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陳情処理「公約」が基準=小沢氏主導、仕分けに異議も−民主
民主党は2日、党に寄せられた陳情に優先順位を付ける「陳情判定会議」の初会合を国会内で開いた。小沢一郎幹事長を中心に先の衆院選で掲げたマニフェスト(政権公約)に照らして内容を査定し、優先度が高いと判断した要望について2010年度予算案に反映させるよう政府に申し入れることを決めた。
会合には小沢氏と14人の副幹事長が出席。席上、同氏は「業界団体の要望は利害が絡むので政治判断が必要だ」と述べ、国民目線での査定を指示した。
民主党には2日までに、整備新幹線や高速道路に関する要望など300件超の陳情が届いている。各省庁を担当する副幹事長は、これらの中から「重点項目」を絞り込み、9日の次回会合で小沢氏の判断を仰ぐ。
会合では、査定に当たり、行政刷新会議の「事業仕分け」で縮減や廃止の判定を受けた事業も例外とせず、「復活」を求めることもあり得ることを確認。また、重点項目に認定された陳情については、小沢氏自ら首相官邸に申し入れることも検討する。
(2009/12/02-20:40)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2009120200964