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株式日記と経済展望
http://www5.plala.or.jp/kabusiki/kabu205.htm
http://blog.goo.ne.jp/2005tora/
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肝炎関連法案の採決を見れば判る様に、極めて自民党には不利な
映像を流されてしまい結果国民からの反感だけが集まる事になる。
2009年12月4日 金曜日
◆624 :闇の声:2009/12/03(木) 16:02:29 ID:T63keHGI 2ちゃんねる
http://namidame.2ch.net/test/read.cgi/seiji/1259235434/600-700
いろいろな意味で鳩山政権はピンチを乗り越えたが、それは表向きであるし
本当の意味でこれからがきつくなるだろう。
と言うのも、今までは政権交代後の混乱だと位置付けられたが、予算を作るにあたり
本質的なこの内閣の力量が問われるからだ。
また、外交関係に於いても対米関係をどうするのかと言う難問が残っている。
何よりも、働いてもどうにもならないと言う無力感をどう克服させるのか、金満首相の
常識が問われる事になるだろう。
環境は景気刺激策にはならない・・・これは常識だそうだが、鳩山はそれを覆そうとしている。
第三の道と書かれた方がおられたが、鳩山の目指しているのは未常識経済と言うか・・・かつてそれを
唱えて大規模な詐欺事件を起こしたのがいたが、環境と介護など福祉は産業振興になると言う
かつてない経済形態である。
言い換えれば、手に汗して働いた事のない連中が政治にも進歩的な知識人にも集まっていて
それが日本本来の産業構造を軽視している。
これは極めて危険な事であり、例えばアニメやゲーム産業が日本を助けるかの如く
言っているのと同じ事だ。
もっと言えば、IT産業が産業の柱には成り得ず、むしろ労働者の流動化を促進し派遣を
よりやり易くさせた事を意味している・・・IT長者が自分だけ巨額の給料をせしめているのと
同じ事である。
◆メディアに流れる金が日に日に細っていて、同時に世論調査も恣意的になりつつある。
何を意味するかと言えば、スポンサーがある程度望んだ数字を出さなければ金が流れてこない。
特に製造業からのスポンサードが丸っきり駄目で、これは本格的に製造業叩きの番組が出来てしまう
危険性がある・・・言い換えれば、手に汗して働く製造業回帰が望ましいと思っている
例えば自分の周囲からすればメディアの言う事を受け入れ難くなる。
これは鳩山政権にはかなり有利に働くだろう。
と言うのも、今回の仕分けでも判った様にメディア出身者が政治の中心で動く図式が
完全に確立されたからだ。
どんな博士でも、博識を誇ろうとも権力者が選んだメディア人には逆らう事は出来ない。
かつてのナチスがゲッペルスの宣伝工作で大衆煽動をした様に、鳩山内閣はこれ以上無いほどの
善政を行うんだとの刷り込みがこれから為される事になる。
今回の仕分けで、民主党は仕分けのどの言葉に民衆が反応し支持率を上げたか・・・
そのソフト的なスキルを得ている。
これは民主党が大衆に向かって何をどう喋れば良いのか、ベストチョイス出来る
事を意味し、その叩く相手は自公政権下で勢力を誇示していた連中である。
言い換えれば、予算執行を止めてそれっきりに何日も放置しながら、その予算を決めた
自公政権をひたすら叩けば民衆は納得するんだとのスキルを得たと言うことだ。
◆だから、これからの世論調査の数字はある意味予定した数字を出す為に
示威的な聞き方をした結果・・・出鱈目な数字ではないが、数字は予定されていて
その為に聞き方を操作した結果の数字だ。
選択肢を限るか、誤った選択肢を選べば困った事になります的な事前の刷り込みを
十分行った上での質問になる。
だから当分民主党に不利な数字は出てこない。
しかも、肝炎関連法案の採決を見れば判る様に、極めて自民党には不利な映像を流されてしまい
結果国民からの反感だけが集まる事になる。
これほどまでにやられては公明ー創価学会も堪らないから自然自民からは離れていくだろう。
自民党を待ち受けているのは、下らない寄席芸人に弄繰り回される政策通達であり
メディア・・・特にテレビでまともに喋らせて貰えない現実だ。
すでにその位悪意を込めて映像を創っても構わないと言う無言の合意が出来ている。
これは仕分け作業でも見受けられた事なのだが、庶民が望んでいるのは公開処刑であり
決して真摯な専門的な議論ではないのだ。
だから、藤井がボケた事を言おうがそれは取るに足らない事であり、それ以上の
悪辣な事実が芸人達の手によって白日の下に晒され嘲りの対象になると言う事だ。
◆今日本を襲っているのは、単なる不景気ではなく、労働意欲のどうしようもない低下と
あと生活意欲の喪失と日常化した現実逃避現象だ。
つまり目の前の現実は自分とは関係ない事として全てを切り離して考えたいと言う願望の裏付けであり
その結果思考さえ停止してしまう・・・それも集団がそうなってしまう現象が見られるだろう。
これが農業に人を投下してもすぐに離農してしまう結果に繋がり遊民化と言うか・・・
定着した生活基盤さえ持ち得ない若者が世の中に大量に放出される事に繋がると思われる。
