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TBSラジオ・荒川強啓デイキャッチ(2009年11月27日(金))での宮台真司氏の話を一部書き起こしました。
音声は来週月曜日の夕方頃までであれば下記URLで聴くことができます。当該部分は36:15あたりからです。
http://www.tbs.co.jp/954/voice/954.asx
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荒川:今回の前半後半の仕分け作業を見ていて、宮台さんはどういう感想をお持ちですか?
宮台:まずいろんな問題や瑕疵(かし)があったのは事実ですけれども、ここでも以前申し上げましたように、これはみなさんにイメージや枠組みの変換を迫るものなんですね。もっと言えば、僕たちは税金を払っているわけだけれども、自分たちの税金の使い道をチェックをして、憤激したり賛成したりすることは今までなかったでしょ。今回メディアを通じて、それが初めて可能になったんですね。
行政棚卸しというか事業仕分けの実務を指導している「構想日本」という団体がありますけれどもね。幹部の方々を僕はみなさん知ってますけれども、非常に重要なことをおっしゃるんですよ。これは、結果を見るのではなくて、むしろ事業仕分けの現場が、例えばネットで中継されていますよね。あるいは録画で見ることができます。それを見ることによって、「ああそうか、今までそうだったのか」ということをまず知ること、「これからどうしていかなければいけないか」ということを実感することが、実は大切なことなんです。実際今回本当に時間が限られていたので仕分けが妥当かどうかについては疑問があるにしても、どこぞの新聞みたいに「だから事業仕分けはダメだ」みたいに言うような言い方はデタラメなんですね。むしろそれには今回は目をつぶるんです。はっきり申し上げて。そうではなくて、むしろわれわれの発想が変わることの方を重要視するべきなんですね。それをぜひ間違えないでおいていただきたいと思いますね。
荒川:それと二言目には「霞が関、霞が関」という形で報道されますけれども、僕がもうひとつこの方は正論だなと思ったのは、「要は虎ノ門だよ。もっと言うと虎ノ門が実はいろんな天下りだったり、向こうから指令が来てたり、霞が関につんつんしたりなんかしてるんだよと。そこを見忘れちゃいけないよ。」と言われたことです。
宮台:順番ですね。基本的にはね。物事を二正面作戦的に闘いますと負けますので、基本的に順番にやっていくということですよ。その意味で言えば、面白いですね、今日最後に大蔵省というか財務省の話が出てきましたけれどもね。今のところまだシンボルの政治ということで、本体に食い込むほどのパワーを民主党は持っていないということが事実なんですよ。それもしょうがない。今言ってもだめでね。それはやっぱり、来年、再来年、そしてその次の年という風にだんだん政治の側がパワーをつけていく。あるいはそれをチェックするわれわれの側が力をつけることの方が、さらに大事なんですね。
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[関連]
荒川強啓 デイ・キャッチ!
http://www.tbs.co.jp/radio/dc/
マル激トーク・オン・ディマンド 第225回(2005年07月15日) 国は半分の予算で運営できる ゲスト:加藤秀樹氏 (構想日本代表)
http://www.videonews.com/on-demand/0221221230/000626.php
副島隆彦の学問道場(植草さんのメッセージなど)
http://www.asyura2.com/09/senkyo69/msg/1013.html
これから述べる 改革方針 (日本改造プログラム)は、佐藤勝(さとうまさる)氏と、私が意見が一致したことなのだが、以下のとおりとなる。「まず、財務省には、まだ急いで手をつけない。今、急に、財務省の主計官たちや、主税局に手を出す{改革を断行する)と、国家予算の執行(=これが政治・行政の中心部分)に、支障をきたすので大変なことになる。政権に打撃を与える。
だから、すぐには財務省には手を出さない。新設される国家戦略局(こっかせんりゃくきょく)の管理下に、財務省も置くべきだが、手順としては、後回しにする。