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(回答先: 市民アンケート【空母艦載機部隊の岩国移駐と愛宕山の米軍住宅化に反対する人】(井原勝介ー草と風のノートー) 投稿者 クマのプーさん 日時 2009 年 11 月 30 日 11:14:16)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091129-00000000-kana-l14
「米軍再編見直し方針」に期待と困惑/厚木艦載機移転の岩国
11月29日10時0分配信 カナロコ
米海軍厚木基地(大和、綾瀬市)からの米空母艦載機の米海兵隊岩国基地(山口県岩国市)移転計画で民意を二分した岩国市。「パッケージ」としてまとめられた米軍再編を負担増が見込まれる現場を通して検証するため、山口県岩国市に入り基地問題の現状を取材した。鳩山政権が再編見直しを掲げる中、移転反対派が見直しを期待する一方で、容認派は「苦渋の受け入れがご破算になるぐらいなら、移転反対への方針転換も辞さない」と、新政権をけん制している。
■従来手法に反感
「詐欺に遭ったようなもの」。同市牛野谷町の広兼隆充さん(72)は、山口県や前政権の対応に悔しさをにじませる。
広兼さんは、同町を含む愛宕山地域に所有していた土地を「愛宕山地域開発事業」を進める県に売却した地権者の一人。事業では団地建設を予定していたが需要不足で中止に。250億円規模の赤字が見込まれる中、移駐する米軍人が暮らす住宅の「有力候補地」として防衛省が買い取る姿勢を示すが、「米軍住宅になる可能性があると知っていたら売らなかった」と反感は強い。
情報や説明の不足に不満を抱いてきたのは、戦闘攻撃機の騒音解消などを求める岩国爆音訴訟原告団の津田利明団長も同じだ。「従来の政権は艦載機移駐に関する説明をきちんとしなかった。新政権は住民の声を聞いて基地被害をなくす努力をして」と切望する。
■「パンドラの箱」
榛葉賀津也防衛副大臣は今月16日に綾瀬、岩国の両市を訪問した。艦載機移転計画に新政権の目が向きつつあるが、そうした動きに岩国の受け入れ容認派は困惑を隠さない。2008年の市長選で、移転に反対する井原勝介前市長を破った福田良彦市長は、榛葉副大臣に「政府の方針が決まらない現状は市民の混乱を招く」と主張した。
容認派にとっては、日米間の合意として国が示した計画を苦渋の思いで受け入れたものの、わずか4年足らずで逆方向に向かう可能性が出たことになる。桑原敏幸岩国市議会議長は「国がゼロベースで見直すならば、今度は賛成するか分からない」。岩国商工会議所の長野壽会頭は、「パッケージである再編計画で1カ所を見直せば、他地域にも影響が出る。パンドラの箱を開けるような話だ」と厳しい目を向ける。
■押し付け脱却を
2009年度に岩国市へ交付された基地交付金は約15億円。今年2月に就任1年間の成果を問われた福田市長は、井原前市長が艦載機移転計画に反対したことから凍結された新庁舎補助金の獲得や、再編交付金を財源とする小学生以下医療費無料化などを挙げた。地方都市にとって交付金の存在は決して軽くない。
しかし、自ら補助金凍結という“ムチ”を経験した井原前市長は「主権は国民にある。民意なくして外交も国防もなく、国の専権事項だから物を言うなというのはとんでもない」と批判。「新政権ならば、岩国、沖縄、神奈川の住民に情報を公開し、丁寧に説明することができるはず」と、閉塞(へいそく)状況の打開に期待を寄せている。
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