この現象は予想以上の速さと深刻さを伴い、深刻な社会崩壊を引き起こすだろう。
小さな犯罪に常に備える事が求められ、その結果個々の生活を外部との接触を出来るだけ
遮って送る事になる・・・つまり、本質的な城壁都市と言うか、金持ちは要塞に閉じこもり
社会全体に貢献する機会など持ち得ない・・・社会的な創造性の喪失になっていくだろう。
本来日本再生の為には、コミュニティの再構築が必要だと述べてきたが
自公政権も民主党政権もそのコミュニティ再構築と社会モラルの再評価には悉く
無関心だ・・・それだけ今の政治家とは選民であり一般人とは異なるんだとの
概念に執着していると言う事だろう。
その象徴が今の首相じゃないか・・・彼を見ていればそれが良くわかる。
(私のコメント)
臨時国会も今日で終わりますが、自民党の劣化ぶりをあらためて国民の前にさらけ出してしまった。予算委員会の質疑にしても生温いものであり野党慣れしていないものだった。自民党員の多くが野党経験が無く予算審議でも鋭い追及が出来ない。追及しようにも政策に疎いから勉強不足を晒してしまう。終いには当選したばかりの小泉進次郎まで質問に立たせる始末だ。中堅議員は何をしていたのだろう。
自民党政権時代は、外交と防衛はアメリカ任せであり内政は官僚まかせで、国会審議も官僚たちに答案原稿を書かせていた。これでは自民党の先生方は勉強もしないでも務まる。政策通といわれる議員もテレビなどの前では官僚の書いた原稿を読んでいるだけなのだ。
それに対して今回の予算委員会の審議でも民主党の各大臣は自分の言葉で答えていた。長年野党で質問に立つには相当な書類に目を通して勉強しなければならないから政策通になりますが、答える与党の自民党議員は官僚の書いた答弁書を読むだけだった。終いには答弁書の漢字を読み間違えるような総理大臣が出てきて、国民は失望感に陥ってしまった。
しかし民主党も対米関係をどうするのか? 景気対策をどうするのかという難問が待ち受けている。自民党が政権政党であればアメリカ政府は日本を思いのままに操る事ができましたが、民主党政権では少し様子が違うようだ。自民党議員は政策に疎くても勤まるから世襲議員が多くなり利権の確保が第一の仕事になった。
自民党の議員は族議員になることで官僚と一体化して予算を分捕っては特殊法人を作り、官僚に天下り先を作ってあげて予算を分け合ってきた。だから行財政改革といっても泥棒に追い銭であり予算のカットなど出来ない政権だった。自民党政権では予算も官僚に丸投げしてきた。それが今回の事業仕分けで浮き彫りにされた。
財務省にしても予算をカットするには政治判断が必要なのですが、自民党では族議員が各省の官僚と一緒になって予算を分捕ってきた。だから予算規模は膨らむ一方でしたが、特殊法人の基金にはかなりのカネが貯められている様だ。だから事業仕分けでは民主党の仕分け人の鋭い追及に国民は拍手喝采した。
国民は求めているのは闇の声氏が言うように公開処刑だ。好ましい事ではないが、天下り官僚たちは特殊法人や財団法人を作りたいだけ作り天下りポストを増やしてきた。天下れば1600万円の年収がもらえるのだから天下り天国だ。まさに国会議員と官僚は特権階級を形成してきた。その反面では若者たちがワーキングプア化して無気力になってきた。
まさに今回の政権交代は「無血の平成維新」なのでしょうが、革命の後には人民裁判が開かれるようなものだ。自民党は郵政問題でも分裂の火種を抱えていたから国会の議決にも応じられずに審議拒否に出た。しかし民主党は肝炎関連法案などを議決したのに自民党議員は全員欠席した。生活関連法案にも欠席するとは自民党は機能不全に陥っており、公明党は呆れ返って国会に出ることにしたようだ。
自民党が末期症状になっているのは、テレビで山本一太とか大村秀章とかいったバカ議員が自民党のイメージダウンになっている事に気がつかないことだ。しかし他に若い議員ではめぼしい議員がおらず、選挙で大敗しても改革に乗り出す若手議員は河野太郎ぐらいだった。まさに自民党は世襲議員だらけになって政策を議論できる人材がいないのだ。
いま若者は生活基盤を持たない無気力と無能力化したフリーターが増殖している。たとえ職についても直ぐに辞めてしまう。このまま続けば社会崩壊につながりかねないのですが、まさに革命前夜のような状況が生まれつつあった。しかし民主党政権がそれを食い止めることが出来るだろうか? 小泉内閣では若者にムチを叩く事で活性化させようと派遣社員の自由化を広げた。しかし不況が来て首になれば宿無しになって流民化する。
フリーター化したり引き篭もりになった若者は今の所は両親が見ているが、両親がいなくなったらどうなののだろうか? 健康保険も年金も払っていない彼らはダンボールの中ではかない一生を終わるのだろうか。それに対して特権階級化した国会議員や官僚たちは別世界のことのように考えている。年1600万円も貰っていれば官僚たちも実態が分かるわけがない。
鳩山政権が上手く舵取りが出来なければ、鳩山政権はロシア革命のケレンスキー政権かワイマール政権のようになるだろう。より過激な政権が出来てスターリンかヒトラーのような男に希望を託すようになるかもしれない。長く続くデフレ経済では日銀も我関せずで動こうとはしない。ナチスドイツは国家社会主義でデフレを吹き飛ばしましたが、戦争にまで暴走してしまった。流民化した若者達が政治結社を作って暴力的手段で政治に復讐をする時が来るかもしれない。