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記者の目:ぶれ続ける首相の発言=古賀攻(政治部)【毎日JP】
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投稿者 地には平和を 日時 2009 年 12 月 06 日 19:30:43: inzCOfyMQ6IpM
 

記者の目:ぶれ続ける首相の発言=古賀攻(政治部)【毎日JP】
http://mainichi.jp/select/opinion/eye/news/20091202k0000m070126000c.html

鳩山由紀夫首相の発言が一向に安定しない。

言葉がぶれるのは麻生太郎前首相も同様だったが、両者の印象はかなり異なる。

麻生氏が強がりや側近への迎合で一貫しなかったと思われるのに対し、鳩山語の締まりのなさは国民への過度の「甘え」に由来しているように見えるからだ。

日米関係で最大のトゲになってしまった米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題にまつわる首相発言の振幅は尋常ではない。

移設先の候補になっているのは、同県名護市のキャンプ・シュワブ沿岸部だ。

鳩山内閣発足後の10月13日、仲井真弘多(なかいまひろかず)同県知事が代替施設の沖合移動を条件に県内移設を容認したことから、ボールは鳩山政権に投げられた。

鳩山氏は10月16日、自らの決断時期について、来年1月に名護市長選、同11月に沖縄県知事選が予定されていることから「その中間くらい」と語った。

ところが、これが波紋を呼ぶと「私は別に名護市長選の後でと言っているつもりはない」(10月23日)とあっさり前言を翻し、11月14日には再び「名護市長選の結果で見定める」に変わった。

普天間を含む在日米軍基地の再編を包括的に定めた06年の日米政府間合意についても、11月13日の日米首脳会談後に「重く受け止めている」と述べたかと思うと、翌日には「日米合意が前提だったら閣僚級作業部会を作る必要はない」と合意にとらわれない立場を強調したりする。

外務官僚の一人は「ワシントンの対日外交筋が『鳩山は信用できない』と言い始めた。

米政府の日本サークルは小さいから、こうした印象がオバマ政権全体の対日観になりやすい」と嘆く。

決して誇張ではないだろう。

沖縄の基地負担をいかに軽減させるか。

この歴史的な課題について鳩山氏が善意の人であることを私は疑っていない。

鳩山氏が「最低でも県外移設を」と衆院選中に訴えたことも、沖縄の戦後史を考えれば心情として共感する。

しかし、一国のトップリーダーとなった鳩山氏が同じ言葉を口にする時は、現実的な対案と周到な戦略が必要だ。

国外移設の余地があるのか。

県外だと候補地はどこか。

この点で政府内の誰に聞いても、鳩山氏が代替の候補地探しに努力してきたという情報には接したことがない。

目の前にあるのは、岡田克也外相や北沢俊美防衛相が認めるように「県外移設は極めて困難」という現実だ。

ところが、鳩山氏は「何とかしたい」というナイーブな願望だけで、沖縄県民の期待感を無責任に高めているのではないか。

だとしたら政治家として危険なアプローチである。

当の鳩山氏は左右に振れる心境を平然と、かつ軽々しく語る。

その理由を考えると、国民の支持で政権交代を実現した自分が沖縄県民の気持ちを代弁しているのだから、たとえ結果を伴わなくとも許してくれるはずだと、一方的に決め付けているとしか思えない。

私はそこに政治指導者としての自覚を欠いた、鳩山氏特有の「甘え」を感じる。

名護市民の声を聞いてから、という発想は一見民主的なようではある。

だが、名護は97年に海上ヘリポート案が浮上して以来、住民投票や3回の市長選ですでに散々市民を二分する争いに巻き込まれてきた。

人口6万人の小さな街に、極めて高度な政治判断を再び強いる残酷さを鳩山氏は理解していない。

国民への甘えは、官房機密費の扱いにおいても同様だ。

「そんなのあるんですか」と当初とぼけていた平野博文官房長官は「私をご信頼いただきたい」の一言で使途の説明を拒んでいる。

鳩山氏は所信表明演説で「行政内部の密約や省庁間の覚書も明らかにしていく」と約束したのに、「官房長官に委ねている」と自らは動こうとしない。

外務省から首相官邸への機密費上納システム(年間20億円)が発覚した01年春、私は鳩山氏に近い民主党議員に頼まれて、20〜30人の議員に機密費の実態を話したことがある。

その場に平野氏がいたかどうかは記憶にないが、公金の使途解明に熱心だった当時の民主党と現在との落差はあまりに大きい。

事業仕分けでも「来年もやるのはおかしな話」と今年限りのように言っておきながら、しばらくすると「来年もやる価値はある」と変わる鳩山氏。

国民は「政権の生みの親」だからその母性に見守られている、という意識なくして、これだけ言葉の管理を緩くできるものだろうか。

今年7月に死去した土居健郎(たけお)氏は、日本独自の「甘え」という概念を未成熟なものと否定的にはとらえず、日本社会を貫くキーワードとして再評価した(「『甘え』の構造」)。

ただ、このとらえ方は為政者と国民との関係にはそぐわない。

政治的な甘えは無責任の裏返しであり、いずれ政権不信を生み出す温床になっていくことを、鳩山氏は厳しく認識すべきだ。

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関西写協:協会賞に毎日新聞の「鳩山代表に『追い風』」

毎日新聞 2009年12月2日 0時04分

【地には平和を】坊ちゃんには無理だったんだね。ヤメロヤメロヤメロ!ヤメちまえ!鳩山よ。取り合えず菅直人にチェンジだ。普天間基地の無条件撤去をアメリカに要求しろ!共産党のように。  

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コメント
 
01 2009 年 12 月 06 日 20:25:01
邦夫も相当ひどいもの。
子供の時に切手買いで懐かしいからとかの理由で、文化的に何の価値もない機能的ビルにすぎない中央郵便局のフロント保存をごり押しして東京駅前の風景を暗く開けないものにしてるんだから。
郵政民営反対だからからんでる、とすっきり言ったほうがまだましなのにそれもできない卑怯者。

02 2009 年 12 月 07 日 08:54:45
>坊ちゃんには無理だったんだね。ヤメロヤメロヤメロ!ヤメちまえ!鳩山よ。
 取り合えず菅直人にチェンジだ。

その通り。鳩山首相の短期間のブレ発言はひどすぎる。
リーダーシップもまったくなし。
やっているのは、夜遊びと外遊だけ。
儲かっている企業の社長と勘違いしているのではないか。


>普天間基地の無条件撤去をアメリカに要求しろ!共産党のように。

これはおかしいだろう。
アメリカは約束を履行する。日本も約束を履行する。それだけの話だ。
ブレまくっている鳩山を引きずり降ろせ!
岡田がんばれ!!


 


03. 2009年12月08日 00:38:22
ブレているのではなくて、打たれ強いのさ。日米の狭間にあっての、中間管理職ってなものさ。こんな軋轢の原因は、親米自民党の置き土産だろうが。

             新潟市の農業者



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