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若手研究者を支える「科学研究費」 1/3〜1/2削減反対署名のお願い
http://www.asyura2.com/09/senkyo75/msg/814.html
投稿者 どっちだ 日時 2009 年 12 月 10 日 13:33:36: Neh0eMBXBwlZk
 

事業仕分けで削減された項目の中で、不当不適切と思われるものは、12月予算編成の過程で復活させなければなりません。

OECD16か国中、日本の教育科学予算の対GDP比は最下位です。天下りの掠め取りを削減するのは当然ですが、末端に行き渡る予算については、最低でも現状維持しなければなりません。

この仕分け人のコメントは許しがたい。

☆「実社会から逃避して、大学に留まる人をいたずらに増やしてしまう側面も否定できない。」

☆「ポスドクの生活保護のようなシステムはやめるべき。本人にとっても不幸。(本来なら別の道があったはず)。」

日本の国力をそぐ事を任務とするエージェントの考え方でしょう。


MRICメルマガから転載
http://medg.jp/mt/

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 ▽ 若手研究者育成経費削減反対署名運動について ▽

  細田 満和子 ハーバード公衆衛生大学院、博士(社会学)

2009年12月10日 MRIC by 医療ガバナンス学会 http://medg.jp
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 民主党新政権の行政刷新会議「仕分け事業」は、各方面に大きな波紋を及ぼしており、該当する領域の人々を対抗運動へと駆り立てている。漢方健康保険除外に対しては、日本東洋医学会他4団体連合が反対署名活動を行って厚生労働大臣に提出し、科学技術予算削減に対しては、ノーベル賞受賞らが首相と会談して厳しい批判を行った。

 「仕分け」によって被害をこうむる人々が団結して抗議を行う姿が各分野で見られ、マスコミの報道をにぎわしている。このような状況の中で、あまり目立たないところではあるが、人文社会系の若手研究者たちも、今回の「仕分け」に対して憤りを表明し、反対行動を起こそうとしている。というのも、「仕分け」では、若手研究者支援事業を支える若手研究者育成経費(科学研究費若手S、A、B;特別研究員研究奨励費;学術振興会特別研究員支援)を1/3〜1/2に削減するという評価コメントが出されたのである。

 若手研究者支援事業は理系文系を問わない助成であるが、他にも様々なオプションのある理系とは異なり、文系にとってはほとんど唯一のボスドクの受け皿である。私事になって恐縮であるが、筆者もかつてこの事業の一環の学術振興会特別研究員として助成を受けたことがあり、非常に有益であった。

 ところが「仕分け」の評価者のコメントでは、削減の理由が以下のように書いてある。長くなるがあえて省略せずに抜粋したい。

「実社会から逃避して、大学に留まる人をいたずらに増やしてしまう側面も否定できない。」

「ポスドクの生活保護のようなシステムはやめるべき。本人にとっても不幸。(本来なら別の道があったはず)。」

 これらを看過できない暴言だと感じるのは私だけであろうか。「仕分け」の評価者は、明らかに「社会」の定義を浅薄に解釈しているし、研究者の仕事に対する事実誤認があると思われる。たしかに職に就いていない若手研究者は、生活保護をもらってもおかしくない月収で非常勤講師をしたり、塾でアルバイトをしてやっと生きている状況である。それでも意欲を持ち、学究に励んでいる。そして、そうした彼/彼女らのたった1割弱が、公募の厳しい競争下での審査の結果、研究費を得ているのである。こうした人たちが、やがて日本のアカデミズムを支えていっていると言っても過言ではないだろう。

 「仕分け」の結果この予算が1/3〜1/2に減されるということが発表された後、もう学問などやっていても仕方がない、死ねとう言うのか、という絶望的な声があがったという。また、多くの野心的で優秀な若手研究者たちは、たとえ職に就いていたとしても、日本に明るい未来を見いだせないとして、日本を離れることを考えるようになったという。やがては社会に利益をもたらす人たちに投資しないでつぶしていくとは、日本には、いったいどんな未来があるのかと危惧する人たちも多い。

