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12月5日20時52分配信 毎日新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091205-00000073-mai-pol
岡田克也外相は5日、沖縄県名護市で地元選出の民主党衆院議員の集会に出席し、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設問題で「県外移設は時間がかかり難しい。普天間飛行場を固定化していいのか」と強調した。集会後の記者会見では従来主張していた米軍嘉手納基地(同県嘉手納町など)への統合案について「もともと難しい」と指摘。キャンプ・シュワブ沿岸部(同県名護市辺野古)へ移設する現行計画を容認する姿勢を示唆した。
外相は会見で「日米合意が実現できないと信頼関係が維持できるのか強い危機感を持っている」とも述べた。
集会では「米国は在沖縄海兵隊のグアム移転は、辺野古への移転が実現して初めて実現するという論理だ」と述べ、現行計画が実現しない限り、米国はグアム移転や普天間飛行場返還には応じないと説明。一方、出席者によると集会に参加した住民からは辺野古への移設に賛成する意見はなく「民主党は選挙で県外・国外と言ったのに失望した」と詰め寄る人もおり、外相は釈明に追われた。
来年1月の名護市長選に民主党などからの推薦で出馬を表明している稲嶺進氏(64)も出席し「辺野古に基地を造らないと言ってほしい」と迫った。
外相は、結論越年に伴い、政府内でも県外移設案が浮上していることを懸念したとみられる。しかし、沖縄では県外移設への期待感が高まっており、今後の政府方針の行方にも影響しそうだ。
また、鳩山由紀夫首相は5日、首相公邸で北沢俊美防衛相と会談し、普天間問題をめぐって協議した。会談後首相は記者団に対し、「時間的問題も含めて、幅広く検討しなければいけない。日米関係は大事だから、そのことも含めて話をした」と説明した。
【野口武則、三森輝久、井本義親】