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2009/12/02(水)
[政治(民主党政権)] みんなの党はどこまで膨らむのか
薬害エイズ訴訟で有名になった無所属の川田龍平議員が、きのう(1日)付で「みんなの党」に入党した。衆院議員しかいなかった同党は、参院にも議席を得て、国会議員が6人。来夏の参院選では、東京など3人区の選挙区で候補者を立てる。すでに、神奈川では、8月の横浜市長選で破れた元外資系証券役員の公認を決定。比例では10人以上の擁立を目指すが、意外と大化けするという見方が増えてきた。
「今夏の衆院選では、自民VS民主の戦いに埋没するとみられたみんなの党が、全国で300万票以上獲得したのは、
@自民はイヤだけど、民主もたいしたことないと判断した保守層、
A自民VS民主という既成政党同士の戦いに飽きた無党派層、
と見ていいでしょう」(政治ジャーナリスト・鈴木哲夫氏)
明大教授の井田正道氏(計量政治学)が東京都民660人を対象に行なったインターネット投票では、民主党に投票した人の6割が選挙戦前半までに投票先を決めていたのに対し、みんなの党に投票した人は、その8割が選挙戦後半になってから投票先を決めていた。態度を決めかねていた人が、投票ギリギリになって、「第3の選択肢」があることに気づき、ドッと流れたのだろう。
4年後には自民党を超える!?
みんなの党はこれからさらに規模拡大するのか?
川田入党の会見で、渡辺喜美代表はこう言った。
「我々はアジェンダ(課題=霞ヶ関改革を指す)で集まった政党。その下に結集するという条件で折り合えば拡大していくことはウエルカムですよ」
前出の鈴木哲夫氏はこうみる。
「渡辺さんは、参院選では今ぐらいの勢力のまま、そこそこ勝てばいいと思っている。むしろ、みんなの党が目指すところは、次の衆院選に向け『保守勢力』が再結集するための“触媒”です」
ベテラン政治部記者はこう言う。
「自民党が来年の参院選も惨敗したら、『これ以上、イメージの悪い自民党にいたら自分も危ない』と、離党を考える中堅・若手が増える。その新党とみんなの党が合併する。与党ずれした民主党に対して、“改革”を揚げれば、50人から100人規模に膨らむ可能性はあります。もちろん肥大化した民主党の分裂の受け皿にもなり得るから将来有望ですよ」
みんなの党が今後の政治再編のキャスチングボードを握っている。
(日刊ゲンダイ 2009/12/02 掲載)
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◆「お門違いも甚だしい」 民主・平田氏が川田氏に不快感 (09/12/02 産経ニュース)
自民党よりは、健全な野党ではありますが…
◆流行語大賞「政権交代」、表彰式に子ども店長、草食男子も (⇒09/12/02 朝日新聞)
■新語・流行語トップテン(かっこ内は受賞者。敬称略)
1、政権交代(首相・鳩山由紀夫)=大賞
2,こども店長(俳優・加藤清史郎〈せいしろう〉)
3、事業仕分け(行政刷新会議と事業仕分け作業チーム)
4,新型インフルエンザ(厚生労働省医系技官・木村盛世)
5、草食男子(タレント・小池徹平、コラムニスト・深沢真紀)
6,脱官僚(衆院議員・渡辺喜美)
7、派遣切り(派遣ユニオン書記長・関根秀一郎)
8、ファストファッション(モデル・益若(ますわか)つばさ)
9、ぼやき(元プロ野球楽天監督・野村克也)
10、歴女(れきじょ)(モデル・杏(あん))
政権交代を流行に終わらせないように。