 このような中で、人文社会系の若手研究者、自らが中心になって若手研究者育成経費削減に反対する署名活動を開始した。下記に示すのが、彼/彼女らの署名に関するお願いの文章である。あまり表立っては目立たない人文社会系研究者、その中でも最も立場の弱いポスドクではあるが、日本の将来にとって貴重な知的財産である。多くの人にこの現状を知っていただき、「仕分け」が見直されることを期待したい。


======下記、転送大歓迎==============

★★【緊急】署名に関するお願い

すでに各種報道などを通じてご存知の方も多いと思いますが、11月13日に行われた事業仕分けにおいて若手研究者育成に関する予算が1/3〜1/2削減されるとの評価がなされました。

そこで、わたしたち(京都大学大学院文化人類学若手研究者有志)は、上記の評価が人文・社会学分野存亡の危機をはらんだ、暴力的かつ不適切な判断であると考え、

?抗議活動として関係機関に「要望書」を送付するとともに
http://www.anth.jinkan.kyoto-u.ac.jp/yobosho.htm

?「署名活動」を行うことにいたしました。
http://www.anth.jinkan.kyoto-u.ac.jp/shomeisho.htm

??の内容をご確認の上、もしそれにご賛同いただけるなら、ぜひとも下記のアドレスへ「氏名・所属・分野」、あるいは「氏名・職業/所属」のご署名をお願い申し上げる次第です。
(若手研究者や院生に限らず、関心を持っている方なら「どなたでも」署名していただいて構いません。

◆人社「若手研究者」として署名して下さる方はこちらへ(本要望書の当事者となる方)
wakatevoice2009@gmail.com

◆その他「サポーター」として署名して下さる方はこちらへ
supportvoice2009@gmail.com

皆様の署名は、個人情報として厳正に管理するとともに、今回の件が終了次第、適切に処理させていただくことをお約束いたします。

また、当署名活動に関して何かコメントがございましたら、以下のアドレスにご送付ください
(但し、個々のご質問や疑問に対してこちらから返答を差しあげることは、時間の都合もあり出来かねます。ご了承くださいますよう、お願い申し上げます)。

◆「署名活動」に対するコメント
wakatecomment2009@gmail.com

なお、署名の締め切りは、12月10日(木)いっぱいまでとさせていただきます。署名が集まり次第、要望書に添えて、政府関連組織へ提出する考えでおります。

◆ 郵送での署名送付を希望される方は、こちらの署名簿をご利用ください(1頁12名署名可)

 *「若手研究者用署名簿(PDF)」
http://www.anth.jinkan.kyoto-u.ac.jp/wakateshomei.pdf
 *「サポーター用署名簿(PDF)」
http://www.anth.jinkan.kyoto-u.ac.jp/supportshomei.pdf

・上記署名簿は、本メールのリンク先?要望書?署名活動のお願い
をプリントアウトされたものと合わせてご利用かつご協力いただければ幸いです。

*郵送宛先(12/9必着): 〒606−8501 京都市左京区吉田本町
     京都大学人文科学研究所 若手研究者有志事務担当 井家晴子


最後に、当署名活動は、人文・社会科学全体を対象としているものです。
以上のメール内容は、すべて転載歓迎です。皆様からの関連諸学会・団体等への呼びかけを通して、より多くの方々のご署名が寄せられることを切に望んでおります。


京都大学文化人類学分野若手研究者有志

========上記転送大歓迎============

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今回の記事は転送歓迎します。その際にはMRICの記事である旨ご紹介いただけましたら幸いです。

MRIC by 医療ガバナンス学会
http://medg.jp
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コメント
 
01. 2009年12月10日 15:53:53
大学(院)が企業の下請け研究機関と堕落しており折角認可された予算も結局は企業の食い物にされている現状を変えなければならない。特に工学関連では酷いもの。
それだけ研究者のレベルが低すぎるということです。 

02. 2009年12月10日 16:42:05

科学研究費の配分が密室に近いところで決定されている事も問題でしょう。

審査過程も公開が必要です。
学会ボスが科研費がさっともって行ってしまい、必要なところに回らなくなっている。

でも、差し当たり、現場が窒息死しないようにする必要はある。マズイ点は急いで改善するにしても、それを待っていては現場が死んでしまいます。


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