけた。
厚生労働省の調査によると、3月19日までに「雇い止め」にされた非正規労働者は全国で19万2061人。名古屋圏が特に深刻な状況だが、宮城も4751人で全国11位の多さで、労働者の苦境が浮き彫りになっている。